【イスラーム国】10/30「毎日」岸達也記者による<イスラム国、広がる勧誘網、北大生渡航計画>という「調査報道」記事を興味深く読んだ。だがこの中田孝(54)という元大学教授が「日本を代表するイスラム研究者」というのはホントかな?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E7%94%B0%E8%80%83#.E5.85.B1.E7.B7.A8.E8.91.97
『世界の名著5:コーラン』(中央公論社)の翻訳は藤本勝次、伴康哉、池田修の3人で、付録の鼎談には慶応大総長の前嶋信次が加わっている。
これは訳者3人の連名で『コーラン(1,2)』として、今は中公クラシックス(2002)に入っている。
前嶋の弟子の井筒俊彦には『イスラーム思想史』(中公文庫, 1991)がある。
『暗殺者教国:イスラム異端派の歴史』(ちくま学芸文庫, 2001)は岩村忍の執筆だ。これは1964年に筑摩書房から『暗殺者教国:中央アジアを震撼したある回教国の歴史』として出され、1981年にリブロポートから現行書名で再刊され、01年に「ちくま学芸文庫」に入れられた名著だ。この「ニザリ・イスマイリ教団」は洗脳の手口がいまの「イスラーム国」とよく似ている。
R.ベル『コーラン入門』(ちくま学芸文庫, 2003)は1959年生まれの医王秀行が訳している。
中村廣治郎は東大出版会から『イスラム:思想と歴史』(1977) を出している。彼は東大文学部卒で1987年に教授となり、イスラム教の専門家だったから、あるいはその弟子筋か?
北大生がまともに「クルアーン(コーラン)」を読んでいたら、とてもシリアに人殺しに行く気にはなれなかっただろうに。イスラム教徒は「アッラー・アクバル(神は偉大なり)」と唱えるのだが、アッラーはモハメッドの父親の名前でもあるそうだ。
ともかく「中田孝」なんてイスラーム学者は聞いたことも読んだこともない…
調査報道には基礎的な文献の読み込みが必要だ。
「コーラン」については「買いたい新書」で書評しておいた。
http://www.frob.co.jp/kaitaishinsho/book_review.php?id=1348809855
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E7%94%B0%E8%80%83#.E5.85.B1.E7.B7.A8.E8.91.97
『世界の名著5:コーラン』(中央公論社)の翻訳は藤本勝次、伴康哉、池田修の3人で、付録の鼎談には慶応大総長の前嶋信次が加わっている。
これは訳者3人の連名で『コーラン(1,2)』として、今は中公クラシックス(2002)に入っている。
前嶋の弟子の井筒俊彦には『イスラーム思想史』(中公文庫, 1991)がある。
『暗殺者教国:イスラム異端派の歴史』(ちくま学芸文庫, 2001)は岩村忍の執筆だ。これは1964年に筑摩書房から『暗殺者教国:中央アジアを震撼したある回教国の歴史』として出され、1981年にリブロポートから現行書名で再刊され、01年に「ちくま学芸文庫」に入れられた名著だ。この「ニザリ・イスマイリ教団」は洗脳の手口がいまの「イスラーム国」とよく似ている。
R.ベル『コーラン入門』(ちくま学芸文庫, 2003)は1959年生まれの医王秀行が訳している。
中村廣治郎は東大出版会から『イスラム:思想と歴史』(1977) を出している。彼は東大文学部卒で1987年に教授となり、イスラム教の専門家だったから、あるいはその弟子筋か?
北大生がまともに「クルアーン(コーラン)」を読んでいたら、とてもシリアに人殺しに行く気にはなれなかっただろうに。イスラム教徒は「アッラー・アクバル(神は偉大なり)」と唱えるのだが、アッラーはモハメッドの父親の名前でもあるそうだ。
ともかく「中田孝」なんてイスラーム学者は聞いたことも読んだこともない…
調査報道には基礎的な文献の読み込みが必要だ。
「コーラン」については「買いたい新書」で書評しておいた。
http://www.frob.co.jp/kaitaishinsho/book_review.php?id=1348809855
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