漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

「成人式」は一生に一度の「ハロウィン」

2018年01月09日 | せけんばなし
きのうは「成人の日」だっんだですね、
わたしゃもう関係ないから、忘れてたんだけど、

お昼のこんなニュースを見てそれを知った。

「貸衣装業者不明、被害の新成人に同業者ら急遽対応」

記事によれば、
契約した店は“もぬけのカラ”だったそうで、

被害の新成人らは、
「よりによってこんな日に」とその無責任さに怒り心頭。

一生に一度の「成人式に出られない」と泣き出す娘さんもいたそうな。

ま、それに義憤を感じた同業者が、
緊急に対応してくれ、無事に出席で来た娘さんもいたそうな。

ただし、今朝の新聞見たら、
成人式に出られななかった被害者も多かったそうで、

新聞も「怒って」ます。

しかしなんですね、
私のようなヘソ曲がりから見ると、

「晴れ着の着物が無きゃ成人式に出られない」、と云う感覚の方が異常に思える。

成人式と云うのは、
大人になったことを祝う行事で、ファッションショーではない。

着飾った「盛装」である必要は無く、
キチンとした「正装」であれば、それでいいはず。

そう思っていれば、
「振袖が無いから成人式に出られない」と泣き出すはずはないのでしてね。

タノシミにしてたろう、
当の娘さんはともかくとして、

テレビや新聞までが、それを煽るかのように、
「成人式には盛装」と決めつけた報道をしているのがケシカラン、

・・・などと思った次第。

でもなんですね、
成人式もハロウィンと一緒、と思えば、

腹も立たないんでしょうけどね。

そう云えば、
近ごろの成人式では、

ド派手な「花魁姿の娘さん」とか、
傾いた衣装の「暴走族風青年」も多いそうですが、

ありゃきっと、
「日本版ハロウィン」のノリなんだろね。





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