ルフィの祖父は、なんとあの海賊王ゴールド・ロジャーの天敵とも言われる、海軍の英雄ガープ中中将だった!!!これには一同驚愕だった。
ルフィは皆に「絶対に手ェ出すなよ!!!殺されるぞ!!!おれは昔じいちゃんに何度も殺されかけたんだ」と忠告した。
ガープは「わしがお前を千尋の谷に突き落としたのも、夜の密林に放り込んだのも、風船にくくりつけて空に飛ばしたのも、全て貴様を強い海兵にする為に . . . 本文を読む
海賊による「エニエス・ロビー」襲撃事件から2日後、すなわちアクア・ラグナから2日後の「ウォーターセブン」は多忙を極めていた。
今年のアクア・ラグナは今までにない猛威をふるい、町の被害はかつてない程の大きかったら。だが、ガレーラカンパニーの1番ドッグのパウリー率いる優秀な船大工達が街の修復を手伝う・・というより完全に請け負ってくれていた。
さらに「エニエス・ロビー」から開放された2人の巨 . . . 本文を読む
ウォーターセブンを目指すメリー号では、ルフィとチョッパーが船中くまなくウソップを探しまわったが、ウソップはどこにもいなかった。
乗り合わせていた”そげキング”が「彼はさっき小舟で先に帰った」と説明していた。
一方ナミも、船内隈なく”あの声の主”を探したけれどこちらもいなかった。
ココロさん達を除く、”麦わらの一味”は皆、”あの声”が聞こえていて、なんとなく、あれはメリー自身の声ではない . . . 本文を読む
どこからどうやって潜り込んだのか、ボロボロの海賊船に”麦わらの一味”達がぞくぞくと乗り込んでいくのを、海軍は歯がゆい思いで見ていた。
爆撃しようにも、ニコ・ロビンまでも殺してしまう為に、それも出来ない。
メリー号に乗り込んだ麦わらの一味は、この喜びを味わう暇もなく、この艦隊の包囲網を切り抜けねばならなかった。
ルフィもさすがに、軍艦の砲撃口が自分を向いたときは死ぬかと思ったらしく . . . 本文を読む
ルフィが、サイファーポール史上最強と言われる現在の『CP-9』のロブ・ルッチに勝った。
脱出船の上では、麦わらの一味が束の間に歓喜にわいた。
そこへ、電伝虫の音声から他の誰かの歓声も追加された。
「やったぜ麦わらさーーーーんっ!!!アニキィーーーー!!おれ達全員無事ですよーーー!!!!」
その声はフランキー一家の者達だった。
『バスターコール』の砲撃を受けて谷底に落ちて死んだと思われ . . . 本文を読む
ロブ・ルッチは、ルフィが仲間達に笑顔を見せたのを冷ややかに見て言った。
「現状お前の言った通り全員生きてたな、たいしたものだ。だが数分後に同じ顔をしていられるかどうか、見物だ。”悪”はこの世に栄えない!!!」
ルフィとロブ・ルッチの死闘は続く。
だが、じょじょにルフィの【ギア】の効果が落ち、息があがっていく。
逆にロブ・ルッチは闘いながら饒舌に喋った。
「たとえこの島の形が滅ん . . . 本文を読む
ルフィとロブ・ルッチの戦いで、第一支柱に海賊がいる事を察知した軍艦は、10艦全てを「ためらいの橋」へと集結させた。
「全艦、ためらいの橋に布陣。橋の上と護送船に麦わらのルフィ、海賊狩りのゾロ、ニコ・ロビンを含む海賊9名を確認。司法の塔で『CP9』を破った主力と思われます。」
ここでようやく末端の海兵まで気付いた。
”麦わらの一味”がただのルーキーではない事を。
過去800年もの間君臨し続 . . . 本文を読む
一味は、脱出戦をいつでも出航できるようにして、ルフィの帰還を待った。
とはいえ、麦わらの一味の頭数と、世界政府の大型軍艦の数が同じくらいである。
もしも無事出航できたとしても、ここを抜けるのは至難の業であることは誰の目にも明らかで、サンジはこの状況に一人考えるところがあるようだった。
軍艦は、まずは「エニエス・ロビー」全島を焼き尽くすつもりのようで、島はそこが人が住む町であったこと . . . 本文を読む
フランキーとロビンは、「ためらいの橋」にいた海軍を蹴散らして、”護送船”を海軍から船を奪い、麦わらの一味の”脱出船”として、彼等の到着を待った。
『バスターコール』の軍艦に包囲され、容赦ない戦火の中、二人は彼等を信じてここで死守するつもりだった。
すると間もなく、海の中から「死ぬんじゃらいよーーーーー!!!」の声とともに太った人魚が飛び出してきて、ルフィを除く麦わらの一味全員と、 . . . 本文を読む
そうしている間にも、『パスターコール』の砲弾は容赦なく雨のように島に降り続き、「エニエス・ロビー」全島を隈なく焼きつきそうとしていた。唯一、ニコ・ロビンのいる「ためらいの橋」を除いて。島内に残る海兵達は我先に「海列車」で脱出をはかり、フランキー一家やガレーラの職人達も、巨人のオイモとカーシーに担がれて必死で逃げた。
「ためらいの橋」では、ロビンが幼き日の『バスターコール』のトラウマ . . . 本文を読む