無名校の躍進と同様つきものなのが、かつて全国を席巻した、しかし今はひっそり消えていく古豪の復活劇です。第5試合はそれらの中から銚子商を取り上げます。
blog開設以降で最たるものといえば、何といっても明治神宮大会を制覇し、翌年の選抜でも準優勝した昨季の高松商です。あの華々しさに比べれば、16強止まりという戦績は特筆すべきほどでもなく、4強入りした秋田と久留米商の方が上回っているともいえます。二勝止まりとはいえ、今年は取手二も16強に入りました。それにもかかわらず取り上げたのは、選手権で四年連続初戦敗退していた低迷からの脱却が際立つのが一つ。それに加え、この復活劇により実現した習志野との対戦によるところが大です。
私立全盛の今日、ご多分に漏れず千葉も私立の天下となりつつあり、年を追えば追うほどその傾向が顕著となりつつあります。しかし、新興勢力が追い上げる中にあっても、通算の戦績では銚子商と習志野が傑出しており、千葉から全国制覇を果たしたのもこの両校しかありません。今季は大阪桐蔭と履正社による準決勝が事実上の決勝として注目されましたが、世が世なら銚子商と習志野の組み合わせにも同等以上の価値があったわけです。今なお健在の習志野と、長らく低迷している銚子商の勢いがそのまま反映され、習志野の大勝という結果ではありましたが、選手権では41年ぶりの対戦として報道されるなど、世間でも相当注目されたことが窺われます。自ら選ぶ「名勝負10選」の中で、仮に順位をつけるとすれば、かなりの上位に入るであろう一戦です。
★千葉大会5回戦(7/21)
銚子商1-8習志野
blog開設以降で最たるものといえば、何といっても明治神宮大会を制覇し、翌年の選抜でも準優勝した昨季の高松商です。あの華々しさに比べれば、16強止まりという戦績は特筆すべきほどでもなく、4強入りした秋田と久留米商の方が上回っているともいえます。二勝止まりとはいえ、今年は取手二も16強に入りました。それにもかかわらず取り上げたのは、選手権で四年連続初戦敗退していた低迷からの脱却が際立つのが一つ。それに加え、この復活劇により実現した習志野との対戦によるところが大です。
私立全盛の今日、ご多分に漏れず千葉も私立の天下となりつつあり、年を追えば追うほどその傾向が顕著となりつつあります。しかし、新興勢力が追い上げる中にあっても、通算の戦績では銚子商と習志野が傑出しており、千葉から全国制覇を果たしたのもこの両校しかありません。今季は大阪桐蔭と履正社による準決勝が事実上の決勝として注目されましたが、世が世なら銚子商と習志野の組み合わせにも同等以上の価値があったわけです。今なお健在の習志野と、長らく低迷している銚子商の勢いがそのまま反映され、習志野の大勝という結果ではありましたが、選手権では41年ぶりの対戦として報道されるなど、世間でも相当注目されたことが窺われます。自ら選ぶ「名勝負10選」の中で、仮に順位をつけるとすれば、かなりの上位に入るであろう一戦です。
★千葉大会5回戦(7/21)
銚子商1-8習志野