漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

「困ったな、足が長くて太れない」

2022年06月04日 | テレビ 映画 演芸

「お父さんもハンサムだが息子も男前」と云うのは、
世間にいくらも居るようで、現実にはそうでない場合が多いものだ。

遺伝と云うのは、
目は似ているが鼻は似てないとか云う事があったりして、

バランスよく似ると云うのは案外に難しいらしい。

例えば香川照之さん、

お父さんは一世を風靡した歌舞伎役者の三代目市川猿之助だし、
お母さんも宝塚の娘役トップで女優の浜木綿子さん。

処が御本人は、
東大出の秀才でお母さん似ながらも、ご面相の方は水もしたたる男前とはチョと言い難い。

しかし世の中良くしたもので、
御両親ゆずりの演劇の才能はしっかりと受け継ぎ、

独特の個性と演技力を発揮、
テレビに舞台にと大暴れ、いまや誰知らぬ者のないほどの御活躍。

更に面白いのは、
この香川さんの御子息、歌舞伎役者の市川団子(だんこ)さん、

まだ十代ながら、
その男前ぶりで人気も高く、将来の歌舞伎界を背負って立つとの評判も。

その団子さんと並び称されるのが、
歌舞伎界の名門高麗屋のまだ十代の御曹司・市川染五郎さん。

こちらは、お父さんの松本幸四郎さんも男前で、
「お父さんもハンサムだが息子も男前」と云う稀有な血統を受け継ぐ。

最近ではNHKの大河ドラマ、
「鎌倉殿の13人」にチョコチョコッと出て、

その「端正な顔立ちやたたずまいから」
SNS上で「美しすぎる」と評判になっているのだそうな。

その染五郎さんの目下の悩みは、
「足が長い事とあまり太れない体質」だとか。

なんでも歌舞伎役者の基本は腰を落とした姿勢なのだが、
「腰から下が長いと、しっかり落としているつもりでも落ちているように見えない」

また、ある程度おなかがあった方が
腰が落ちてるように見えるので、「思うように太れないのもコンプレックス」だそうな。

 


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