またまた中国の食品問題、
今度は、期限切れの肉を使っていたとかで、
従業員の「食べても死にはしないよ」と云うせりふはかなり衝撃的でした。
しかし、この映像を流したのは中国のテレビ局、
「中国のテレビマンも、さすが許せないと思ったんだろうなぁ」、
などと、素直に受け取れないヘソ曲がりの私としては、
共産党独裁政権の許認可を受ける立場の中国のテレビ局が、
こんな映像を流すからには、
何か裏があるのかな、・・・
ナンテネ、思ってましたら、今日はこんな報道がありました。
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期限切れ鶏肉問題
中国メディア、責任は外資系企業にあると非難
中国の食品加工会社が期限切れの鶏肉を使っていた問題で、
中国の国営メディアは、
問題の会社がアメリカ企業の子会社であることを強調し、
外資系企業の品質管理にこそ問題があると、責任転嫁ともいえる主張を展開した。
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まぁ、中国人のプライドとして、
自国民の衛生観念が低いとは認めたくないでしょうから、
こういう理屈を言いたくなる気持ちは分かるんですけれどもね。
でも、この会社、アメリカ資本が入っていたんですね、
と、なると、
愛国主義で国家に従順なテレビ局としては、
初めから「外資を狙い撃ち」したのかな、・・・なんてね、
邪推してしまいますよね。
もう、みなさんお忘れしょうけれども、
むかし、まだ中国が貧しかったころ、
毛沢東の逝去の後の権力闘争に勝った小平が、
経済開放に打って出た。
その時、日本のトラックが、
彼の国の希望により、援助付きで輸出されたことがありました。
処が、当時、
世界中で品質を賞賛されていた日本のトラックが、
アノ国の内陸部で次々と立ち往生、
あるいはエンストして動かない、と云う事態が頻発したことがありました。
このとき、現地で、
「日本人は中国をバカにして、不良品ばかりを輸出してくる」と、騒動になり、
両国の関係が緊迫したことがありました。
処が、慌てて自動車メーカーの技術者が駆けつけてみると、
その原因は、
中国の泥沼のような劣悪な道路環境と、
修理・運転技術の未熟さゆえのトラブルと原因は分かりましたが、
きょうのニュースを読んで、
わたしゃなんだか、あのときのことを思い出しましたよ。