南のまち、と森の端

南九州の一隅からちょっとした日常の出来事や思いを綴ります。

やはり生演奏

2021-08-01 20:44:56 | 芸術文化

楽しみにしていた第26回宮崎国際音楽祭(宮崎県、県立芸術劇場など主催)が始まりました。昨年は中止だったため2年ぶりの開催。まだコロナ感染の心配もあり今回はいくつもある演奏会のうち聴きたい3ステージのみチケットを買いましたが、個人的にもほんとうに久しぶりのコンサートで、わくわくしながら出かけました。
7月31日、メディキット県民文化センター(宮崎県立芸術劇場)で開かれた演奏会【1】エクスペリメンタル・コンサート「ピアソラの風景」~タンゴmeets クラシック」。ピアニストで作曲家の野平一郎氏が毎回監修(演奏)し現代音楽を取り上げてきたコンサートで、今生誕生誕100年にあたりピアソラに焦点をあてました。
野平氏をはじめバンドネオンの三浦一馬、ヴァイオリンの漆原啓子、川田知子、ヴィオラ・篠﨑友美、チェロ・古川展生、ピアノ・高橋優介の各氏が出演。地元のアナウンサー・薗田潤子氏の司会でピアソラの生涯をたどりました。曲はピアソラの代表曲とも言える「リベルタンゴ」「アディオス・ノニーノ」「ブエノスアイレスの冬」などのほか,ピアソラゆかりのヒナステラ、ブーランジェ、コープランドの曲などを重厚に演奏。憂いを含んだピアソラ独特の音楽世界が広がりました。
クラシック音楽はCDなどで毎日のように聴いていまずが、演奏家たちの息づかいまで聞こえそうな、どきどきするような緊迫感のなかで聴く生演奏はやはり最高。幸せを感じながら帰途につきました。
同音楽祭は徳永二男氏を音楽監督に、ワディム・レーピン、諏訪内晶子、三浦文彰、辻井伸行氏らが出演して8月15日まで同センターを中心に開催されています。

開場後のロビーの一角

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