日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

灼熱の近畿を行く 2017 - いっしょう

2017-08-20 22:18:03 | 居酒屋
「きのした」を辞去したところで10時を回りました。次なる候補を考えたとき、まず思いついたのが、しばらく無沙汰している「いなせや 真」です。その一方で、先程振られた「いっしょう」が、多少なりとも落ち着いてはいないだろうかという考えがありました。ままよとばかりに電話を入れると、幸いにして入れるとの返答が。ただし、一瞬間があったことからして、かなり紙一重の状況だったようです。その理由は暖簾をくぐってみて得心できました。カウンターの離れた場所が一つずつ、合わせて二つ空いているだけだったのです。五周年の反響はこちらが思ったよりもはるかに大きかったことになります。これだけの常連が駆けつけるなら、店は当分安泰なのでしょう。
店主は次々入る注文を休む間もなく捌いていき、女将も手伝いと接客で忙しそうです。祝儀代わりに高価な品を注文するにもやぶさかでないところでしたが、こうなると面倒な注文をするのも申し訳ありません。またも軽く一杯という方針に落ち着きました。そのような中、いち早くひやおろしをいただけたのが今回ならではの収穫です。初物の秋刀魚も品書きに上るなど、秋は日毎に近付いているようです。

うまいもんや いっしょう
京都市中京区御幸町二条下ル山本町427
075-231-1711
1800PM-2400PM(LO)
水曜定休

新今錦伝・独楽蔵・篠峯
突き出し二品(鰯塩焼き・魚そうめん)
だしまき玉子
スモークチーズ
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灼熱の近畿を行く 2017 - きのした

2017-08-20 20:52:50 | 居酒屋
二年ぶりというならともかく、二月ぶりの京都です。なじみの店で済ませるとはいっても、少しは趣向を変えるつもりでした。しかし、結局前回と全く同じ選択に落ち着きました。訪ねるのは「きのした」です。
実は、最近しばしば世話になっている「いっしょう」が、近々開店五周年を迎えるという話を小耳に挟みました。これまでは二軒目、三軒目で軽く一杯やるのがほとんどだったこともあり、祝儀を兼ねて一軒目に訪ねてみたいという考えはあったのです。しかし、同様に考える人々が多かったか、九時前にもかかわらず予約満席との返答によりあえなく敗退。それは想定内だったとしても、次に訪ねた「ごとし」が休みだったのは誤算でした。その結果、変わり映えしないのを承知の上で「きのした」に舞い戻ってきた次第です。
変わり映えしないとはいっても、品書きには二月の移り変わりが現れてきます。中でもひときわ目を引いたのは、はもしゃぶと松茸の小鍋なる一品です。1800円という値段に若干躊躇しながらも、昼酒を切って浮いた予算をこちらに投入。去り行く夏と、近付く秋をしみじみ感じるひとときです。

旬味きのした
京都市中京区二条通河原町西入ル榎木町92-7 佐野ビル1F
075-213-2929
1730PM-2200PM(LO)
火曜定休

風の森・遊穂
突き出し(とうもろこし白和え)
さわら
いちじく・賀茂なすの揚げ出し
はもしゃぶしゃぶと松茸の小鍋
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灼熱の近畿を行く 2017 - 七度目

2017-08-20 20:11:56 | 近畿
暮れなずむ西の空を眺めつつ、京阪電車に揺られて京都に到着。出町柳まで乗り通してから三条まで折り返してきました。投宿し、風呂から上がってさっぱりしたところです。
前回の活動の際、高山に泊まるのが一年内に四度目だと申しましたが、最近それ以上に通っているのが京都で、去年の八月から数えると一年少々で実に七度目となります。京都にそこまで心酔しているつもりがないにもかかわらず、何故これほど通う頻度が高まったかと考えるに、近畿圏で宿泊するには最もお誂え向きという事情が大きいのかもしれません。場所柄宿に十分な収容力があるため、空いている日曜を狙えば、他都市に比べかなり手頃な料金で泊まれるという事実があります。特に今回は、こよなく愛用しているホテル杉長を押さえることができたため、その時点で即決した次第です。
上記の通り、京都にとことん惚れ込んで、新境地を次々開拓しているかというと全くそのようなことはなく、どちらかといえば会津、松本などと同様、マンネリズムを楽しむのが主体になりつつあります。この暑い中、新規の店を探し求めて歩き回る気力はないため、今回は全てなじみのところで済ませるつもりです。
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灼熱の近畿を行く 2017 - 撮影終了

2017-08-20 17:53:45 | 近畿
五時半が迫ったところで、建物の影が線路敷に延びてきたため、ここが潮時と見て切り上げました。しかしこのまま京都へ向かうわけではありません。一旦大阪に引き返してきたところです。
結論から申しますと、支線の乗車は切って、代わりに淀屋橋から終点まで特急に乗り通します。大荷物を担いでの乗り換えは面倒です。今ならまだ全区間明るいうちに乗り通せることもあり、始発からクロスシートに座っていける方を選びました。一日券の恩恵をできるだけ生かすという点でも、これが一番だろうと考えています。

それにしても、乗車と撮影に一日費やしてみて、京阪電車の健在ぶりを改めて実感しました。関東は安普請の規格形車両に席巻され、もはやどこへも行く気にならないのが現状です。去年南海電車を撮ったときも、それと全く同じ安物が闊歩しているのを目の当たりにし、私鉄王国もここまで落ちたかと嘆かわしく思われました。南海ほどではないにしても、近鉄、阪神でも近年の車両には若干の安っぽさが感じられます。しかし京阪には、最近増備された車両を含め、その手の車両が一切見当たりませんでした。これでこそわざわざ乗ったり撮ったりする甲斐があるというものでしょう。好天を有効に活用できたのは幸いです。
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灼熱の近畿を行く 2017 - 撮影中

2017-08-20 16:13:54 | 近畿
枚方市で降りた後、交野線には乗らずに来た道を引き返しました。既に撮影向きの光線状態となっており、電車を撮るなら急いだ方がいいと判断したためです。適地を探しつつ再び京都方面へ下り、只今古川橋のホームで下り列車を狙っています。ここぞという場所をようやく見つけられたため、ここでしばらく列車を撮ります。
支線に乗る時間が残るかどうかは何ともいえず、終わり次第京都へ向かうことになるかもしれません。そうなると一日券の元が取れるかどうか微妙になってきます。しかし、京阪電車をまともに撮るのも十数年ぶりです。それが記念すべきダイヤ改正の日に重なったのも何かの縁だったのでしょう。これでよかろうと納得しています。
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灼熱の近畿を行く 2017 - 8000系

2017-08-20 14:26:04 | 近畿
今度は淀屋橋まで乗り、そこから特急電車で京都方面へ向かいます。運用につくのは2扉クロスシートの8000系、少なくとも交野線が分岐する枚方市まではこの電車に乗ります。
ちなみに、今日は奇しくもダイヤ改正の当日でした。特急にプレミアムカーなる座席指定車両が導入されたとの触れ込みで、先頭車には記念のヘッドマークが掲げられ、駅には乗車目的の親子連れや撮影目的の同業者も相当数出ています。好天を生かし、電車を撮るにもやぶさかでないところでしたが、予想外の人出により構想が揺らいできました。
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灼熱の近畿を行く 2017 - 秀吉

2017-08-20 13:36:17 | B級グルメ
昼酒を見送ったことにより、腹ごしらえをどうするかが思案のしどころとなりました。京阪の京橋といえば売店のフランクフルトが有名ですが、それではさすがに足りません。手早く済ませるならうどんですが、大荷物を抱えて入るのは面倒です。しかし中之島まで行って戻ると、構内にあるうどん屋のテーブル席が空いていたため飛び込みました。
かけうどんは駅構内としては破格の200円也。一皿三個のいなり寿司と合わせても350円です。隣には古めかしい喫茶店もあります。関東なら小ぎれい、悪くいえば現代的に改装され、いわゆる「駅ナカ」の軽薄な店舗に置き換えられているでしょう。昔ながらのコンコースの雰囲気も秀逸です。

秀吉
京阪京橋駅構内
平日 700AM-2200PM
土曜 1100AM-2200PM
日祝日 1100AM-2100PM
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灼熱の近畿を行く 2017 - 中之島線

2017-08-20 12:46:15 | 近畿
思案の末、京阪電車に乗るということで結論が出ました。環状線を京橋で下り、まずは中之島線に乗車します。買い求めたのは、大津線を含む京阪全線乗り放題の「水の都1dayチケット」1500円也。中之島まで往復した後、淀屋橋までの本線にも乗り、そこから京都方面へ上っていこうという寸法です。

ちなみに、京橋で下車したのは乗り継ぎのためだけでなく、駅前の大衆酒場というもう一つの目的があってのことでした。大阪市内には昼から呑める大衆酒場が多数あり、天満、京橋界隈にもその手の店が集まっています。中でも未体験の京橋にはかねがね興味があったのです。昼酒は好まないと昨日申したばかりですが、頃合いの腹具合だったこともあり、今日に限れば昼から一杯やるのもよかろうと思ったわけです。
ところが、目当てにしていた店が定休日のためか閉まっていました。これはと思う店もかなりの盛況です。一人ならどうにか入れるには入れるものの、常連同士が肘を突き合わせて呑むような大衆酒場に、大荷物を抱えて飛び込むのは憚られる状況でした。ロッカーに荷物を預けてまで呑みたいとも思われず、今回は残念ながら見送りに至った次第です。浮いた予算は夜の京都に注ぎ込みます。
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灼熱の近畿を行く 2017 - 紀州路快速

2017-08-20 10:08:05 | 近畿
妙案が浮かばないまま見切りで出発。和歌山駅に乗り込むと、折しも京都に直行する「くろしお」が到着するところでした。しかし、夏休みの影響もあり指定席は発売済み、自由席もほぼ満席で到着するとの案内が。もとより急ぐつもりはないため、後続の紀州路快速で和歌山を後にします。
今のところ、大阪まではそのまま乗り、阪急か京阪で京都へ向かおうかと考えています。特に、京阪電車には京都の周辺を除き久しく乗っていないため、今回がよい機会です。京阪全線と叡山電車に乗り放題の一日券というお誂え向きの商品もあり、今のところ京阪に傾きつつありますが、よりよい策がないかどうかも引き続き模索していきます。
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灼熱の近畿を行く 2017 - ビジネスホテル川しま

2017-08-20 09:15:15 | 近畿
和歌山に泊まるのは二年ぶりでしたが、前回に続いてビジネスホテル川しまの世話になりました。宇都宮と同様、和歌山の宿は二極化していて、安い宿にはそれなりの割り切りが求められ、快適さを追求すればかなりの出費が必要になります。二日続けて宿代を奮発するわけにも行かず、和歌山では割り切る方を選択したわけなのですが、必ずしも妥協の産物というわけではありません。これで必要にして十分なのが前回の経験から分かっていたという事情があります。
今回助かったのは、ランドリーが無料で使えたことです。残暑厳しい時期の活動だけに、日数分の着替えを持ってはきたものの、実際には日数分でも全く足りず、昨日の時点でほぼ使い切りそうになっていました。これでは道中の洗濯もやむなしかと思っていたところだけに、無料で洗濯できたのは助かります。おかげで後半二日も快適に活動できそうです。
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灼熱の近畿を行く 2017 - 三日目

2017-08-20 08:06:17 | 近畿
おはようございます。三日目も朝から快晴、東向きの部屋には強い日射しが容赦なく注いできます。この好天をどう生かすかが再び思案のしどころとなります。
昨日はまず奈良の街を歩き、次いで「明治屋」で一献傾け、残り時間は阪和線の撮影と和歌山電鐵の乗車に費やし、結果として日中の持ち時間を余すことなく使い切りました。しかし今日はいまだに妙案が浮かびません。和歌山に連泊できる状況ならば、迷うことなくレンタカーを手配しているところなのですが、京都に泊まる関係上、今回は採りがたい選択です。さりとて京都に直行すると昼頃には着いてしまい、なおかつこの時期の京都で是非やりたいと思うことも見当たりません。そもそも、再訪の困難さを考えれば、京都よりも和歌山に長く滞在した方が望ましいわけなのですが、和歌山でやるべきことは昨日のうちにやり尽くした感があり、今のところ手詰まりとなっています。もうしばらく考えてから出発するつもりです。
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