昨日は一人息子のTAKUSHIの誕生日。
なんと二十歳になりました。
ひょっとしたら、どこの家庭よりも、厳しく育てたかもしれません。
彼の毎朝の日課は6時前後に起床して、庭の掃き掃除、水遣りをすることです。
小学校一年から13年間、中高と寮生活を送っておりましたので、その間以外、家にいるときは欠かさず実行してきました。二十歳になった今も変わらず実行していることです。
人並みにいろいろ困らせることもやらかしました。
よその家では、親にたてついたり、罵倒したりとあるようですが
そんなことはなかった代わりに、家出とか、違う形での反抗もあり、いろいろ心配することもありました。
人並みに、反抗期も彼なりの方法で乗り越え、親に何かを訴えることを忘れずにしてくれました。
そして、お陰さまで、スナオで優しい青年に育ちました。
親と子の機微は、他人にわかることではありません。
でも、TAKUSHIの誕生を、成人を迎えたことを、祝ってくださる方々もいらっしゃいます。本当にありがたいことです。
昨日の祝いの席で、お父さんに、これからの事もようやく話すことができました。
私が料理講師をしていることもあるし、と、
料理の道に進みたいと言ってくれたこと、マクロビオティックを身につけてくれたこと、
そんなことがとても嬉しい二十歳の誕生日でした。
お父さんには、歯医者の後継とはいきませんでしたが、それでも、がんばれよと応援してくれて、晴れて進む道を自らの意思で選択することができ、ほっと胸をなでおろしました。
昨夜は、お祝いということで、親子3人、ちょっと贅沢(いえ、かなり贅沢)な晩餐。
<シェ露堂>でフレンチのフルコースを楽しませていただきました。
ノンマクロですけど
露堂は、以前に放送関係の友人ご夫妻に連れて行っていただいたことがあって、
有岡シェフの凄さを、この目でまざまざと見せ付けられ、一度はTAKUSHIを連れていきたいと思っていたお店です。
弟子もスタッフも置かず、一人で料理を作られるのですが、
その味、素材、組み合わせ、盛り付け・・・本当に完璧。
有岡シェフと懇親にされている友人のお陰もあり、その厨房や食器の数々、冷蔵庫の中まで見せていただけたのですが、先ほどお料理が出て、頂いたそのすぐ後にも係わらず、厨房は、何一つ道具や調理の名残りがなく、綺麗さっぱり片付けられていたのです。
それには本当に驚かされました。
一流とは、そういうものなのですね。
それだけに、TAKUSHIの二十歳の誕生日には、是非、こちらのお料理を食べさせたかったので、贅沢ではありましたが、奮発したのです。
マクロな私は、お料理を食べ終わる頃には、お腹の調子が・・・。
ホント残念なことに、全てを出して帰ってきましたが(笑)
ココロの満足は大きなものでした。
私がトイレで唸っている時(^^;
有岡シェフから、料理人の心得など、厳しいサジェスチョンを頂くことが出来たようで
TAKUSHIも大満足だったようです。
息子の成長がうれしい、親子の夜でした。
お祝いのメールをくださった、Nさん、ありがとうございます。
今日の夕方に気がついた、のんきな母です。すみません。
ココロから感謝申し上げます。