楽しく愉快な人生を

ー いつも模索しながら ー

「鬼瓦」の由来と歴史について

2013年03月23日 | 日記

23日(土)は好いお天気で、気温も結構高く、ブレザー一枚で外出できました。

ボランティア後、お天気に任せてブラブラと大阪谷町筋を歩いていると、お寺の屋根に「鬼瓦」が葺いてある所がありました。私が子どもの頃、旧家や明治や大正の大工さんが工事した家の屋根には多かったと思います。私の知っている限りでは、最近は「鬼瓦」を葺く家はあまりないようです。田舎や古い棟梁などがやっているのかもしれません。「瓦」の由来を調べてみると、約3000年前の中国(当時西周の時代)の物が土中から発見されたようです。その後、朝鮮半島が中国覇権支配を受けた頃、伝わったので、さらに朝鮮から日本へ渡って来たようです。屋根に瓦を使った風、雪対策だったと言います。高額だったため、伝来直後奈良時代?は寺にだけ設置され、一般化は遅くなるようです。もちろん、当時のことですから病気や災難の厄除けを考えたのでしょう。鬼面が瓦に使われるようになり、その後、随分ゆっくりと貴族公家、高級武士が火災防ぎや雨じまい等の為、家に「瓦」を葺くようになったようです。そのおり、厄除け「鬼瓦」が流行ったのでしょう。幕府の先導もあったはずです。一般の町人屋敷、商家、農家はもう江戸時代になってかららしいです。じっと見ていると、うちの家内の怒り顔は「鬼がわら」とは言い得て妙です。この寺の鬼瓦を見ながら「冗談にもそんなことを言ったら、今時はひどい目に遭うよ」とおかしくなりました。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿