【口に蜜あり、腹に剣あり】
読んだだけで大体意味まで予想できそうな言葉ですが・・・。
意味・・・
口では相手が喜ぶようなうまいことをいいながら、内心は陰険で悪意を
抱いていることです。
中国、唐の玄宗に仕え、宰相として権力をふるった李林甫(り・りんぼ)
という人がいました。陰で人を疑ったり、嫌ったり、中傷していても、
顔色や言葉にあらわさず、周りにそれを悟られることがないように振舞っ
ていました。しかし、玄宗の信頼を受けた自分の門下でない者には最初
親密にし、地位が自分に迫り始めた時には陰謀で失脚させました。これは、
決して逃れられるものはなかったといわれています。
この事から「口に蜜あり腹に剣あり」(『資治通鑑』)といわれたのです。
同じような意味の言葉として
口に甘きは腹に害あり/笑中に刀あり/真綿に針を包む/
等があります。
”外柔内剛”という言葉があります。これは”外見は穏やかでやさしそう
だが、心の中は何事にも左右されない強い意志をもっていること”でいい
意味に使われます。“口に蜜あり、腹に剣あり”をこの“外柔内剛“の意味
で使うのは誤りなので注意しないといけませんね。
どの時代、どんな世の中になっても人間は権力にあこがれ、その力を
誇示したいものなのでしょうか。”口に蜜あり、腹に剣あり”とても
恐ろしいことであり、世の中ではよくあることでもあり、人間社会は
本当に複雑でややこしいものですね。 できれば言葉も腹も裏表のない
人間になりたいものです。
読んだだけで大体意味まで予想できそうな言葉ですが・・・。
意味・・・
口では相手が喜ぶようなうまいことをいいながら、内心は陰険で悪意を
抱いていることです。
中国、唐の玄宗に仕え、宰相として権力をふるった李林甫(り・りんぼ)
という人がいました。陰で人を疑ったり、嫌ったり、中傷していても、
顔色や言葉にあらわさず、周りにそれを悟られることがないように振舞っ
ていました。しかし、玄宗の信頼を受けた自分の門下でない者には最初
親密にし、地位が自分に迫り始めた時には陰謀で失脚させました。これは、
決して逃れられるものはなかったといわれています。
この事から「口に蜜あり腹に剣あり」(『資治通鑑』)といわれたのです。
同じような意味の言葉として
口に甘きは腹に害あり/笑中に刀あり/真綿に針を包む/
等があります。
”外柔内剛”という言葉があります。これは”外見は穏やかでやさしそう
だが、心の中は何事にも左右されない強い意志をもっていること”でいい
意味に使われます。“口に蜜あり、腹に剣あり”をこの“外柔内剛“の意味
で使うのは誤りなので注意しないといけませんね。
どの時代、どんな世の中になっても人間は権力にあこがれ、その力を
誇示したいものなのでしょうか。”口に蜜あり、腹に剣あり”とても
恐ろしいことであり、世の中ではよくあることでもあり、人間社会は
本当に複雑でややこしいものですね。 できれば言葉も腹も裏表のない
人間になりたいものです。