日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

北海道花見の旅 2021 - 晩酌

2021-05-08 23:55:36 | 晩酌
帰りの便を手配したとき、出航の三時間前までに手続を済ませるようにと告げられました。さすがにそれは早すぎだろうと思いながらも、指定された期限に合わせて乗り込むと、結果として理に適っていました。乗船し、荷物まとめて船室に置き、一風呂浴びてから晩酌を始めれば、片付けを済ませたところで一時半の出航を見届けられるという寸法です。
出航間際に乗船し、一息つく間もなく甲板に駆け上がり、遠ざかる陸の明かりをしばし眺めて、然る後に風呂、晩酌という順序なら、何時になっていたのでしょうか。何もかも終えてから出航を見届けて、その後直ちに休むという前提で考えると、三時間という間合いには無駄がありません。悠然と出航を待つひとときを体験してみたいと常々思いながらも、毎度のように駆け込んできた自分にとっては、貴重な時間を満喫したいという心境です。
秋の遠征に比べ、道内での滞在期間が短めだったこともあり、買い出しをしての晩酌はこれが最初で最後となります。一度限りの機会を最大限に生かすべく、買い出しにあたっては周到な算段をつけておきました。まず手近なコープで刺身だけ買っておき、ある程度距離を稼いだ段階でセイコーマートの惣菜を買い、港へ着く直前にもう一度セイコーマートに立ち寄って酒を買うという寸法です。その方針に従って、刺身と漬物は美唄のコープ、酒は苫小牧のセイコーマート、その他については由仁のセイコーマートで押さえました。品数がやけに多いのは、明日の朝食と昼食にする前提で多めに調達したからです。100円パスタも五種類あるため、残った分はそれらとともにいただきます。

サッポロクラシック
長崎産真あじたたき刺身
昆布はくさい
北のポテトサラダ
きゅうりの酢の物
北海道芽室産切干大根
ご飯にぴったりパリパリ大根
子和えこんにゃく
海老シュウマイ
豚串
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北海道花見の旅 2021 - 思し召し

2021-05-08 22:35:04 | 北海道
小樽まで大移動した前日には若干及ばなかったものの、本日も240kmほど走りました。上陸から908kmを走破して苫小牧港に辿り着き、道内での全行程を終えたところです。
大洗行で帰るのは八年ぶりです。以降毎年北海道へ車を渡して来たものの、帰りの便の行先は八戸、青森、新潟のうちのいずれかで、そこからさらに旅をしながら帰京しました。事実上の直帰となるのは、自分にとってそれだけ珍しいことなのです。
先ほど萱野を訪ねたとき、あと一日足りなかったと申しましたが、実をいうと延ばしたところで仕方がありませんでした。明日が雨の予報だからです。北海道に車を渡して花見をしたのは、直近でいうと三年前のことですが、あのときは一日延ばすことにより、快晴下でもう一日花見ができる状況でした。五年前にも同じ局面で帰りを一日延ばしました。もう一日花見をしてから帰れという思し召しだろうと受け止めたのです。逆の結果になった今回は、このまま帰れということでしょう。道南に腰を据えて滞在し、実質一日限りとはいえ道央でも桜を観賞できたため、あと一日あればと臍を噛むつもりはありません。感謝を胸に帰ります。
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北海道花見の旅 2021 - ライダーハウス旧萱野駅

2021-05-08 20:18:16 | 東北
光珠内からさらに上ると、岩見沢の市街を短絡する道道に入ります。走った先に現れるのが萱野のライダーハウスです。残念ながら今回は素通りせざるを得ないものの、どのみち前を通るなら、挨拶だけでもしていきたいと思うのは人情というものでしょう。事前に一報入れた後、ささやかな手土産持参で乗り込むや、駅舎に灯る明かりを見て、先客がいることを知りました。おそらく以前同宿したと思われる、釧路から来たオフロードバイクの旅人です。渦中の札幌にも近く、ライダーハウスの動静は否応なく気になっていたわけなのですが、変わらず開放されていると知り、安堵感が押し寄せるとともに、改めて感謝したいものだと思いました。
結果として、あと一日足りませんでした。もう一日あればこちらに泊まった上で、駆け足に終わってしまった奈井江と美唄の桜を再び眺めて締めくくることができたからです。しかし、例年は疎かとなりがちな道南に、腰を据えて滞在できたことについては満足しています。管理人に挨拶だけはできたため、もう思い残すことはないという心境ですが、それはあくまで秋に再訪するという前提があってのことに他なりません。そのときにまたお会いしましょう…
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北海道花見の旅 2021 - 光珠内駅

2021-05-08 19:53:43 | 北海道
今日の今日まで満開の桜を眺め、さらには夜桜見物もできたことにより、「やりきった」と思える境地に達しました。滞在を一日延ばす奥の手までは行使せず、今夜の便で帰ります。ただし、苫小牧まで直行するわけではありません。光珠内駅に立ち寄ると、駅の裏手の田圃から蛙の声が聞こえてきました。桜がまだ咲く道央ではありますが、初夏到来を実感させられる一幕です。
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北海道花見の旅 2021 - 東明公園

2021-05-08 18:16:26 | 北海道
夏井千本桜を振り出しに、中断を挟みながらも一月にわたり桜を追ってきましたが、いよいよこれで打ち止めです。美唄の東明公園が今季の大トリを務めます。
石狩平野を東側から見渡すのは、にわ山森林自然公園と同様ながら、こちらは山というより丘と呼ぶのがふさわしい高さです。馬の背のような斜面に桜が林立するのは、一昨日訪ねた八郎沼のようといえなくもありません。しかしここではより起伏があり、桜の木々も立派です。
五年前、満開かつ快晴の状況でここを訪ねました。札幌以北では珍しいソメイヨシノが丘一面に咲き誇り、日中の大半を費やしたのが思い出されます。三年前はにわ山に時間を使い過ぎてしまい、こちらには日没間際に駆け込む形となったものの、そちらも悪くありませんでした。西に開けた斜面から眺めれば、淡い夕日を浴びた桜が影絵となり、やがてぼんぼりも灯されて、次第に暮れていく光景が実に印象的でした。今回も二兎を追いかけたことにより、日が高いうちに訪ねる機会は逃したものの、見方によっては今こそ頃合いともいえます。
弘前のそれを彷彿させるぼんぼりは、桜が咲くと灯されます。物騒なご時世だけに、今季は中止となってもおかしくないところではありましたが、先ほど明かりがつきました。ただし、ぼんぼりの仄かな明かりに過ぎないため、桜を直接照らす明るさはありません。暗くなる前の黄昏時が見所です。今季最後の夜桜も見届けてから切り上げます。
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北海道花見の旅 2021 - にわ山森林自然公園

2021-05-08 17:11:36 | 北海道
二兎追う者は一兎を得ずの諺も顧みず、二兎を追うことにしました。そのうち一つは奈井江のにわ山森林自然公園です。
ここを初めて訪ねたのは三年前のことでした。桜の数もさることながら、眼下に広がる石狩平野の眺めがよく、道央で再び花見をするときは必ず寄ろうと決めていました。広い平地を一望する小高い山に桜が咲くという眺めは、後に出会ったところでいうなら米沢の御成山公園に似ています。しかし、高さと視界の広さは上回り、特に奥行がより広大です。眼下では水鏡になった田圃が夕日を映して輝きます。日没の前後はさぞやと想像させられる眺めです。
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北海道花見の旅 2021 - 偕楽公園

2021-05-08 16:17:04 | 北海道
甚だ駆け足ではありましたが、石狩での花見はこれで打ち止めです。トリを飾るのは偕楽公園、三日月湖の畔にエゾヤマザクラが咲いています。
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北海道花見の旅 2021 - 円山公園

2021-05-08 15:57:18 | 北海道
役場の前の案内板には月形駅の文字が残り、その下には円山公園とありました。札幌における花見の名所と同名です。しかし、正体を確かめるべく向かったところ、ごくささやかなものでした。野球場よりやや小さい芝生の広場の外周に、エゾヤマザクラが十本ほど咲いているだけだったのです。とはいえ、日陰には今なお雪が残る中、西日を浴びて佇む桜の姿には、北国の遅い春をそこはかとなく実感させるものがあります。華々しさはないものの、印象的な光景です。
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北海道花見の旅 2021 - 石狩月形駅

2021-05-08 15:21:06 | 北海道
続いては石狩月形駅を訪ねます。旧札沼線の沿線を車窓越しに見て思ったのは、廃止から一年経ったにもかかわらず、意外に変わらないということです。踏切の前後を除いて軌条は残り、駅舎の多くもそのままでした。月形町の玄関だった当駅でも、駅舎もろとも残っていました。かつての駅舎は代替バスの待合室に転用され、構内もホームの上の駅名標以外は全てそのままです。駅舎とホームを残したまま公園にする計画でもあるのでしょうか。数年後に一変している可能性はあるものの、たとえ駅舎が失われても、駅前の農業倉庫と停車場線の標識から、かつての姿を偲ぶことだけはできそうです。
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北海道花見の旅 2021 - 中小屋神社

2021-05-08 14:51:57 | 北海道
当別からは国道275号線で石狩平野の西側をなぞります。軌条どころか駅舎も残る札沼線の跡を横目にしつつ走ると、小さな神社の境内にエゾヤマザクラが咲いていました。一旦通り過ぎながらも引き返すと、看板には「中小屋神社 清林公園」とありました。小さな社が木立に囲まれ、その中に混じって桜が咲いているだけというささやかさではありますが、ソメイヨシノが中心だった道南とはかなり異なる趣です。
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北海道花見の旅 2021 - 石狩太美駅

2021-05-08 13:58:30 | 北海道
さらに走ると石狩太美駅に至ります。前面に三角形のファサードを二つ並べ、そのうち一つを玄関にして、時計台と小屋根を乗せた駅舎の造りが好ましく、赤茶色を基本としつつ白い縁取りを要所に使った配色も巧みです。
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北海道花見の旅 2021 - 三度目

2021-05-08 13:39:16 | B級グルメ
給油をするのは二度目でしたが、セイコーマートは三度目です。さらに走るとホットシェフを併設したセイコーマートが現れました。道内に滞在するのも今日限り、つい欲張りたくなってしまうのは人情です。豚丼とフライドチキンを組み合わせます。
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北海道花見の旅 2021 - 二度目の給油

2021-05-08 13:03:51 | 北海道
最短経路で向かうなら国道337号線ですが、今回は北側を並行する広域農道に入りました。燃料が残りわずかになってきたため、道内二度目の給油をするのが目的です。
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北海道花見の旅 2021 - 銭函駅

2021-05-08 12:29:22 | 北海道
今回は渦中の札幌を通らずに空知へ向かいます。その途中で必然的に経由するのが銭函駅です。玄関と改札口の扉が開け放たれています。それもそのはず、気温は20度に達し、日射しの強さと雲の形はいかにも初夏の趣です。まだ春らしかった道南との気候の違いを実感します。
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北海道花見の旅 2021 - 六花亭

2021-05-08 11:53:43 | 北海道
六花亭で土産を買うと、北海道の旅も仕舞いと実感します。観光客で混むだろう小樽運河の店舗を避け、立ち寄ったのはイオン併設の店舗です。
今回訪ねて知ったのは、先月からポイントカードの仕組みが変更されたことです。年度ごとに発行し、積算期間を三年にするというもので、過去のポイントは無効とされてしまいました。今回ついたポイントも、三年後の三月までに使わない限り無効となります。利用者にとって不利な変更が行われたのは、昨今の世知辛いご時世による影響でしょうか。三年後までにどれだけ貯め、それまでに何と引き換えるかを、早いうちから考えておく必要がありそうです。

★六花亭 イオン小樽店
小樽市築港11-6
0120-12-6666
900AM-2030PM
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