前にも書きましたが、ちびっちょは絵画・造形教室に通っています。
今年度から、会員のママ向けに、アート体験をさせてくれるプログラムが始まりました。
月1回、自由参加です。
今日は6月のアート体験に参加してきました。
(ちなみに、4月に行ったときの記事がここにあります。)
今回のテーマは「コロタマ作り」。
石膏でタマゴのオブジェを作るのです。
手順は
1.石膏の粉と水を1:1で混ぜ合わせ、ペットボトルに入れる。
(500mlペットボトルに半分弱の石膏溶液ができる)
2.ペットボトルの口に風船をかぶせ、全体をくるっと逆さまにし、石膏溶液を全部風船の中に流し込む。
3.石膏溶液の入った風船をフウフウ吹いてふくらませる。
4.ある程度の大きさまでふくらませたら(ドッジボールとバスケットボールの中間くらいかな)、口を縛る。
5.風船をクルクルといろいろな方向に回して、石膏溶液が全体に行き渡るようにする。
6.石膏は20分くらいで完全に固まるので、それまでひたすらクルクル回し続ける。
7.石膏が固まったらテーブルの上に置いて、縛った風船の口をハサミでチョキン!
うまくいっていれば、マリモようかんのようにクルン!と風船がむけて、
中から真っ白すべすべのコロタマくんが現れる……はず。
要するに、石膏の粉と水を混ぜ合わせたのを風船の中に流し入れて、固まるまでクルクル回すだけ。
カンタン、カンタン……なんかじゃねー!!
ヤマ場は何か所かあるんですが、序の口の手順1から、もう大変。
石膏は、サラサラした片栗粉状のものが、水とふれあった瞬間、固まり始めます。
粉をいっぺんに入れたらダマになるので、少しずつ。
だけど入れてるそばから固まり始めるから、どんどん入れなくちゃならない。
少しずつ、でもドンドン入れろって、やってみたらけっこうテンパりますよ。
でもまぁなんとか全部入れて、ぐるぐるかき混ぜたら、この時点でバリウムみたいな感じ。
それをペットボトルに移すんだけど、ボトルの口が狭いから、
こぼさないようにチョロチョロやってたら、
「どわっと入れないと固まっちゃいますよ~♪」と若い女性の先生は明るく言う。
ので慌ててどわっと入れたらどわっとこぼれる。ボトルも手もぬるぬる。
でもちんたら拭いてるヒマはなく、すぐに風船をかぶせて、逆さまに。
液が全部入ったらボトルを外すんだけど、ここが第一のヤマ場。
風船は縮もう縮もうとしてるので、うかつにボトルを外すと、びゅわっと中身が逆流して、そこら中に飛び散る。
ので、風船の口のところを数回ねじってしっかり指で押さえなくちゃならない。
そして、風船の方をきっちり押さえていても、ボトルの方に石膏が残っていたら、それが飛び散る、と先生は言う。
「それはどうしたらいいんですか?」と聞いたら、「どうしようもないでーす♪」と。かわいくて明るいけど厳しい先生。
ボトルの外側も石膏がこぼれて真っ白だから、残ってるかどうかわかんないんだよぉ(泣)。
もう一人の人に風船の口を押さえててもらって、目をつぶってボトルを引っこ抜く!
……セーフでした~
向かいでやってた人は、スプラッシュ!してました。無地のパンツが、白いドット柄になっていました
ボトルを外したら、第二のヤマ場。すかさず風船をふくらまします。
……でもあのね、思い出してください。ボトルの口が石膏まみれなんです。
そこに風船をかぶせたわけですから、風船の口も当然石膏まみれなんです。
そこに、自分の口を付けてふくらませるわけなんです。
……唇、真っ白。
「アダモちゃんになっちゃう~」と呟いてる人もいました。
ナイス!
そして思い切って口を付けたはいいけど(良くないけど)、私、風船ふくらませないんです、普段から。
肺活量に問題があるんでしょうか。
何も入ってなくてもふくらませないのに、とろーりバリウム状の液体が入ってる風船。
しかも、「しっかり吹いてくださいね~。くれぐれも吸い込まないでね~。石膏逆流してきて、飲んじゃいますからね~♪」と先生。
イヤ! 石膏飲むのはイヤ! それだけは許して!!
必死で吹きました。泣いてもダメです。ふくらませないといけません。
できなくてもやらなきゃいけません。
やらなきゃ石膏イッキ飲みです。
……必死でやれば、何とかなるもんですね。
ある程度までふくらみました。
頭はもうくらくらです。
「先生、このくらいでいいですかね?」と聞きましたら、
「ん~、もうちょっと大きい方がいいかも~♪」
先生!!
……って泣いてる場合じゃなかった、早くしないと固まっちゃう~~!!
いや~、もう息が吸えない~~
それでも何とか先生のOKが出るまで頑張って、
あとは風船の中で石膏が均等に行き渡るように、クルクル回し続けます。
これはけっこう楽しかった。
腕の中でこねくり回してると、だんだんかわいくなってくるんですよ、私のタマゴちゃんって。
風船の中身は全然見えないけど、石膏が固まったかどうかはすぐにわかります。
あったか~くなるんです。明らかに熱を持つの。不思議。
固まったらテーブルの上に置いて、さぁ、最後のヤマ場。
風船の口のところを指でつまんで軽く引っ張って、ハサミでパチン、とします。
石膏が厚いところと薄いところとのムラが激しいと、バーン!と破裂したりする、と先生は言うし、
破裂しないまでも、中でヒビが入ってたらバリンと割れてこれまでの苦労が水の泡、ということになるかもしれない。
ドキドキです。
なんかこう、最後の1本、あと1本導線を切れば爆弾の時限装置が解除される、この3本のうちのどれかは、もう勘で選ぶしかない、どうか、神様……!とハサミをかまえて祈りを捧げる爆弾処理班の人の気持ちです。
…………カット!
セーフ!時限装置は解除されました。
タマゴは、ハサミを一回入れたとたん、プリン!とむけました。
おぉ~~、やった~~~!!
その拍子に一部が欠けちゃったけど、大体タマゴの形にはなりました。
まぁ、満足です。
「はぁ~、何とか口がアダモちゃんになっただけで終わった……」
とホッとしていたら、先生が、
「あ、まだ時間ありますね~、もう一つやりましょうか♪」
だから、先生!!
……で、できあがったのがこちらでございます。
右のは、風船が半分むけたところで、これもきれいかも、とそのままにしておいてみたものです。
つぶれないように持って帰るの、たいへんだった~
今年度から、会員のママ向けに、アート体験をさせてくれるプログラムが始まりました。
月1回、自由参加です。
今日は6月のアート体験に参加してきました。
(ちなみに、4月に行ったときの記事がここにあります。)
今回のテーマは「コロタマ作り」。
石膏でタマゴのオブジェを作るのです。
手順は
1.石膏の粉と水を1:1で混ぜ合わせ、ペットボトルに入れる。
(500mlペットボトルに半分弱の石膏溶液ができる)
2.ペットボトルの口に風船をかぶせ、全体をくるっと逆さまにし、石膏溶液を全部風船の中に流し込む。
3.石膏溶液の入った風船をフウフウ吹いてふくらませる。
4.ある程度の大きさまでふくらませたら(ドッジボールとバスケットボールの中間くらいかな)、口を縛る。
5.風船をクルクルといろいろな方向に回して、石膏溶液が全体に行き渡るようにする。
6.石膏は20分くらいで完全に固まるので、それまでひたすらクルクル回し続ける。
7.石膏が固まったらテーブルの上に置いて、縛った風船の口をハサミでチョキン!
うまくいっていれば、マリモようかんのようにクルン!と風船がむけて、
中から真っ白すべすべのコロタマくんが現れる……はず。
要するに、石膏の粉と水を混ぜ合わせたのを風船の中に流し入れて、固まるまでクルクル回すだけ。
カンタン、カンタン……なんかじゃねー!!
ヤマ場は何か所かあるんですが、序の口の手順1から、もう大変。
石膏は、サラサラした片栗粉状のものが、水とふれあった瞬間、固まり始めます。
粉をいっぺんに入れたらダマになるので、少しずつ。
だけど入れてるそばから固まり始めるから、どんどん入れなくちゃならない。
少しずつ、でもドンドン入れろって、やってみたらけっこうテンパりますよ。
でもまぁなんとか全部入れて、ぐるぐるかき混ぜたら、この時点でバリウムみたいな感じ。
それをペットボトルに移すんだけど、ボトルの口が狭いから、
こぼさないようにチョロチョロやってたら、
「どわっと入れないと固まっちゃいますよ~♪」と若い女性の先生は明るく言う。
ので慌ててどわっと入れたらどわっとこぼれる。ボトルも手もぬるぬる。
でもちんたら拭いてるヒマはなく、すぐに風船をかぶせて、逆さまに。
液が全部入ったらボトルを外すんだけど、ここが第一のヤマ場。
風船は縮もう縮もうとしてるので、うかつにボトルを外すと、びゅわっと中身が逆流して、そこら中に飛び散る。
ので、風船の口のところを数回ねじってしっかり指で押さえなくちゃならない。
そして、風船の方をきっちり押さえていても、ボトルの方に石膏が残っていたら、それが飛び散る、と先生は言う。
「それはどうしたらいいんですか?」と聞いたら、「どうしようもないでーす♪」と。かわいくて明るいけど厳しい先生。
ボトルの外側も石膏がこぼれて真っ白だから、残ってるかどうかわかんないんだよぉ(泣)。
もう一人の人に風船の口を押さえててもらって、目をつぶってボトルを引っこ抜く!
……セーフでした~
向かいでやってた人は、スプラッシュ!してました。無地のパンツが、白いドット柄になっていました
ボトルを外したら、第二のヤマ場。すかさず風船をふくらまします。
……でもあのね、思い出してください。ボトルの口が石膏まみれなんです。
そこに風船をかぶせたわけですから、風船の口も当然石膏まみれなんです。
そこに、自分の口を付けてふくらませるわけなんです。
……唇、真っ白。
「アダモちゃんになっちゃう~」と呟いてる人もいました。
ナイス!
そして思い切って口を付けたはいいけど(良くないけど)、私、風船ふくらませないんです、普段から。
肺活量に問題があるんでしょうか。
何も入ってなくてもふくらませないのに、とろーりバリウム状の液体が入ってる風船。
しかも、「しっかり吹いてくださいね~。くれぐれも吸い込まないでね~。石膏逆流してきて、飲んじゃいますからね~♪」と先生。
イヤ! 石膏飲むのはイヤ! それだけは許して!!
必死で吹きました。泣いてもダメです。ふくらませないといけません。
できなくてもやらなきゃいけません。
やらなきゃ石膏イッキ飲みです。
……必死でやれば、何とかなるもんですね。
ある程度までふくらみました。
頭はもうくらくらです。
「先生、このくらいでいいですかね?」と聞きましたら、
「ん~、もうちょっと大きい方がいいかも~♪」
先生!!
……って泣いてる場合じゃなかった、早くしないと固まっちゃう~~!!
いや~、もう息が吸えない~~
それでも何とか先生のOKが出るまで頑張って、
あとは風船の中で石膏が均等に行き渡るように、クルクル回し続けます。
これはけっこう楽しかった。
腕の中でこねくり回してると、だんだんかわいくなってくるんですよ、私のタマゴちゃんって。
風船の中身は全然見えないけど、石膏が固まったかどうかはすぐにわかります。
あったか~くなるんです。明らかに熱を持つの。不思議。
固まったらテーブルの上に置いて、さぁ、最後のヤマ場。
風船の口のところを指でつまんで軽く引っ張って、ハサミでパチン、とします。
石膏が厚いところと薄いところとのムラが激しいと、バーン!と破裂したりする、と先生は言うし、
破裂しないまでも、中でヒビが入ってたらバリンと割れてこれまでの苦労が水の泡、ということになるかもしれない。
ドキドキです。
なんかこう、最後の1本、あと1本導線を切れば爆弾の時限装置が解除される、この3本のうちのどれかは、もう勘で選ぶしかない、どうか、神様……!とハサミをかまえて祈りを捧げる爆弾処理班の人の気持ちです。
…………カット!
セーフ!時限装置は解除されました。
タマゴは、ハサミを一回入れたとたん、プリン!とむけました。
おぉ~~、やった~~~!!
その拍子に一部が欠けちゃったけど、大体タマゴの形にはなりました。
まぁ、満足です。
「はぁ~、何とか口がアダモちゃんになっただけで終わった……」
とホッとしていたら、先生が、
「あ、まだ時間ありますね~、もう一つやりましょうか♪」
だから、先生!!
……で、できあがったのがこちらでございます。
右のは、風船が半分むけたところで、これもきれいかも、とそのままにしておいてみたものです。
つぶれないように持って帰るの、たいへんだった~
もしやるなら、外でやることをおすすめします。一人ではたぶん無理だと思うので、大人と二人で。
ちびっちょは投げたり転がしたりして遊びたかったみたいで、それはできないとわかると興味を失ったみたい
でも「ボクもつくってみたーい」とは言ってました。
>nonnaさん
う~ん、高度かどうかは…… でも他では決してできないであろう体験だったことは確かです。
あのテンパった感じ、この記事でちょっとでも伝わっていたら嬉しいですわ♪