北海道花見の旅 2021 - 手宮公園

小樽で花見をするのは八年ぶり二度目です。一度限りの経験ながらも気付いたのは、花見をするなら手宮公園が好適ということでした。世間的に知られているのは小樽公園のようですが、あちらとの違いは主として地形にあります。小高い山の中腹から、港と市街を一望できるのが好ましく、桜の数こそささやかながらも絵になるのです。いの一番に再訪しようと思っていたのもここでした。しかし、昨晩の暖かさから想像していた通りの結果ではありますが、桜は盛りを過ぎています。今頃は森の桜がこの程度でしょう。つまり、昨日か一昨日までは見頃だったということです。函館で再三にわたり足踏みしたのが結果としては惜しまれます。

北海道花見の旅 2021 - 鱗友朝市

予報の上では終日晴でも、昨日に比べ安定せず、再び曇ってしまいました。天気待ちを兼ねて立ち寄ったのは手宮の鱗友朝市です。土産に昆布を買い求めます。

北海道花見の旅 2021 - 手宮線

昨夜の時点で気付いたのは、手宮線の跡地を辿る遊歩道に八重桜が咲いているということでした。明るくなってからの様子を確かめるべく再訪すると、カスミザクラと思しき桜も咲いていました。すぐそばでは梅が散りかけながらもまだ咲いています。桜はともかく、梅を見るのは今季最後かもしれません。

北海道花見の旅 2021 - モスバーガー小樽静屋通店

宿併設の駐車場は一泊1500円でした。しかし、札幌はともかくとして小樽なら、それより安い時間貸が必ずあると思っていました。24時間900円のところに車を止めたまま、小樽の街を歩きます。朝食がてら立ち寄ったのは静屋通のモスバーガーです。店先に並ぶ鉢植えと、緑色をした看板の彩りが調和しています。レジで迎えてくれたのは、店主と思しき歳風体の人物でした。昔ながらの赤看板は架け替えられても、古きよき時代の雰囲気だけは変わりません。

★モスバーガー小樽静屋通店
小樽市稲穂2-16-3
0134-33-8899
900AM-2300PM
第502号

北海道花見の旅 2021 - ホテルトリフィート小樽運河

小樽に泊まったのは昨晩が初めてで、どのような宿があるかも未知数でした。しかし、非常時かつ平日という条件が重なって、上々の宿を手頃な値段で押さえることができました。昨晩世話になったのはホテルトリフィート小樽運河です。
常々語っている通り、自分が宿に求めるものは一に料金、二に利便性ですが、それ以外の細かな基準もあるにはあります。昨夜の場合、大浴場付きのところを探しました。呑み屋がいつまで開いているかもよく分からない現状では、投宿と風呂を後にできるという点で、大浴場があることは事実上必須の条件だったのです。その結果、駅前のドーミーインとほぼ同価格の当館に落ち着くという顛末でした。
全国に六軒ある同名の宿泊施設の一つだそうです。他の施設の所在地も見る限り、観光都市に特化した出店のように見受けられます。おそらくは、急増する外国人の観光客を当て込んで、最近展開し始めた宿泊施設なのでしょう。そのような成り立ちもあり、デザイナーを入れて作り込んだであろう、隅々まで小洒落た造りが秀逸でした。
昨晩小樽に泊まったのは、ほどよい時間に着くという事情によるところが大です。ただし、札幌が事実上選択肢にはなり得ない非常時という事情によるところもありました。平時なら、さらに走って札幌に泊まっていたかもしれません。それ以前の問題として、本来相手にするはずだった外国人で埋まっていたかもしれません。それだけに、再び世話になる機会があるのかどうかは未知数ながら、快適に過ごせたことに感謝します。

北海道花見の旅 2021 - 八日目

おはようございます。出発前は絶望視されていたにもかかわらず、道内でもそこそこ晴れてくれました。本日も直前に予報が上向き、午前中には晴れるというのが昨夜の時点の予報でした。実際には回復がさらに早まって、七時を回った頃から朝日が射してきました。この好天が続いてくれれば有終の美となるでしょう。しかしながら、八戸から朝帰りする強行軍を辞さなければ、滞在をさらに一日延ばす余地もあります。明日も地域によっては晴れると予想されているため、いずれは悪魔が囁き出すかもしれません。