【歯顔大笑】

歯を見せて大きく笑おう!

15.【超有名な入れ歯】

2010-04-19 | 
【超有名な入れ歯】


みなさんもよくご存じのアメリカ合衆国 初代大統領ジョージ・
ワシントン。名前は聞いた事があるけど、どんな人かわからない
と思われ方は、1ドル紙幣に載っている人と言えばわかりやすい
かもしれませんね。 歴史的な偉業はまた別のところで調べて
いただくとして、ここでは少し “超有名な入れ歯”のお話を
させていただきます。

ワシントンは若いころより歯の問題を抱えていて、22歳で最初の
永久歯を失っています。その後も抜け続け大統領就任時(50歳
後半)には残りは1本になっていました。そのため、多くの義歯
を所有していたようですが、今もそのいくつかが残っています。
一般的には木製だったと言われているようですが、実際は”いろ
いろな材料”からできていたものありました。

総義歯はカバや象の牙を削って作られ、金のバネでおさえられて
いました。カバの牙でできたプレート(床)に本当の人の歯や、
馬やロバの歯なども混ぜて埋め込んでいました。

ワシントンは歯や入れ歯の問題でいつも痛みを抱えていたため、
アヘンチンキ(痛みをおさえる強力な作用があります。)を使用
していました。また、上の入れ歯と下の入れ歯がバネでつながれた
ものなので(カスタネットみたいな感じ)、口をしっかり閉じて
いないと入れ歯が飛び出してしまうような事もあったようです。
ワシントンのどの肖像画を見てもしっかりと口を結んでいるもの
ばかりだというのはこのためだったようです。天下の大統領が演説
中や大口開けて笑った時に入れ歯が飛び出すなんて、想像しただけ
でもおかしくなりますね。




14.【歯牙春色】

2010-04-12 | 
【歯牙春色】 しがしゅんしょく


”字的”にも今の時期にあっているし、意味を知るまでもなく、
『歯が春の色であればなんかいい意味やろうな・・・』って感
じがするのであげさせてもらいました。。意味は”ほがらかに
大笑いすること”という事です。

出所語源などいろいろ調べてみましたが、春色(しゅんしょく)
には”春の様子”や”なまめかしく、色っぽい様子”等という
意味はありますが、”笑う”という意味を紹介しているものを
見つける事はできませんでした。

   歯牙春色=”ほがらかに大笑いすること”

”破顔一笑”もうそうですが、ほがらか、にこやか、顔をほころ
ばせる等、笑う関連の言葉はいいですね。もちろん、1年中使え
る言葉なので、みなさんも使ってみて下さい!

13.【歯抜き屋】

2010-04-05 | 
<歯抜き屋>

ヨーロッパでは14世紀ごろには”歯抜き屋”という職業が
あったようです。 

この頃までにも”歯磨き粉”というものはあったのすが、今の
ように歯を強くしたり、虫歯から守るといった目的よりも口臭
を防いだり、くすみをなくして白くするといった目的のために
使われていました。

必然的に抜かなければならない歯が増えるわけです。そうなると
”歯が抜けなくなる薬”(歯磨き粉)を売りながら、”抜かなけ
ればならなくなった歯を抜く”事を生業にする人間が生まれてき
たわけです。彼らは日本で言う”てきや”のように町々をまわり
”歯抜き屋”と呼ばれていたのです。 一方で、その時代なりの
(理髪)外科医・歯科医がおり、”歯抜き屋”のいい加減なやり
方にはうんざりとしていたようです。

・・・現在の歯科では”歯の残し屋”が普通になっていますね。