昨日(7月22日)は、午前9時から「弥陀たのみ(初参式)」。北勢町のご門徒の子供たち3人です。「弥陀たのみ(初参式)」は、初めて阿弥陀様との仏縁を結ぶ大切なもの。私達の地方では、「初参式」とは呼ばずに「弥陀だのみ」と呼ばれてきました。恐らく、この表現は「御文書」にて蓮如上人が、盛んにお使いになられた「阿弥陀様をたのむ・たのめ」というお言葉から来ているのでは思います。宗学(本願寺派の伝統的な教学の事)では、「たのむ」というお言葉を、「阿弥陀様の方から願われている私であるから、それにお答えして念仏申す表現であると解釈しています」が、どうもこれ一般的には理解不可能。そうではなくて、「やはり子供の将来が幸せであるように、また阿弥陀様この子たちをよろしくお願いします」との意味で「弥陀だのみ」という表現になったと思います。他力解釈か自力解釈の違いともうせましょう。でも、親として子供たちの幸せを願わずにはおれない訳ですから、私は「弥陀だのみ」という言葉は「初参式」という言葉より相応しいと思っています。
昨日の「弥陀だのみ(初参式)」、4年前に50歳という若さで亡くなったお婆ちゃんのお孫さん達です。熱心なご門徒さんであった彼女の座られる場所はいつも決まっていました。お祝いの言葉のなかで、「お婆ちゃんが恋しくなったら、ここに来て座りなさい」とふれた事です。とにかく、一家総出の「弥陀だのみ(初参式)」でありました。そして、来年の4月14日のお稚児さんには、ご親戚も含めて5名の子供たち参加してくれます。あり難い事です。

さて、光宗寺さんの永代経法要のお取次ぎも2日目です。2日目も、50名以上のお参りです。2日間で、約130名以上の方がお参りされたのではないでしょうか?本当に凄い事です。2日目のお話は、親鸞聖人のご一生を描いた『ご絵伝』でいう「信行二座」・「信心争論」という有名、かつ極めて大切な場面。熱心にご聴聞されていました。私なりに一生懸命のお取次ぎでしたが、どこまでご理解いただいたのか不安があります。法話が終了し、門徒総代さんとしばしの懇談。その席で、門徒総代さんから、「ご講師、今日のお話は、空(から)念仏と本当の念仏の話と違うのか。ここらの地方では、昔からとなえるだけの念仏を空念仏と表現してきた。」とのお話。「なるほど。そういう言い方があったのだ。」とこちらが教えられた事です。
さて、光宗寺さんの内陣南余間には昨日から気になる物がお供えされていました。白い棒状のものです。
写真・・白い棒状のもには、皆さんがお供えになったお仏飯米でした。

私のお寺でも、昔は永代経にはお米が当然のようにお仏飯米としてあがりました。しかし、今は志(こころざし)にかわりお米は少なくなりました。このお仏飯米を、門徒総代さんが、法要終了後に詰めなおしておられるのです。

「どうされるのか」とお聞きしましたら、「これは福島見の南相馬に支援米として送るために準備しているのです」とのお話。色々と教えられる事ばかりのお取次ぎとなりました。
尚、このブログの訪問者が108000人(正確には、108074人)を超えていました。いつも訪問していただき有難うございます。
昨日の「弥陀だのみ(初参式)」、4年前に50歳という若さで亡くなったお婆ちゃんのお孫さん達です。熱心なご門徒さんであった彼女の座られる場所はいつも決まっていました。お祝いの言葉のなかで、「お婆ちゃんが恋しくなったら、ここに来て座りなさい」とふれた事です。とにかく、一家総出の「弥陀だのみ(初参式)」でありました。そして、来年の4月14日のお稚児さんには、ご親戚も含めて5名の子供たち参加してくれます。あり難い事です。

さて、光宗寺さんの永代経法要のお取次ぎも2日目です。2日目も、50名以上のお参りです。2日間で、約130名以上の方がお参りされたのではないでしょうか?本当に凄い事です。2日目のお話は、親鸞聖人のご一生を描いた『ご絵伝』でいう「信行二座」・「信心争論」という有名、かつ極めて大切な場面。熱心にご聴聞されていました。私なりに一生懸命のお取次ぎでしたが、どこまでご理解いただいたのか不安があります。法話が終了し、門徒総代さんとしばしの懇談。その席で、門徒総代さんから、「ご講師、今日のお話は、空(から)念仏と本当の念仏の話と違うのか。ここらの地方では、昔からとなえるだけの念仏を空念仏と表現してきた。」とのお話。「なるほど。そういう言い方があったのだ。」とこちらが教えられた事です。
さて、光宗寺さんの内陣南余間には昨日から気になる物がお供えされていました。白い棒状のものです。
写真・・白い棒状のもには、皆さんがお供えになったお仏飯米でした。

私のお寺でも、昔は永代経にはお米が当然のようにお仏飯米としてあがりました。しかし、今は志(こころざし)にかわりお米は少なくなりました。このお仏飯米を、門徒総代さんが、法要終了後に詰めなおしておられるのです。

「どうされるのか」とお聞きしましたら、「これは福島見の南相馬に支援米として送るために準備しているのです」とのお話。色々と教えられる事ばかりのお取次ぎとなりました。
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