２月23日、きょうは大淀川河川敷のコースとちょっと異なったルートを歩きましたが、そのおかげである住宅の道路沿いに純白でひときわきれいな花を見つけました。
春を告げるコブシの花です。宮崎・小林間の国道沿いにちょうど今ごろ目立つ花で、以前、警察関係の人から「開花が異動のころと重なっているので異動花と呼んでいるんです。感慨深いです」と言われたのを思い出します。
運転免許証を返納した今、国道沿いのコブシは見られなくなりましたが、それだけに美しいコブシの花は印象的です。
春を告げるコブシの花
暖かかったり寒かったり体調管理に気を遣うこのごろですが、22日は20度を超えて河川敷でウォーキングをしていても汗をかく始末。空を見ると、もくもくと積乱雲のような雲が出ていてびっくりでした。
わが家の裏手にひと坪ほどの小さなスペースがあってサルスベリやハマユウなど花木が植えてあります。ウォーキングに出る前に裏手に回るとすごくよい匂いが漂っていました。今、沈丁花の花が盛りでした。この芳香に魅せられしばし佇んでいました。
裏庭に咲いた沈丁花
このところの温かさでもうカモはいないかな、と思っていましたが、堤防から河川敷を見下ろすと、カモが４、５０羽陸に上がって懸命に草を食べていました。離れていたのでうまく撮れませんでしたが、急いでレンズを向けました。
河川敷に降りてウォーキング。親子連れや子供同士の姿、サッカー少年団らしき一団がボールを追いかけています。ここはもう春という感じ。歩いていると、２メートルほどの木があり、あと数日で花が咲こうというハナモモでした。年に数回は増水で水没する所なのにしっかり生きている木です。蕾は濃いピンク。辺りはまだ冬色なので、わずかでもよく目立ちます。確実に春はそこまでやってきています。来月になった対岸の桜並木も楽しみです。
点々と陸に上がったカモの群れ
大きく膨らんだハナモモのつぼみ
初めてクラウドファンディングというものに応募してみました。
クラウド（群衆）とファンディング（資金調達）とを一緒にした言葉。その活動に共感、支援、協力したいという人にインターネットを通して資金を募るというもので、近ごろ盛んに行われています。
ちょうど宮崎市の街の映画館・宮崎キネマ館が４月に移転・リニューアルオープンするのに伴いこのクラウドファンディングの募集していることを知り、応募してみることにしました。
といっても映画鑑賞券のリターンがある5000円コースですが、一映画ファンとして少しでも協力できれば、と思って。４月に営業再開の予定。持病がある者でも大手を振って行けるようにコロナがおさまっていればいいのですが…。
1月始めに自動車を手放した後、公共交通機関を利用して初めて宮崎市－湧水町間を往復しました。車なら２時間弱で行くところ、バス・列車の接続が悪く３時間前後もかかり、不便さも感じました。しかし、車窓からの眺めは飽きないし、旅行気分で結構楽しく感じました。
宮崎市街地からJR小林駅まで１時間ちょっと。小林駅北側には新しく観光交流センターKITTO小林が建っていて、小林市観光協会や宮崎交通のバス案内所、交流スペースがあり、雰囲気が一新。ただし、JR吉都線吉松行き列車の待ち時間が１時間以上あり、駅前を見回してもコンビニがなく、少し不便さを感じました。
小林までの沿道のコブシなどの花はまだでしたが、列車の車窓からは霧島の山々に春がすみがかかり、車では味わえない美しさとゆったりとした時間の流れを感じました。吉松駅の待合室にはストリートピアノが置いてあるのを発見。コロナのため現在は利用できませんが、そのうちぜひ音色を聞いてみたいと思うことでした。
小林駅舎につながるKITTO小林
