比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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武州・小川町をブラブラ・・・享保年間につくられた古民家の吉田家を尋ねる

2016-05-01 | 古民家の風景
GW・・・遠出は渋滞に巻き込まれるだけ。久しぶりに熊谷市万吉(まげち)のハム工場の工場直売に。
帰りにブラブラ・・・国道140号線を寄居方面に。道の駅「かわもと」JA野菜直売所に寄りキャベツ、レタスなど購入。
秩父のほうに物見遊山しようと思っていたが道路渋滞で帰ることにする。どこかでランチしよう。
寄居から国道254号線を小川町方面へ。
JR八高線竹沢駅近くで古民家吉田家住宅を見ていくことに。

埼玉県比企郡小川町勝呂(すぐろ)・・・道標に沿って進むと国指定の重要文化財建造物「吉田家」。ハイキング姿の人が多い。このあたり比企丘陵の低中山の山歩きのメッカです。

個人住宅です。入館料は「寄付箱」に気持ちだけ。

玄関を入ると通し土間。広間と奥は二間・・・三間広間型。奥の間の上に二階座敷あり。土間はオ勝手、紙漉きの作業場、ウマヤ。

茅葺、入母屋、二階部分あり。

板敷広間の囲炉裏。ダイドコロ、居間。

曲がった梁・・・日本の大工の匠の技。

前座敷十二畳、奥座敷十畳。

建物の規模は桁行(間口)21.5m、梁間(奥行)10.5m、10間半×5間半ぐらいか。

※古民家として小さくはないが豪農という感じではない。
1984年調査のとき柱に貼り付けてあった棟札が発見され「享保六丑歳霜月吉祥日・・・」とあり祈祷札であることがわかりました。
1721年建造・・・実年代のわかる県内最古の古民家だそうです。1989年国の重要文化財建造物に指定。
1996年~1999年、国庫補助事業として全面解体修理工事。

このあたりを通りかかったらぜひ寄ってみてください。
1721年・・・享保6年・・・江戸時代中期八代将軍徳川吉宗の時代です(享保の改革で思い出しました)。

山深い静かなところです。庭からウグイスの声が聞こえてきました。
土間にはお茶を飲む場所もあります。座敷に上がったり二階に上がるのも自由です。
こんなところでのんびり座ってしばし思考を停止すれば、先人の歩いた道が見えてきます。




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1 コメント

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古民家 (こきおばさん)
2016-05-02 07:08:30
こんなに大きくなくても、昔は皆、こんなつくりの家でしたね。囲炉裏端で祖父から昔話を聞いたことを思い出しています。
いい時期に良い場所に行かれましたね。
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