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マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

命日

2014年04月30日 10時43分08秒 | スタッフのブログ
写真はたんぽぽの綿毛をなかなかうまく吹けない希羽です。
口は達者でもまだまだ三歳よのぉ…(* ̄∇ ̄)ノ


さて、今日は娘の命日です。

生きている間に私が伝えたこと。
NICUに毎日逢いに行き
手をつなぎ、保育器の中で横になってる知央に私の顔の向きを添わせて
『ちひろ、あいしてるよ』
何度も頭を撫でながら。
笑顔で、でも涙が自然に溢れてしまって。
周りの保育器にいる赤ちゃん家族には分からないように。
震える声で気丈に振る舞いながら、娘に何度も何度も伝えました。

私が帰ろうとすると、呼吸が下がり引き止めます。
『そんな引き止め方しないでよ~。
ママがどうやったら帰らないか、知央はよく分かってるね…』
私が不安なように、母親が近くにいない夜は知央には長かったと思います。

再び頭を撫で、手を繋ぎ。
『明日も絶対ママ、い~っぱいおっぱい持ってくるからね。
ママが来るの待っててね。
絶対待っててね。
約束よ。』
翌日、私が行くまで息をしてくれていました。
私が行くと手足をぱたつかせて喜んでいました。
毎日、息をしている知央を見ると、心から安心することができました。

産まれてたった2週間。
それでも母子の絆を感じました。
たくさんの思い出が溢れています。

昨年の4月30日、いつもと違うお約束をしました。
いつものように知央の手を握り、顔を見ながらお話しました。

『知央がんばったね。
知央のがんばり屋さんはママに似たのかな(笑)
がんばった
知央、がんばったね。。
知央、愛してる。
ママね、知央が欲しいなら明日もい~っぱいおっぱい持って来る。
でも、知央がしんどかったらね、自分で決めていいよ。
自分で決めていいんだよ。
知央が思うようにしたらいい。
一緒にがんばったもんね。
知央がいいように選んでくれたらいいよ。
愛してるよ。』
笑いながら、こらえなれない涙をたくさん流しながら伝えました。
すごく声が震えていたと思います。
うまくママの気持ち伝わったかな。
伝わったよね。
知央の顔を見つめて、そっと手を離して帰宅しました。

その夜に知央は息を引き取りました。

私との約束を毎日聞いてくれて、私を待っててくれたんやなぁ。
最後まで、私の気持ちを待っててくれたんやなぁ。
と思います。

1年前の2週間、こんなにも愛おしいまま、さよならしなくてはいけないのか
棺を抱え
『知央、本当にがんばったね。
最後のお約束。
1個だけ。
ママの顔は絶対に忘れないで。
ママもすぐに知央見つけるから。
知央もママの顔忘れないでね。
あなたの歩む道は間違ってないよ。
そのまま真っ直ぐ、お空に行きなさい。』
周りの目も気にせずに泣き叫びながら伝えました。

本当はおっぱいもやりたい。
抱っこもしたい。
一緒に寝たい。
あなたを思って涙を流してくれる人。
本当は一緒に会って笑顔を届けたかった。
一緒にお散歩して、お空の青さを見せてやりたかったな。

繋いだ手を離すということ。
背中を押すというのは、身を引き裂かれる思いでした。

でも知央が知央の思う道を選択出来たことを、ママは誇りに思います。

知央、今もママはあなたを愛しています。
今もあなたの幸せを誰より願っていますね。