活字になった川柳など

日常と川柳
各種公募入選句
川柳についての個人的意見

古川柳の謎解き

2004-09-08 07:39:02 | Weblog
NHK学園の川柳春秋という季刊誌で
渡辺信一郎先生の担当で川柳の解釈を
募集していました。
迷解答をすることも多かったのですが
正解を考え出せたときもありました。
権蔵でからくり程は歩くなり(明七桜2)

私は
権蔵のわらじを履いた小さな子供が、からくり人形の
ようにぎこちなく歩いている様を詠う。
と答えました。正解でした。
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公募の川柳

2004-09-07 07:07:54 | Weblog
検索: 句会、川柳
で現在公募中の二つの懸賞が見つかりました。
互選について紹介したので今度は選者撰の句会を
紹介するつもりでした。企業が募集する川柳ですので
勝手にリンクするのは遠慮して
ご紹介だけします。

ひとつはDVD川柳で、もうひとつは焼酎の会社の主催の
’のんべえ’川柳です。
川柳を書かれている方、是非サイトを見つけて応募して下さい。
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鮮度今ひとつの時事川柳

2004-09-03 07:21:39 | Weblog
いつ作ったかはわざと書かないでおきましょう。
サッカーのルール本当には知らず
核査察性善説を押しつぶし
携帯が公衆電話邪魔にする
ウイルスが人の弱さをいぶりだす
キャスターの個性を売ったニュースやめ
改革の題目多数派の踏み絵
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明日は君たちのもの(承前)

2004-09-02 08:00:33 | Weblog
川柳マガジン2003年7月号に笠川嘉一先生が
前述のサトウハチローさんの詩を紹介されている。
川柳の定義に使えるとお考えになってのことである。
五・七・五で何でもよむー川柳はことばのつばさー
形式は四連

第一連は文末に’よむ’
五七五で
悲しみを
さびしさを
母の声を
友達の姿を
まちどおしいおやつを
はらぺこを
ふくれるしもやけを
風にひりつくあかぎれを
ありのままをよむ
五七五で

第二連は
人の心の琴線を
何かに触れると美しく鳴りひびく糸とたとえる
それが五七五と並べた言葉に待ってましたとすこぶる敏感に
直ちに大きくうなずき、たちまち高くなりひびき
拍手ともなるとよむ

第三連は
川柳と俳句が世界で一番短い詩形
日本独自
すぐに飛び込める
大切に持ち続けようと呼びかける

第四連は第一連と同じ形式のリフレイン
文末に’よむ’
五七五で
やりきれなさを
けんかしたあとのあじけなさを
遠いお使いを
春を待つ弟を
蜂の子のうまさを
ものすごい足の痺れを
続けてとびだすしゃっくりを

そして最後のフレーズは

思いのままよむ
五七五でよむ

私は第一、第四連の’よむ’のフレーズのいくつかは一つ一つに
中学生のどなたかが作った川柳が対応していると読む。
その作者が今の私と同じ年になって
どんな川柳を作っているのか?もう川柳はやめてしまったのか
そこが気になる。
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ラジオで放送された句

2004-09-01 07:33:44 | Weblog
ずっと以前ぼやき川柳で放送されました。NHK大阪ラジオ
減税といった始末は誰がする

NHKラジオセンター川柳選評
訳もなく吹雪に向かい声をあげ
コーラスが揃いなんだかじんとくる
結納を済ませてからの日の速さ


NHK札幌放送局ラジオもぎたて便・かえる句会
(テレビに移ってほくほく川柳になりました。)
季語に無い果実を食べる幸不幸
豊作を自由市場は喜ばず

コメント (1)
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