【雑誌読み比べ】
東広島市街地の「夢タウン」に出かけ、「新潮45」11月号、「正論」12月号、「歴史通」11月号を啓文社で買ってくる。25キロの道だが、信号が最少になる道を「発見」したので20分で行けた。途中にある「コリアン・ハウス」という朝鮮料理屋、「長春飯店」という中華料理店が「営業準備中」という立て看板を出したままになっているのを確認した。
戻りにスタンドによって、ハイオクを10リットルだけ補給した。前回の給油時レギュラーの価格は162円/Lで、今回のハイオクは168円/Lで40円だけ余分の金が要った。「産経」に「原油価格14週連続、下落」とあったが、末端価格はそうすぐには下がらない。
ハイオクを使うのはエンジン内部の燃えかすを完全燃焼させるのと、登坂能力の向上能力を調べるためだ。今、セコを使うと追い越し車線で75キロが出せるが、ドライブモードで何キロ出せるかが知りたい。
各誌表紙のメイン標示:
「歴史通」:総力特集=朝日新聞—ニッポン売ります、全史。
「我ら、朝日とかく戦えり」(渡辺昇一・堤堯)
「新潮45」:特集=世はいかさま。「朝日新聞が怯える<今そこにない危機>辻堂雄一
表紙には載っていないが、「朝日新聞の歴史を貫く七つの<ブラック綱領>」(山本武利:早稲田と一橋大の名誉教授)これはメディア史、プロパガンダ史の研究者による読み応えのある論文だ。「朝日」135年間の報道分析により、その「編集、経営手法、行動のポリシー」を7項目に要約している。
<7.読者はバカである>(と朝日編集局は考えているという意味)の項目の終わりにこうある。
「今回の朝日問題の勃発で、安倍政権はNHKを支配下に置いたように、朝日の御用化を虎視眈々とねらっている。…朝日にかぎらず日本の大新聞の弱点はテレビ免許事業で、権力に左右される宿命にある。…朝日批判の世論の沸騰で、テレビ朝日系列への権力の介入を許す恐れが強い。
読者をないがしろにして、権力と裏取引すればしっぺ返しが左右両翼から来よう。バカ読者の大挙朝日離れによる打撃は、外務省機密漏洩事件(西山事件)の毎日の比ではあるまい。(終)」 まったく同感である。
NHKと「朝日」はクワラスミ報告に基づいた「女性国際法廷」番組事件(ETV2001「問われる戦時暴力」, 2001/1/30)の放映とその番組改編をめぐる「朝日」の誤報により、自民党から強い憎しみをかった。事件の詳細は
川崎泰資・柴田鉄治『検証・日本の組織ジャーナリズム:NHKと朝日新聞』(岩波書店, 2004)、
同『組織ジャーナリズムの敗北:続・NHKと朝日新聞』(同社, 2008)
に詳しい。
★「正論」12月特別号は4部構成になっていて、第Ⅰ部「本誌が追求した朝日新聞問題と歴史問題」の第3章「<慰安婦>との闘い」にニューギニアにおける日本軍慰安婦と食人についての「朝日誤報」が取り上げられている。
田辺敏雄「朝日がニューギニアの元日本兵に着せた猟奇的汚名」
ニューギニアの戦場で日本兵がパプア人を強姦、殺害、慰安婦にした数が21,379人、食人数が1,817人と「週刊朝日」(1997/10/17号)により大きく報じられた記事を検証している。この論文は「正論」1999/2月号の再掲。著者は「現代史家」とのみある。
東部ニューギニア戦は当初ポートモレスビーを目標に進行したが、ガダルカナル戦で中止され制海権を失い、以後補給が耐え、守勢にまわった日本軍は飢餓と病気のため約20万人の投入兵力の93%が死滅した地獄の戦場である。生き延びた俳優の加藤大介は「南の島に雪が降る」を後に書いている。
東広島市街地の「夢タウン」に出かけ、「新潮45」11月号、「正論」12月号、「歴史通」11月号を啓文社で買ってくる。25キロの道だが、信号が最少になる道を「発見」したので20分で行けた。途中にある「コリアン・ハウス」という朝鮮料理屋、「長春飯店」という中華料理店が「営業準備中」という立て看板を出したままになっているのを確認した。
戻りにスタンドによって、ハイオクを10リットルだけ補給した。前回の給油時レギュラーの価格は162円/Lで、今回のハイオクは168円/Lで40円だけ余分の金が要った。「産経」に「原油価格14週連続、下落」とあったが、末端価格はそうすぐには下がらない。
ハイオクを使うのはエンジン内部の燃えかすを完全燃焼させるのと、登坂能力の向上能力を調べるためだ。今、セコを使うと追い越し車線で75キロが出せるが、ドライブモードで何キロ出せるかが知りたい。
各誌表紙のメイン標示:
「歴史通」:総力特集=朝日新聞—ニッポン売ります、全史。
「我ら、朝日とかく戦えり」(渡辺昇一・堤堯)
「新潮45」:特集=世はいかさま。「朝日新聞が怯える<今そこにない危機>辻堂雄一
表紙には載っていないが、「朝日新聞の歴史を貫く七つの<ブラック綱領>」(山本武利:早稲田と一橋大の名誉教授)これはメディア史、プロパガンダ史の研究者による読み応えのある論文だ。「朝日」135年間の報道分析により、その「編集、経営手法、行動のポリシー」を7項目に要約している。
<7.読者はバカである>(と朝日編集局は考えているという意味)の項目の終わりにこうある。
「今回の朝日問題の勃発で、安倍政権はNHKを支配下に置いたように、朝日の御用化を虎視眈々とねらっている。…朝日にかぎらず日本の大新聞の弱点はテレビ免許事業で、権力に左右される宿命にある。…朝日批判の世論の沸騰で、テレビ朝日系列への権力の介入を許す恐れが強い。
読者をないがしろにして、権力と裏取引すればしっぺ返しが左右両翼から来よう。バカ読者の大挙朝日離れによる打撃は、外務省機密漏洩事件(西山事件)の毎日の比ではあるまい。(終)」 まったく同感である。
NHKと「朝日」はクワラスミ報告に基づいた「女性国際法廷」番組事件(ETV2001「問われる戦時暴力」, 2001/1/30)の放映とその番組改編をめぐる「朝日」の誤報により、自民党から強い憎しみをかった。事件の詳細は
川崎泰資・柴田鉄治『検証・日本の組織ジャーナリズム:NHKと朝日新聞』(岩波書店, 2004)、
同『組織ジャーナリズムの敗北:続・NHKと朝日新聞』(同社, 2008)
に詳しい。
★「正論」12月特別号は4部構成になっていて、第Ⅰ部「本誌が追求した朝日新聞問題と歴史問題」の第3章「<慰安婦>との闘い」にニューギニアにおける日本軍慰安婦と食人についての「朝日誤報」が取り上げられている。
田辺敏雄「朝日がニューギニアの元日本兵に着せた猟奇的汚名」
ニューギニアの戦場で日本兵がパプア人を強姦、殺害、慰安婦にした数が21,379人、食人数が1,817人と「週刊朝日」(1997/10/17号)により大きく報じられた記事を検証している。この論文は「正論」1999/2月号の再掲。著者は「現代史家」とのみある。
東部ニューギニア戦は当初ポートモレスビーを目標に進行したが、ガダルカナル戦で中止され制海権を失い、以後補給が耐え、守勢にまわった日本軍は飢餓と病気のため約20万人の投入兵力の93%が死滅した地獄の戦場である。生き延びた俳優の加藤大介は「南の島に雪が降る」を後に書いている。
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