のんびり・・・いそいそ~(*くうかんあそび*付き)

なんとか音楽の勉強を続けているちょっと変な主婦兼ピアノ指導者兼ボランティア演奏者の日常。取り留めのない駄文揃い。

ブーニンの思い出

2005-05-05 16:51:05 | おんがく
Matuszynskaさんのプログでブーニンの話題を読ませていただきまして
懐かしいなぁ~と感じつつ便乗をお許しいただきました~!
今回はこの話題です。

彼がショパンコンクールに優勝したのはワタシが14、15歳の頃。
ワタシも彼もファンになりました。
今の演奏を聴くとなぜそんなにも彼に惹かれたのか・・・。
自分の好みが年齢と共に変化した部分もありますが
カリスマ性というのでしょうか・・・。
人をひきつけて止まない部分はある気がします。
未だに日本国内では人気は不動のようです。

そのコンクールの翌年の夏だったでしょうか。
彼が来日することを聞いて、ワタシはぜひ生の演奏に触れたくなりました。
チケットを取るべくチケットセンターに電話。
しかし何度かけてもつながりません
数時間後、センターに電話がつながった時は既に
「全公演、売り切れです」との悲しいお言葉・・・。
ナゼ!!!???もうかいっ!!??

そして追加公演の情報をつかんだワタシはチチの知り合いに
あくどくチケットの入手を依頼しました。
この公演は絶対逃すもんかい~!!
気迫も通じたのか無事チケットが入手できました。
チケットに印刷されている
「スタニスラフ・ブーニン 追加公演」
の文字に心躍らせてその日を待ちわびました。

当日は昭和女子大学人見記念講堂での公演でした。
その日はナゼか上から下までビッチリ白で決めたワタシ~。
(今思い出すと、本当におかしい・・・
15歳の田舎もののワタシにはこれがいっぱいいっぱいでした(笑)。
大体三軒茶屋は愚か、渋谷までいったこともほとんどなかったワタシには
この会場は遠すぎました・・・(泣)。
しかし、何とか会場にたどり着いたワタシの頭の中はブーニン一色(若いな~)

公演は前半がショパン、後半がドビュッシープログラムでした。
正直申しまして、ショパンの印象より
ドビュッシーの方が今も鮮明に残っています。
照明を落としスポットライトだけになった舞台に浮かび上がるブーニン。
とても素敵でした・・・。

帰途は近くに仕事に来ていたチチが迎えに来てくれました。
ブーニンの演奏を胸に全身白づくめの少女だったワタシは
電材満載(チチは電気工事士)のハイエースに乗って帰ってきました(笑)。

そんな彼をスターダムに押し上げたショパンコンクールは
今秋開催されます。

サイクリングin森林公園

2005-05-05 16:24:29 | がいしゅつ
あれはまだワタシが小学校低学年の頃だったと思う。
妹はまだ入学前。
ワタシと妹は両親に連れられて車で珍しく公園に出かけた。
あの当時、好景気の真っ只中。
仕事で忙しいチチの顔を見ることができない日も珍しくなかった。
土日も仕事。
チチがまとも休みが取れるようになったのは最近のことだ。

そんな親子の状態だったから
たまに親子揃って遊びにいったことはよく覚えているのだろう。
その時は晩秋。森林公園にいったらしい。
タンデム車を2台レンタルし
公園中を猛スピードでこぎまわったことをはっきりと覚えている。
(両親はせっかち)
子供の視点から見て、そのスピードは尋常でなく
あっという間に次々と流れては過ぎ去っていくサイクリングロードの路面の映像が
恐怖と愉悦と共に今でも心の中に刻み込まれている・・・。

今日はその森林公園にいった。
渋滞を避け、現地に8時半に到着。
まさかと思っていたが・・・。
結局あまりの園内の広さに
初めは乗るつもりではなかった自転車をレンタルするハメになった。
20数年前の悪夢、再びでアル・・・(泣)。

昨夜、冗談で「うちの家族なんて自転車借りたら1日中ハムスターみたいに
車輪をこぐハメになるわヨ~~~。」
といっていたことが現実になるとは・・・(泣)。
今はタンデム車はないらしく、子供イスがついたママチャリを4台レンタルした。
ここまできてママチャリ・・・トホホ、情けナイ。
子供の自転車は補助ナシのだったので、
まだ補助ありしか乗れない2人の子供は
それぞれチチとダンナさんに同乗する事になった。

早速スタートだ。
しかし、今日はレンタサイクルが皆借り切られてしまうほどの混雑ぶり。
まるでツールド・フランス状態だ。
こんなにたくさんの人が自転車を運転しているのを見るのは初めてかもしれない。
(さすがに中国本土ほどではないが・・・)
決して広くはないサイクリングロードはたまに通行しづらい時もあった位だ。

しかし、気持ちはよかった。
ワタシも両親の子供である。
実は自転車飛ばし屋!!
植物園を通り過ぎ、竹林を抜ける風を感じ、下り坂のスピードを味わい・・・。
10キロほどこいでお弁当とした。

両親はというと昔とった杵柄健在である。
チチは20キロというムスメを乗せつつも
上り坂では立ち乗りまでし、周囲が降車し自転車を押していても絶対降りない。
こまねずみのように足早にぺダルを回転し続ける。スゲ~・・・

今回サイクリングは昔のワタシ同様子供達の心に刻み込まれただろう。
そし、今度はムスメ、ムスコの子供と共に
サイクリングをすることもあるやもしれない。
それにしても今日は太ももが痛みそうである(泣)。