(裏)長男の荷物

それどこで買ったの?いくらしたの?Where did you get It? How much was It done?

夢の続き

2017年05月23日 13時52分09秒 | お話
睡眠中に夢を見るやん。夢なんぞ見いひん言うヤツは忘れとるだけや。「白昼夢」や「デジャブ」とは違い、それらはどちらかというとフラッシュバックや。話を「夢」に戻すで。人類が食われることは稀だが猿やったころ、いいや猿以外の動物も眠る。寝るって無防備やがな、食ってくれと言わんばかりに。寝る理由は食い続けてエネルギーを補充するより、寝て体を休めた方が長生きし、種の存続に有利なのやろう。じゃあ目を開けて(警戒しながら)寝れば(体を休めれば)いいのでは? という考えが浮かぶが、そないに上手くはいかへん。活動中は食べ物を探したり危険から逃れたりするために脳も働いていて、同じく脳にも休養が必要なのやろう。しかし猫が一日中寝とる必要があんねろか?(夜中に起きとるかどうかは知らん)。脳の大小では無く、活動量と摂取するエネルギーのバランスで睡眠時間が決まるのやないかな。ここでウチの推理が破たんする。賢い子ほど良く寝る説は・・無い。ネズミは日中ほとんど寝て過ごす。起きとる間は絶えずエサを探し食いよる。体の大きさと内蔵のバランス、例えば体温と体の表面積は反比例(面積なので二乗ね)しよるさかいにネズミはなんか食べなきゃならん。逆に「賢い子も寝なきゃバカになる」は有りやな。
睡眠中の脳。体の制御から解放されてスイッチを切っとるのではあれへん。脳には「記憶」ちゅう仕事がある。その「記憶」ちゅう仕事を寝とる間にやる。感覚から入ってくる情報を遮断し、体の制御は体温や呼吸の維持など最低限しかやらへん。「記憶」は電気の「0」と「1」で、電気を流すには神経細胞、電気をつなぐには神経細胞体が必要と書いた。つまり記憶は成長なのだ。成長はエネルギーを使う現象で、体なんかに構ってられへんから体は寝てろと。日中起きた感覚器官を通じて脳に入ってきた情報を、神経細胞に置き換える仕事。言っておくが、私がそこいらで拾ってきた記憶でこの文を書いとる。話が急につながったり、全く離れとったりするかもしれんがブログなので許せ。
さて、その「記憶」やけど、あんたは日中起きたことみな覚えとる? 昨日の晩ゴハンは何食べた? ボケとかバカとかは置いておいて、脳は選択をしとるんや。選択の方法は、才能とか先祖の報いとか人それぞれやからここでは詳しく掘り下げへん。逆に今日起こったことをみな覚えていとるほうが当たり前ちゃうん? 今、目の前で起きて「アハハ、くだらねぇ」て一旦認識して、脳までつながったことがさっさと無くなっていくことの方が不思議。「シュレーディンガーの猫」のことでは無いが似とるかもな。何で脳は選択をするかというと、情報量を減らすため。減らすのは容量の問題だけではあれへん、選択とは脳を守るためでもあるのやないか。
目で見たもの、聞ぃたこと、味、臭いみなを一生背負うことは、ある意味えらいことやないか。感じたこと、特に嫌なことは記憶に残しとない。(嫌なことを記憶に残す残さないは天性の才覚であったり才能であったりテクニックでもある。このネタは、いつか使いたい。)
睡眠中も脳は活動しとる。それは脳波なり血流量を計ることで判っとる。整理しよう、寝とる間に記憶を保持するため、記憶と記憶をつなぐために神経細胞を増やし延ばしつなぎ変えて脳は成長する。どうでもええと選択した記憶は無駄なエネルギーは使わん、で、脳はスペースを確保して来るべき記憶に備える。


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