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マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

マクロビオティック料理教室 定期講座 <飯のコース(基礎)>第9回目を開催いたしました。

2010年09月18日 17時45分53秒 | マクロビオティック料理基礎 飯(はん)
先週の金曜日に飯のコースを開催いたしました。

早いものでもう9回目となりました。
そろそろ、卒業制作の話がちらほら出てきましたね。

昨日は9月ということもあり、来週の秋分の日の満月も近づき、中秋の名月の季節を迎えましたので「月の話」をいたしました。

新月から上弦の月までの期間、上弦の月から満月までの期間、満月から下弦の月までの期間、下弦の月から新月までの期間と、それぞれ月の引力により私たちのカラダの中の海も満ち引きを繰り返し、それに合わせて特徴的な変化が繰り返されます。

そんなことを知っているだけで、お願い事はいつするのが大願成就するのかとか、ダイエットはいつ始めると効果的なのかとか、手術はいつが成功しやすいかとか、いろいろわかってきます。

私たちの先祖は、昔から新月の日に切った木を使って家を建ててきました。
木の水分量が月の満ち引きにかかわるため、長く丈夫な家を作るためには当たり前の智恵だったのです。

高松の東のほうに庵治町という石で有名な地がありますが、
桜の咲く時期の新月の夜、庵治の海岸では怪しげな男達が懐中電灯と網を持ってうろついています。

何をしているのかと思いきや、必ずこの時期に、たくさんのフグ達が産卵のために海岸にやってくるため、それを待ち受けているのです。

自然界の生き物達は、時計もカレンダーも持ち合わせていませんが、宇宙の法則に則り、当たり前に生と死のサイクルを連綿と繰り返しているのです。

私たちは、稲という主食を得て、大脳を発達させて、その恩恵は計り知れませんが、残念なことに、宇宙の法則をすっかり忘れてしまい、人間に都合のいいように塗り替えてしまったために、何かと不都合が起きているのも事実なのですね。

自然の中で暮らしてきた女性は月のめぐりと共に生理を向かえるのが当たり前だったのですが、現代の女性の生理はとんでもなく狂い、生きにくい状態になっていることもその一つではないでしょうか?

ぜひ、23日の満月の夜、中秋の名月の月明かりの下、ゆったりとお過ごしになられてはいかがでしょうか?

さて、今回のお料理は、スケジュールが一回ずれた関係でお月見メニューが次回となってしまいましたが、おいしいお料理をつくりましたよ。





荻田先生も中原先生も、本当に素晴らしい指導をされておられます。







玄米五平餅



特製きんぴら牛蒡の揚げ春巻き



カボチャのテリーヌ



残り野菜のクリアスープ



さつまいもと小豆とかぼちゃの皮の茶巾絞りとあんこの揚げ春巻き



写真タイム~♪

今回も美味しく頂きました。
ごちそうさまでした。














讃岐MI塾 <まなびまくろ> 望診法講座 初級 第6回

2010年09月18日 17時03分11秒 | 松見歯科診療所にようこそ
今日は、望診法講座でした。
今回から、臓腑弁証と望診の応用ということで、その第1回目は<肝臓・胆嚢>でした。

望診法とは、顔や手足、カラダを見て、その色やシミや黒子、そばかす、皺、腫れ、形などなど、あらゆる現れを見て、カラダの調子を判断する方法として、昔から受け継がれてきたものです。

自分や家族の健康を知るための知恵ともいえます。

西洋医学とは、かなり異なる見地からの物の見方かもしれませんが、
宇宙の法則と、私たち人間がどのように誕生(発生)し、どのように命を遂げるのか(分解)を考えた時に、とても科学的で裏づけのある学問ではないかと思います。

例えば、私たちが生命活動をしているときは、自然界の色(空の青、雲の白、木々の緑、水の透明・・・)とは対照的な薄いピンクや肌色、赤や黄色といった暖色を身にまとっていますが、生命活動がなくなると、どんどん分解され水になる過程で、緑や白などの自然界の色に変化します。

よくわかるのが、打ち身の色が、打撲当初は黒、紫、青、そして、治癒の経過と共にだんだん黄色になりもとの肌色に変わって内出血や痛みなどが取れ正常になっていきますよね。まさに、ダメージを受けた細胞が新しい細胞に生まれ変わり、生命活動を取り戻す様子といえます。

ですから、顔やカラダに現れる色や様子は、病気などの進行状態や重軽をみごとに現しますし、的確な判断もできるわけです。

もちろん、数値的なデータはありませんので、予防的な活用が望ましいかもしれません。

それだけに、カラダの構造や機能などをよく理解しておかなくては、充分な理解が得られませんから、解剖医学などの分野の勉強も必要となります。
また、望診は中医学から誕生したものですので、陰陽五行学説や、蔵象学説、臓腑弁証なども大いに学んでいきたいものです。

現在開催しています望診法講座は、鏡で見るセルフケアを目的として、初級レベルの内容ですが、広くカラダを見つめ、お家で簡単にマイセルフできる内容にいたしております。

肝臓の役割、胆嚢の役割、それぞれの係わり、他の臓器との関連などを知ることで、さらに、なるほどといえる望診法のテクニックが理解できるようになるのです。

肝臓の不調をどのようにキャッチするのか、細かいチェック項目を学んでいただきました。

今回からは少し専門的な言葉も出てきましたので、しっかり復習をなされて、次回にそなえてくださいませ。

そして、ご自身の顔を毎日鏡でチェックして、一つ一つ、実感されていくことが一番の学びになろうかと思います。

お手当ても、実践あるのみでしょうか・・・。