「素直な心」。
おなじみブルグミュラー25の練習曲の記念すべき第1曲目。
・・・にも関わらず、この曲集の他の曲の中では
一、二を争う地味さ加減が子供には不評なイメージがあります~。
大抵の生徒さんはこの曲の地味っぷりに「面白みがない」と感じてしまうようです。
確かに八分音符の連続、リズムを感じやすい休符もあまりありませんし
♯や♭などの変化音も少ないので、刺激が少ないといえばそうだな~と思います。
最近立て続けにこの曲を指導する機会を得ているのですが
そんな先日のこと。
「この曲は面白みがないな~と感じる?」
「う~ん、そういうわけじゃないけど、確かにそうかも・・・」
「ワタシも子供のころはそう思ったことがあるんだ。
嫌いじゃないけど、ちょっと地味だな~って。」
「しかしね、この年になって、この曲って大人から見た素直な心なんじゃないかって
今ふと思ったんだわ。」
「???」
「中間部は確かに3声になったり、音を強調する部分があったり
多少変化に富んで、凝っているところもあるんだけど
私はこの素朴な最初の部分がいいな~とこの年になってつくづく思ったわよ。
単純でいかにもイノセンスだし・・・それだけに表現が難しいかもしれないけどさぁ。
ワタシも当時はその無垢さを感じなかったんだけど
もしかしたらこの部分をイノセンスと感じなかったほど、
自分はこの部分に近いものを持っていた(同化していた)のかなぁって。
それを多少なりとも失ってしまった大人からすれば
この曲の素直さをいいなと感じるのかもしれないのかも。
だから今、この曲をつまらない、味気ないものと感じるみんなの若さが
うらやましい気がするんだわ~。」
私と生徒さん、思わず爆笑!おばさんっていやね~、へへへ。
実は私は子供のころ、この曲はそれほど苦手ではなかったのです。
一曲目だけあって、譜読みが比較的楽だったし
当時、ブルグミュラーのレコード(CDではない)を持っていて
耳慣れていたものですから、
この曲を仕上げることはそれほど難しくなかったというわけです。
でも「素直な心」というタイトルの持つこの曲の意味深さ・・・
何だかあれこれ勘繰りたくなる今日この頃です・・・これもおばさんになったからか(笑)。
だとしたら、年取るのも悪くないな、ホント。
おなじみブルグミュラー25の練習曲の記念すべき第1曲目。
・・・にも関わらず、この曲集の他の曲の中では
一、二を争う地味さ加減が子供には不評なイメージがあります~。
大抵の生徒さんはこの曲の地味っぷりに「面白みがない」と感じてしまうようです。
確かに八分音符の連続、リズムを感じやすい休符もあまりありませんし
♯や♭などの変化音も少ないので、刺激が少ないといえばそうだな~と思います。
最近立て続けにこの曲を指導する機会を得ているのですが
そんな先日のこと。
「この曲は面白みがないな~と感じる?」
「う~ん、そういうわけじゃないけど、確かにそうかも・・・」
「ワタシも子供のころはそう思ったことがあるんだ。
嫌いじゃないけど、ちょっと地味だな~って。」
「しかしね、この年になって、この曲って大人から見た素直な心なんじゃないかって
今ふと思ったんだわ。」
「???」
「中間部は確かに3声になったり、音を強調する部分があったり
多少変化に富んで、凝っているところもあるんだけど
私はこの素朴な最初の部分がいいな~とこの年になってつくづく思ったわよ。
単純でいかにもイノセンスだし・・・それだけに表現が難しいかもしれないけどさぁ。
ワタシも当時はその無垢さを感じなかったんだけど
もしかしたらこの部分をイノセンスと感じなかったほど、
自分はこの部分に近いものを持っていた(同化していた)のかなぁって。
それを多少なりとも失ってしまった大人からすれば
この曲の素直さをいいなと感じるのかもしれないのかも。
だから今、この曲をつまらない、味気ないものと感じるみんなの若さが
うらやましい気がするんだわ~。」
私と生徒さん、思わず爆笑!おばさんっていやね~、へへへ。
実は私は子供のころ、この曲はそれほど苦手ではなかったのです。
一曲目だけあって、譜読みが比較的楽だったし
当時、ブルグミュラーのレコード(CDではない)を持っていて
耳慣れていたものですから、
この曲を仕上げることはそれほど難しくなかったというわけです。
でも「素直な心」というタイトルの持つこの曲の意味深さ・・・
何だかあれこれ勘繰りたくなる今日この頃です・・・これもおばさんになったからか(笑)。
だとしたら、年取るのも悪くないな、ホント。