一年前に作った句を紹介します。
親切を素直に受け取れぬひがみ
夏休み子を第一に予定たて
行きよりも土産が重い里帰り
人ごみを避けた通りに渋い店
宣伝のメールに埋もれ来る私信
友人の朗報拍手するゆとり
力量を示しきれないやるせなさ
父に勝つつもりで決める志望校
抜けた歯をいとしむように動く舌
思い切り笑ってみても一人旅
どうとでも取れる意見を言いなれる
親切を素直に受け取れぬひがみ
夏休み子を第一に予定たて
行きよりも土産が重い里帰り
人ごみを避けた通りに渋い店
宣伝のメールに埋もれ来る私信
友人の朗報拍手するゆとり
力量を示しきれないやるせなさ
父に勝つつもりで決める志望校
抜けた歯をいとしむように動く舌
思い切り笑ってみても一人旅
どうとでも取れる意見を言いなれる
いい句だと思いました。これが大人になるということなのか、生きていく知恵ということなのか、でもこういう事が出来ないと自分を守れないということなのか、いろんな感情が湧いてきました。読者が自分自身を鏡に写さなではいられない、川柳の凄さを感じました。