ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

税金の使い道に目を向けて/街頭活動

2023-09-04 20:40:06 | お仕事
週頭の街頭活動。
だいぶ涼しくなりましたが、汗が一杯出ます。
頑張って、約30分。
明日から9月議会が始まります。
だいたい、議論されるものの多くは、お金の使い道です。
たびたびお伝えしていることですが、皆さんからの預かり物の使い道です。
それを審議するのが、3月であれば1年間の使い道を提案する「当初予算案」です。
6・9・12月の定例会では、「補正予算」が提案されますが、予算以上にお金が必要になったという補正と新しい取り組みに予算組みしたいという補正がありまして、お金の使い方が=政策ということで見えやすいと思っています。
お金が潤沢にあれば、何でも困っているところにお金を回せば、幸福度は上がります。
すなわち、市政に対する満足感は上がります。
お金が限られているから、政策の優先順位付や取捨選択が必要になります。
そこに、市政の考え方や方向性が見えるわけで、皆さんには特に予算がどう組まれているかを注目していただきたいと思います。
その際に、見ていくのは、額もさることながら、「使い道」と「使い方」です。
大きな額のものは、国や県の政策を代行して行う定型の工夫のしようのないものや工夫しろの少ないものが多かったりしますが、小額なものには「宇和島をどうしたい」が見えてくるものがあると思います。
ですから、額の多寡よりも質によって質問戦で取りあげられたり、委員会審査で特に議論が行われたりするのです。
もちろん、議会が問いかける事案は、市民の皆さんの声を代弁して行われる事案もありますし、自身の経験で持っている問題意識に基付いたものもありますが、より良い宇和島を求めて意見が戦わされています。
また、
様々な事業・予算執行には効率も求められます。
費用(予算他)と便益の比率、いわゆるB/Cも見ることもあります。
便益の積み上げには、受益者の人数が大きく関わって参りますから、受益者が多いほど大きな便益が得られます。
そういう観点では、今回質問で取り上げようと思っている、「都市再生整備事業」は、コンパクトシティを実現する。
都市機能を中心部に再編して集住を実現する。
等を目標にしていまして、
行政サービスを、効率的に提供するために、住民という行政サービスの受け手・受益者が適度に集まってくれることで大きく効果が上がるからその実現を図るための事業には、国が半分ほど応援しようというものです。
第1期のパフィオ宇和島は、成功事例だと思っています。
人口が半分になれば、行政サービスの受け手が散らばって住むままでは、提供コストは倍になることをイメージしなければ成りません。
だから、それを避けるための準備をして下さいね。
これが制度の趣旨だと思っています。
そんな地方ですから、
市民の側からも、行政コストを下げるために自らの生き方を考えて見てはどうかと思います。
介護の支え手が不足する時代が来るのであれば、一日でも長く健康で居なければ成りません。
病気になりにくい生活習慣を採り入れることによって、医療費も削減できます。
ポイ捨てが減れば、清掃費やゴミ撤去に掛ける税金は減って参ります。
税金で市民サービスが提供されているということを常に意識して、自分のお金で行政サービスが届けられているのだと常に考えていましょう。
他人の金だと無駄も見逃してしまいがちですが、自分の金だと無駄は許せませんよね。
おまかせ民主主義から当事者民主主義へ。
予算の使い方に目をやることで政治を我が事と考えてみて下さい。
一人一人が、そんな意識を持って過ごせば、地域が変わります。と。
※画像は、都市再生整備事業の第1期の概要図です。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 人口減少を前提の政策選択を... | トップ | 自民党政経セミナー »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

お仕事」カテゴリの最新記事