５０回忌法要・・・・感謝・感謝

３月１５日（土）、午前９時３０分より北勢町のご門徒宅で５０回忌法要が勤められました。お仏壇の荘厳も、浄土真宗本願寺派の作法通りに完璧な荘厳です。非の打ち所がありません。仏花も、松を芯にした奥さんの心を込めた手作りの素晴らしい仏花です。写真は、全て携帯にて撮影。

さて、三部経の読誦（どくじゅ）が始まりました。自坊のご門徒さんは、多数が三部経を拝読されます。住職とご門徒さんの事実上の連経が自坊の年忌法要なのです。途中、気がついたことがありました。いつもよりかなり拝読しやすいのです。何故だろうかと頭を捻っていましたが、休憩時に答えがでました。それが、下の写真。

お判りでしょうか？お仏壇右上のライトの光なのです。自坊のご門徒広しと言えども、このような照明器具が設置してあるのは初めての経験。

これは有難い事。感謝・感謝・感謝です。普通、仏間の照明は中央の蛍光灯の照明のみ。これが自分の体の影になり手元は結構暗いのです。喜んだ住職は、「この５０回忌法要のために設置されたのですか」と質問。ご門徒は、「いやいやそうではありません。日常の朝夕の勤行で私自身が暗く感じていましたから設置したのです。」との話。考えてみれば、日常的にお勤めをされていなければ決して思いつく事ではないのです。このようなご門徒がおられる事を嬉しく誇らしく思う事です。