漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

つきづきし

2014年07月26日 | 言葉遊び

むかし、年配の人から、
「うん、つきづきしい身なりだね」、と言われて、

さて、誉められてるのか、
批判されてるのか分からず、とまどったことがあります。

ふつう、日常会話にはあまり出てこない言葉、
でも、漢字に直すと、なんとなく分かるんですね、コレが。

  ~~~~~~~~~~~~~


【付き付きし】.つきづき

いかにもぴったりしていてふさわしい。
似合っている。

  ~~~~~~~~~~~~~~


同じように、漢字であれば分かるのに、と云う言葉に、

「うがった見かた」と云うい言い方があります。

「うがった」を漢字で書くと、「穿った」。

穿は穿孔のセンで、
これは、穴をあけたり掘ったりすることですから、

「うがった見かた」は、深く掘り下げた見方のこと、

金田一少年や杉下右京刑事のような推理も「うがっている」と言える分けです。

もうひとつ、
「にやけ」

これは、現在使う、
ニヤニヤするという意味のほかに、

「派手に着飾ったり、媚びをうる」意味もあって、
もともとはこちらが本家。

漢字で書くと、「若気」、
正確には「にゃけ」で、男どうしの同性愛相手、若衆をさす。

江戸時代には、普通に使われた言葉だそうで、
そのものズバリ、「肛門をさす隠語」と書いた辞書もあります。

まぁ、「穿つ」も「若気」も、
漢字で書いては、

意味はなんとなく分かるけど、
「よめな~い」なんて若い娘には言われるかな。






コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。