漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

中国の正義

2014年07月25日 | 事件

またまた中国の食品問題、
今度は、期限切れの肉を使っていたとかで、

従業員の「食べても死にはしないよ」と云うせりふはかなり衝撃的でした。

しかし、この映像を流したのは中国のテレビ局、
「中国のテレビマンも、さすが許せないと思ったんだろうなぁ」、

などと、素直に受け取れないヘソ曲がりの私としては、

共産党独裁政権の許認可を受ける立場の中国のテレビ局が、
こんな映像を流すからには、

何か裏があるのかな、・・・

ナンテネ、思ってましたら、今日はこんな報道がありました。

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期限切れ鶏肉問題 
中国メディア、責任は外資系企業にあると非難


中国の食品加工会社が期限切れの鶏肉を使っていた問題で、
中国の国営メディアは、
問題の会社がアメリカ企業の子会社であることを強調し、
外資系企業の品質管理にこそ問題があると、責任転嫁ともいえる主張を展開した。

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まぁ、中国人のプライドとして、
自国民の衛生観念が低いとは認めたくないでしょうから、

こういう理屈を言いたくなる気持ちは分かるんですけれどもね。

でも、この会社、アメリカ資本が入っていたんですね、

と、なると、
愛国主義で国家に従順なテレビ局としては、

初めから「外資を狙い撃ち」したのかな、・・・なんてね、

邪推してしまいますよね。

もう、みなさんお忘れしょうけれども、
むかし、まだ中国が貧しかったころ、

毛沢東の逝去の後の権力闘争に勝った小平が、
経済開放に打って出た。

その時、日本のトラックが、
彼の国の希望により、援助付きで輸出されたことがありました。

処が、当時、
世界中で品質を賞賛されていた日本のトラックが、

アノ国の内陸部で次々と立ち往生、
あるいはエンストして動かない、と云う事態が頻発したことがありました。

このとき、現地で、
「日本人は中国をバカにして、不良品ばかりを輸出してくる」と、騒動になり、

両国の関係が緊迫したことがありました。

処が、慌てて自動車メーカーの技術者が駆けつけてみると、

その原因は、

中国の泥沼のような劣悪な道路環境と、
修理・運転技術の未熟さゆえのトラブルと原因は分かりましたが、

きょうのニュースを読んで、
わたしゃなんだか、あのときのことを思い出しましたよ。







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