ちょっと前に
「そういえば一番最近に建前に行ったのはいつだっけ?」
と突然思った。
それはたぶん・・・友人宅の新築の時。10年位前?いや、もう少し前かもしれないなぁ。
新築の家を建てる過程で執り行われる建前。上棟式とか棟上げとかいう時もある。
我が家の周囲はすでに家が建っており、
最近では新しい家が建つのは身近ではしばらく見かけていない。
今でも上棟式ってやっているんだよね?
独身時代のバイト先の酒屋では頻繁に上棟式用の清酒が売れたことも思い出したよ。
銘柄はたいてい「松竹梅」。
お祝い事だから当然か。
特撰とか上撰とか佳撰とかのランクだけはお客様によって少し異なった。
たいていは2本組にして上棟式ののしをつける。
清酒に包装紙をかけ、ひもでしっかり2本組にくくり、
のしを付ける一連の作業うができるようになったときは、結構うれしかった。
困ったのはたまに来る3本くくりのお客様。
こればかりは力のある男性店長にお願いする。
やわに組むと清酒が抜けてしまうもんね。
子供時代の私には上棟式というより、むしろ建前と呼ぶことが多かった。
当時は子供たちの間で
「今日はどこどこが建前をする」
という情報が流れていた。
この地に越してくるまでそういった風習(?)を知らなかった私は
訳も分からず、友人たちに連れられて見知らぬ農家の建前に入り込んだ。
建て主やら大人数名が柱むき出しの建て途中の家に登る。
それを見た子供やら大人やらがざわめいたかと思えば・・・
屋根から餅やら小銭が雨あられのように飛んでくるじゃ~~~~ないのっ!!!
もうこれは一大イベントになるはずだよ~!
もう屋根から見下ろした下界は老若男女が戦利品を求めて
右往左往状態!
たまに必死な大人に突き飛ばされたりする!
負けずに大人の手に入りかかった小銭を横から奪い取る!
んんんん~~~~~!スリリングじゃないか!
当時の私のお小遣い、月に500円。
それが屋根から飛んでくる小銭をうまいことゲットできれば
たいそうな足しになるじゃないの。
運が良ければ5円とかじゃなくて「白いお金」100円レベルも入っていたりするし。
こう見ても当時は私はすばしこい方だったし
根が意地汚いから案外小銭獲得できた。
夢のような時間が過ぎ、戦利品を一通り確認するころ、
今度は子供だけに駄菓子の詰め合わせが配られるので
お行儀よくその列に並ぶ。もうウホウホな気持ち。幸せだ。
今私は子供に戻ったとして
ディズニーランド1回か建前に5回行くかと言われれば
やっぱり建前5回を選んでしまいそうな気がする。
思えばあの頃は小銭と駄菓子であんなに幸せだったんだなぁ。
今の自分の幸せってなんだ??
子供たちが成長しつつある身としては
安泰な老後だろうか?
中小企業勤務の世帯主の我が家にとって、これば本当にとてつもないお金が必要だ。
今の子供は小学生だってスマホを持っている。
その月額使用料金は建前で飛んできた小銭をはるかに凌いでしまう。
ずいぶん時代は変わったんだなと思う。
ちなみに20年くらい前に新築した我が家も一応やった。
地味にやったので、小銭も飛ばさず内輪でひっそりと。
建前っていいよなと改めて思う。
新築の幸せを他人にもお分けで来たらよかったなとつくづく思う。
「そういえば一番最近に建前に行ったのはいつだっけ?」
と突然思った。
それはたぶん・・・友人宅の新築の時。10年位前?いや、もう少し前かもしれないなぁ。
新築の家を建てる過程で執り行われる建前。上棟式とか棟上げとかいう時もある。
我が家の周囲はすでに家が建っており、
最近では新しい家が建つのは身近ではしばらく見かけていない。
今でも上棟式ってやっているんだよね?
独身時代のバイト先の酒屋では頻繁に上棟式用の清酒が売れたことも思い出したよ。
銘柄はたいてい「松竹梅」。
お祝い事だから当然か。
特撰とか上撰とか佳撰とかのランクだけはお客様によって少し異なった。
たいていは2本組にして上棟式ののしをつける。
清酒に包装紙をかけ、ひもでしっかり2本組にくくり、
のしを付ける一連の作業うができるようになったときは、結構うれしかった。
困ったのはたまに来る3本くくりのお客様。
こればかりは力のある男性店長にお願いする。
やわに組むと清酒が抜けてしまうもんね。
子供時代の私には上棟式というより、むしろ建前と呼ぶことが多かった。
当時は子供たちの間で
「今日はどこどこが建前をする」
という情報が流れていた。
この地に越してくるまでそういった風習(?)を知らなかった私は
訳も分からず、友人たちに連れられて見知らぬ農家の建前に入り込んだ。
建て主やら大人数名が柱むき出しの建て途中の家に登る。
それを見た子供やら大人やらがざわめいたかと思えば・・・
屋根から餅やら小銭が雨あられのように飛んでくるじゃ~~~~ないのっ!!!
もうこれは一大イベントになるはずだよ~!
もう屋根から見下ろした下界は老若男女が戦利品を求めて
右往左往状態!
たまに必死な大人に突き飛ばされたりする!
負けずに大人の手に入りかかった小銭を横から奪い取る!
んんんん~~~~~!スリリングじゃないか!
当時の私のお小遣い、月に500円。
それが屋根から飛んでくる小銭をうまいことゲットできれば
たいそうな足しになるじゃないの。
運が良ければ5円とかじゃなくて「白いお金」100円レベルも入っていたりするし。
こう見ても当時は私はすばしこい方だったし
根が意地汚いから案外小銭獲得できた。
夢のような時間が過ぎ、戦利品を一通り確認するころ、
今度は子供だけに駄菓子の詰め合わせが配られるので
お行儀よくその列に並ぶ。もうウホウホな気持ち。幸せだ。
今私は子供に戻ったとして
ディズニーランド1回か建前に5回行くかと言われれば
やっぱり建前5回を選んでしまいそうな気がする。
思えばあの頃は小銭と駄菓子であんなに幸せだったんだなぁ。
今の自分の幸せってなんだ??
子供たちが成長しつつある身としては
安泰な老後だろうか?
中小企業勤務の世帯主の我が家にとって、これば本当にとてつもないお金が必要だ。
今の子供は小学生だってスマホを持っている。
その月額使用料金は建前で飛んできた小銭をはるかに凌いでしまう。
ずいぶん時代は変わったんだなと思う。
ちなみに20年くらい前に新築した我が家も一応やった。
地味にやったので、小銭も飛ばさず内輪でひっそりと。
建前っていいよなと改めて思う。
新築の幸せを他人にもお分けで来たらよかったなとつくづく思う。