比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
写真、文章のリンク自由。

漫画「はだしのゲン」・・・閲覧制限・・・どうしてだろう

2013-08-29 | 語り継ぐ責任 ひろしま ナガサキ
松江市の小・中学校の図書館所蔵の漫画「はだしのゲン」の閲覧を制限するるようとの要請が市の教育委員会より各学校に昨年の12月に出されていたことが新聞、テレビで報道されていました。はて、いまどき、日本で普通に出版されて、普通の本屋さんなどで売られていて、普通の人たちが読んでいる本を、教育委員会でこれはイエローカードとかレッドカードとかいうことがあるなんて・・・はじめて知りました。日本が戦争に負ける前の時代、これは危険思想だと体制側が決めた本は持つこと自体が犯罪で見つかれば特高警察に拘引されたそうですが、今はそんな時代ではありません。中国ではむかし「焚書坑儒」といって朝廷に逆らう思想家を弾圧し、その書を没収して焼き払いました。

はだしのゲン」のどんなところが悪いのだろうと思いましたが、漫画なんて読むのは馬鹿だといわれた時代に育ったわたしは「はだしのゲン」は大体のあらましは知っていますが読んだことがありません。

どんな内容が閲覧制限にあたるのだろうと調べてみました。









教育委員会の判断基準にしたのは・・・この表現でしょうか・・・
わたしにはこの行為が本当であるかねつ造であるか検証する資料はありません。
ただ斬首については当時の新聞の紙面に報道されていたのは見た覚えがあります。

これを読んだ人がどう考えるか・・・こんなことをしていたのか・・・こんなことをするはずがない・・・人は考えることから判断がはじまります。
教育とは人を刷込みにするものではなく考える力を与えるものではないでしょうか。

松江市の教育委員会の閲覧制限要請は8月26日、撤回されました。


はだしのゲン」の作者・・・中沢啓治(1939~2012年)
1945年8月6日、原爆投下地点の約1㎞西の広島市入舟町の神崎国民学校(現小学校)1年生のとき被爆、知り合いのおばさんに呼び止められて建物の陰にいて熱線を浴びなかったという。父、姉、弟は死亡、母子家庭で育つ。中卒後、看板屋さんに就職、仕事をしながら好きな絵を独学で学び、やがて上京、漫画家に。1966年、母の死で広島に帰郷、火葬の際に母の骨がボロボロになっていてお骨が残らなかったことに衝撃を受け、それまで語ることのなかった原爆の恐ろしさをテーマに漫画を描くようになったいう。

はだしのゲン」(1973~1974年 集英社「少年ジャンプ」連載)は、自らの被爆体験をもとにした、原爆廃絶をこの国の未来を作っていく少年たちに訴えるメッセージ。

こんどジックリ読んでみよう。



最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2022-12-28 23:13:54
そもそも、三光作戦やら、南京○○○やら、なぜ中国が言った事を鵜呑みした描写を書いたのかが分から無い…共産党なり、朝日新聞に金を貰う為に、こんな物を書いたのかその定が分かる漫画です。

コメントを投稿