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川柳についての個人的意見

七五五のリズム

2004-08-16 07:13:01 | Weblog
掲示板で中八について議論しているうち
七五五の十七字音も川柳では?という話題になった。

つまり中五でもいいのじゃないかという意見だ。

私は柳樽にこの詩型があるのを知っていたから
川柳といえる。例句が必要では?と答えてしばらく
例になりそうな句を探していた。そして大略次のように
書き込みをした。


「755の例句見つけました。
出典は江戸川柳(国文学 解釈と鑑賞別冊 江戸川柳を読む
平成13年2月 江戸川柳研究会編 至文堂)です。

けちな名歌を大釜の中で読み(十六20)

これは石川五右衛門が例の
’石川や浜の真砂は作るとも世に盗人の種はつきまじ’
をかまゆでの刑の途中で作ったとのだろう言う意味の穿ちで
作者は五右衛門が泥棒でその歌だからわざと
’けち’をつけていると解釈されていました。

私も縦書きで
あなたらしいとほめられるけなされる
と句を作りましたが、本名で発表しました。
選者は尾藤三柳先生でした。

やはり読んでみてリズムは575の方が良いと感じますが
いかがでしょうか?

自分のもの以外の例句なかなか見つけられず
長い間お待たせしました。」

気にかけて読書をすると思いがけないところで
答えが飛び込んでくる、そんな経験のひとつであった。
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