日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

北海道花見の旅 2021 - マサラカリス

2021-05-06 22:56:27 | 居酒屋
馬鹿の一つ覚えを貫きました。今夜もマサラカリスのカレーで締めくくります。
ラーメンとの二者択一だった昨夜に対し、今夜は別の二者択一がありました。既に酒はもういい、別腹に入るものなら辛うじてという腹具合です。カレーについても三夜続けていただいたため、腹具合だけ考えると、今晩も是非と思うほどの強い意欲はなかったのです。その一方で、最後の晩だけ素通りするのは惜しいようにも思われました。これは取りも直さず「迷ったら買え」の原則が妥当することを意味しており、ラーメン、カレーのどちらにするかの選択よりも簡単です。形の上では二者択一でも、実質的な迷いはありませんでした。

マサラカリス
函館市松風町14-3
0138-76-4740
1130AM-1445PM
1800PM-2045PM
2100PM-130AM
日曜及び第一・第三月曜定休
気まぐれカリスカレーハーフサイズ780円
コメント

北海道花見の旅 2021 - てっ平

2021-05-06 21:30:55 | 居酒屋
四連泊以上もしたのは鹿児島以来と申しましたが、函館の呑み屋事情は鹿児島よりも弘前に近いものがあります。毎晩店を替えられるだけの選択肢はありません。馬鹿の一つ覚えではありますが、今日も「てっ平」に飛び込みました。
昨晩訪ねた「あかちょうちん」と同様に、今回目に留まった店がもう一つだけありました。活動仲間が絶賛する「遊魚舟」にも行ってみる価値はありそうです。しかし、函館に滞在するのもさすがに今夜限りでしょう。慣れたところにしたくなるのが人情です。初めから四連泊するつもりでいれば、第二夜に新規の店を試せばよかったともいえますが、あの時点では同じく最後のつもりでした。瓢箪から駒で延泊を繰り返しての結果だけに、他の店にも行きたかったと臍を噛んでいるわけではありません。むしろ、当店に三度も寄れたことにより、実力のほどを再発見できたというのが実感です。
連休明けということもあるのか、先客はなく、後から入るお客もいません。初日でさえ途中で一人入ったため、正真正銘貸切なのは今夜が初ということになります。二人きりの空間で、終始無言はいささか気まずいということか、店主から意外な話を聞かされました。こちらと同じく一人旅が趣味だというのです。僭越ながら、一見すると愛想のない店主に対して、阿吽の呼吸を感じていました。なじみの店の中でいうなら、六本木の「さかなのさけ」の店主にも通ずる飄々たる雰囲気が、こちらの性に合っているとでも申しましょうか。その所以を発見できたことを含め、今一度訪ねた甲斐はありました。

てっ平
函館市若松町18-16
0138-22-7330
1730PM-2400PM
水曜及び日曜他不定休

サッポロクラシック
田酒
仁世古
お通し(紅鮭いずし・タラフライ)
ちょい盛
子持ちヤリイカ煮付
変則やきとり
あら汁
コメント

北海道花見の旅 2021 - 四連泊

2021-05-06 20:28:38 | 北海道
大野からは一昨日、昨日と同じ経路で函館に帰還。本日も森までの往復にとどまり、出発からの走行距離は約1950kmとなりました。通算24万kmまではあと100km弱に迫っています。
弘前以外で四連泊したところとなると、九年前の鹿児島五連泊以外には確たる記憶にありません。ただし、元々は一泊限りにとどめた上で、道央、道北まで足を延ばすつもりでした。昨日の朝の時点でも、あわよくば今日か明日には旭川まで北上するしようなどと考えていたのです。しかし、道南でさらに二日足踏みしたことにより、少なくとも道北については切らざるを得なくなりました。
もっとも、見方によってはこれでよかったともいえます。東北編では、空前の早さで駆け上がって行く桜前線を必死に追いかけていました。しかし、北海道ではそこまで切迫したものが感じられません。道南でもまだまだ花見ができるなら、ひたすら北を目指す必要もないでしょう。秋の旅では道南に一切寄らない年も多く、寄ったとしても申し訳程度のことがほとんどです。腰を据えて滞在できた今回を、貴重な経験と受け止めます。
コメント

北海道花見の旅 2021 - せせらぎ温泉

2021-05-06 19:05:40 | 温泉
途中から既定方針と化していましたが、結局今夜も函館泊となりました。宿の手配を済ませてから引き返すところまでは想定通りです。一方、経路については二者択一で迷いました。大野の桜が既に盛りを過ぎていることは、今朝の時点で確かめています。夜桜を既に二晩眺めており、さらに再訪したところで、それを超えるものに出会えるわけでもありません。城岱スカイラインから夜景を眺める前提で、国道5号線から離れて大沼までは走ったのです。しかし、今季最後となるかもしれない夜桜と思うと俄に未練が募り、またしても舞い戻るという顛末でした。ついでに一風呂浴びていくのはもちろんです。

★せせらぎ温泉
北斗市本町4-3-20
0138-77-7070
900AM-2200PM
祝日除く月曜定休
入浴料400円
泉質 ナトリウム塩化物泉(等張性中性高温泉)
泉温 78.2度
湧出量 毎分600リットル(動力揚湯)
コメント

北海道花見の旅 2021 - 上出来

2021-05-06 17:55:10 | 北海道
道央へ行くという目標はあえなく頓挫したものの、花見としては上出来でした。オニウシ公園を訪ねて、日中の残り時間を使い果たしたところです。
青葉ヶ丘公園は歩いて行き来できる程度の近さです。しかし眺めはかなり違います。海側から山側へ向けてなだらかに登る芝地はおおむね共通しているものの、あちらの方が若干緩くて平坦です。ソメイヨシノの老木が多いあちらに対して、他の桜が混じるところも異なります。一本毎の枝振りと背丈が立派なのもこちらの特徴です。しかも市街からわずかに離れている上に、木立に囲まれているため、障害物がほとんど視界に入りません。桜を観賞したい向きにはこちらの方が好適です。
一昨年に満開かつ快晴という絶好の条件下で訪ねることができたため、今回は素通りしてもよかろうと一時は考えていました。しかるに昨日訪ねたところ、そのまま走り去るのが惜しまれ、函館に延泊の上いけしゃあしゃあと舞い戻ってきたわけなのですが、それでよかったと今は納得しています。着いた時点で園内の半分ほどが日陰になっていたものの、とりわけ立派なソメイヨシノが斜めに西日を浴びていたのです。赤く染まった花びらと、陰影のある姿が印象的でした。限られた時間ながらも、要所は押さえられたというのが実感です。
コメント

北海道花見の旅 2021 - 昨日の今日

2021-05-06 17:10:02 | 北海道
昨日の今日で青葉ヶ丘公園に舞い戻りました。昨晩延泊したそもそもの発端は、ここの桜を晴天下で見たいと思い立ったことです。目の前にはあのとき思い描いた眺めが広がっています。
それは願ったり叶ったりだった一方で、再訪により今更気付いたこともあります。八郎沼公園の場合、馬の背のような小高い芝地の斜面に立って、桜を見上げる形になります。紺碧の空を背景に桜が佇む光景は様になっていました。しかしここでは芝生の起伏があまりなく、なおかつ森の市街に近いため、住宅、電線、電柱を始め、様々なものが視界に入ります。その結果、眺めるだけならよいものの、写真に撮っても画竜点睛を欠きやすいのが惜しいところです。
園内の東側にはなだらかな斜面が落ち込んでいく一角があり、そこから見上げた光景は八郎沼公園にもどことなく通ずるものが感じられます。ただし、西日が沈んでいく方角とものの見事に重なってしまい、今日のところは想像する他ありません。途中から覚悟していた通りの結果ではありますが、今のところ函館に四連泊する可能性が濃厚です。明日の昼までに戻ってくれば、狙い通りの眺めになってくれるかもしれません。
コメント

北海道花見の旅 2021 - 別盛り

2021-05-06 16:06:04 | B級グルメ
赤井川にはラッキーピエロがあります。駅を訪ねたついでに遅いお昼をいただいていくつもりでした。ところが店へ飛び込むと、注文の順番を待つ先客が列をなしていました。峠下総本店で経験した一悶着の再現です。連休中ならともかくとして、平日の四時前に何故こうなるかは謎ながら、ともかくこれでは取り付く島がありません。森の手前で国道5号線から離れ、尾白内の市街を目指しました。ホットシェフ併設のセイコーマートがあることを、昨日確かめていたからです。半端な時間ながらも別盛りのカツ丼があったため即決。森まで走り、花見をしながらいただきます。
コメント

北海道花見の旅 2021 - 赤井川駅

2021-05-06 15:41:17 | 北海道
もはや急いでも仕方がありません。少なくとも森までは行くつもりですが、それも寄り道しながらです。続いては赤井川駅を訪ねます。かつて訪ねたときはあいにくの曇り空だったため、晴天下ではこれが初めてとなります。
コメント

北海道花見の旅 2021 - 大沼公園

2021-05-06 14:50:09 | 北海道
毒を食らわば皿までです。続いては大沼公園を訪ねます。昨秋は紅く色づいていた駒ヶ岳の山肌に、新緑が芽生え始めています。しかし裾野は依然として冬枯れです。湖畔でも白樺の新緑が芽生えたばかりの時期だけに、宜なるかなのことではあります。既に初夏ではありますが、北海道は今なお春の趣です。
コメント

北海道花見の旅 2021 - 走る列車

2021-05-06 14:20:39 | 北海道
道央は次第に遠くなりつつあります。大沼で列車も撮っていくことにしました。
昨秋は予報に反して曇りがちでした。しかし今日は申し分のない快晴です。大沼の畔を行く列車を撮るには絶好機でもありました。まだまだ先のこととはいえ、新幹線が札幌に延びた暁には、少なくとも特急列車は見納めです。記録のためなら時間が押すのもやむを得ません。エゾヤマザクラとコブシの花を点景にして、二時過ぎの特急列車を狙い通りに仕留めました。東北へ向け旅立って以来ひたすら桜を追っていたため、走る列車を撮影するのは道中初のこととなります。
コメント

北海道花見の旅 2021 - きじひき高原

2021-05-06 12:32:54 | 北海道
遠景が鮮明になってきたのを見てまず思ったのは、きじひき高原からの眺めは最高だろうということです。地図によると八郎沼から短絡する道もあります。後は野となれ山となれ、半年ぶりの再訪となりました。
とりわけ期待していたのは、噴火湾眺望台からの眺めです。晴れた日には羊蹄山まで見渡せるという触れ込みではありますが、晴れれば必ず見えるというものでもありません。何度か訪ねたにもかかわらず、駒ヶ岳と噴火湾まで一望するのがせいぜいでした。それだけに、今日こそはと喜び勇んだわけなのですが、結果は無情なものでした。途中の展望台から先は今なお通行止だったのです。
既に路面の雪は消えており、さらに数km進んだところで状況が一変するとも思われません。しかるにまだ通行止とされているのは、雪よりも風のせいでしょうか。そう思うのは、西風が強いからでもあります。上陸以来、西風が吹き荒ぶ場面に度々遭遇してきましたが、こちらの風は別格です。時として停めた車が揺れるほどの強風が吹き付け、しかも16度あるとは思えない冷たさです。昨秋ここを訪ねたときも、同じく冷たい西風に吹かれ、長きにわたった滞在の中で最も寒く感じられました。この寒風を再び体感できただけでもよしとします。
コメント

北海道花見の旅 2021 - 八郎沼公園

2021-05-06 11:37:36 | 北海道
昨日夜桜を見物したとき、北斗桜めぐりと題するリーフレットをいただきました。それによると、一帯には他にも名所があるようでした。その中の一つが八郎沼公園です。
法亀寺のしだれ桜を通り過ぎ、道道を少し北上してから左折するという経路です。車なら10分かかるかどうかといったところでしょう。しかし、少しでも山に分け入ると、開花状況は思った以上に違うものです。沼の西側に、馬の背のような形をしたなだらかな芝生の斜面が広がっており、花盛りのソメイヨシノが林立します。食害に遭ったと見受けられ、大野川の桜並木に比べると花の数では及ばないものの、空の青さと空気の鮮明さはそれを補うに十分です。道南でまだこれだけ花見ができるなら、無闇に先を急ぐ理由もありません。四連泊という選択が現実味を帯びてきました。
コメント

北海道花見の旅 2021 - 花吹雪

2021-05-06 10:28:02 | 北海道
ハセガワストアにはイートインのカウンターもありました。ただしあくまで間に合わせです。花見をしながらいただければそれに越したことはありません。そのまま車を走らせて、大野川の桜並木を再訪しました。一昨日までは満開だった桜並木が、昨夜の時点で少し散ったと分かるようになり、今は遠目に見ても散っています。とはいえ、一昨日訪ねた五稜郭との比較でいえば互角以上です。青空の下ならまだそれなりの絵になります。風に吹かれて花吹雪が舞う様子も印象的です。花盛りから散り際までを見届けられたことに感謝します。
コメント

北海道花見の旅 2021 - トリプル

2021-05-06 09:30:59 | B級グルメ
とにかく先を急ぐなら函館新道経由ですが、そこまで切迫しているわけでもありません。そのような向きに好適なのが、西側を並行しつつ北上していく経路です。国道227号線、道道96号線の順に辿れば、仁山の先まで片側二車線の快走路が続きます。しかも、沿道の左側にはハセガワストアが現れるというおまけつきです。こちらで朝食をいただきます。
自身串焼きは塩よりタレを好む部類です。こちらで注文するものはやきとり弁当の小、味付けはタレと決まっていました。しかし、中一日での再訪なら趣向を変える余裕が出ます。注文したのは期間限定という触れ込みのやきとり弁当トリプル小490円也。三本の串に違う味付けを施して、タレと塩と辛味噌を一度に味わうことができる、こちらにとってはお誂え向きの一品です。

★ハセガワストア 七重浜店
北斗市七重浜6-11-1
0138-49-0021
600AM-2400PM
コメント

北海道花見の旅 2021 - 巧みな値付け

2021-05-06 08:50:15 | 北海道
三連泊したシーサイドホテルかもめを出発します。函館に着いたその日を境に宿の相場は下がっていき、昨晩は投げ売りに近い状態でした。ホテルプロモートに至っては二千円台の後半、駐車料を入れても三千円少々です。こちらは五千円だったため、三泊とも二千円弱の料金差だったことになります。この結果を見る限り、あたかもあちらの料金を参考にしているかのようです。真相のほどはともかく、これ以上の差がついた場合は、途中であちらに宿替えしていたかもしれません。巧みな値付けにまんまと釣られはしたものの、こちらとしては歓迎すべき結果でした。心地よく過ごせたことに改めて感謝します。
コメント