日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

北陸信越縦断ツアー 2017 - そば太郎

2017-08-12 23:54:58 | B級グルメ
呑み屋を一軒で切り上げ、浮いた余力をどう使うかと考えたとき、お誂え向きの品がありました。本日は「そば太郎」のカレーそばで締めくくります。
実は、活動仲間の一人がここを絶賛していたのです。呑んだ後にカレーそば、うどんの類をいただくという習慣は各地にあり、自身も弘前、名古屋、高山で体験してきました。そのどれもがつい癖になりそうな独特の味わいだったこともあり、そこまで絶賛するカレーの味がいかなるものかに興味があった次第です。
結論からいうと、今まで体験してきた中では最もてらいのない、カレーらしいカレーという印象で、そば、うどんよりご飯の方が合いそうな気がしました。実際、仲間もそのように評していたと記憶しています。品書きをよく見れば、300円増で半カレー丼なるものも選べるとあります。次の機会があるとすれば、丼とそばを合わせてみてもよさそうです。

そば太郎
富山市総曲輪1-8 地鉄ニュー総曲輪ビル1F
2000PM-400AM
カレーそば780円
コメント

北陸信越縦断ツアー 2017 - 親爺

2017-08-12 21:00:31 | 居酒屋
昨夜は目当ての呑み屋にまさかの満席で振られ、修復策も次々頓挫し、近年稀に見る惨敗を喫しました。しかし、幸いにして悪夢は一夜限りに終わりました。手堅く「親爺」を訪ねます。
教祖の推す名酒場がいくつかある富山の中でも、近年はまずここの世話になることが多くなってきました。ただ、今回は久々に「真酒亭」へ行きたいという考えがありました。店主の歳のせいもあるのか、日曜が事実上の定休日となってしまい、それ以来立ち寄る機会をなかなか作れず、二年半もの無沙汰となっていたからです。ただ、九時から始めるという状況が判断を迷わせました。看板の時刻を考えると、この状況ではまず「真酒亭」に入り、「親爺」に行くとしてもその次にならざるを得ません。しかも二軒目に移れるのは早くとも10時過ぎで、看板までの持ち時間は実質小一時間しかありません。「真酒亭」を主役に据え、「親爺」を二軒目に回すのはよいとしても、腹具合ばかりか時間まで中途半端になってしまうのが、もったいなく思えたとでも申しましょうか。そこでまず「親爺」へ向かい、入れるようならそのまま入り、万一振られれば「真酒亭」へ行くという、去年訪ねたときと全く同じ方針を立てました。お盆の影響が懸念される中、幸い店内は既に落ち着いており、結局手堅い選択に落ち着くという顛末です。
これにより「真酒亭」は今回もお預けとなり、はしごをするなら「あら川」が事実上唯一の選択肢となりました。教祖がとりわけ絶賛してきた富山の双璧であり、いわば黄金の継投です。しかし、今回は「親爺」に先発完投させたい気分になってきました。これは、「親爺」が今回も盤石の内容だったのに加え、去年「あら川」とはしごしたとき、「親爺」との明確な落差を感じてしまったという事情によります。冬はともかく、夏から秋の端境期については、下手に何かを付け足すよりも、ここで思う存分飲み食いした方が賢明のように思えた次第です。はしごするならそろそろかというところ、意を決してもう一杯、もう一品を注文し、最後に味噌汁をいただいて辞去しました。

親爺
富山市桜町2-1-17
076-431-4415
1600PM-2300PM
日祝日定休

有磯曙・立山・三笑楽・吉乃友
突き出し(くらげ和え物)
お造り八点
あらの煮こごり
みぎす干物
加賀れんこん天ぷら
コメント

北陸信越縦断ツアー 2017 - 糸合シ由

2017-08-12 19:28:25 | 北陸
給油をしてから富山市街に入ります。出発からの走行距離は520kmを超えており、市街までは残り約10kmです。
このまま走って投宿し、一風呂浴びて出発すると八時台の半ばといったところでしょうか。昨日とほぼ同じ時間帯に落ち着きました。昨日は10時半になっても店が空かないというまさかの誤算により、近年稀に見る大惨敗を喫しましたが、連休の初日と二日目とでは状況が大分違ってくるものです。今日は何とかなるだろうと楽観しています。
コメント

北陸信越縦断ツアー 2017 - 猪谷駅

2017-08-12 18:24:57 | 北陸
県境を越え、猪谷駅を撮ったところで光量がほぼなくなりました。しかし、機材の性能にものを言わせてどうにか記録し、昼の部はこれにて終了となります。路面が濡れていることからして、雨が上がってからまだそれほど経っていないのでしょう。そうだとすると天候の回復が予報よりも遅れたことになります。一方飛騨では、曇のはずが快晴になりました。快晴の飛騨に滞在してから、雨上がりを追いかけるようにして北上し、日中の残り時間を過不足なく使い切ったという点において、本日の時間配分はまことに理想的でした。
コメント

北陸信越縦断ツアー 2017 - 杉原駅

2017-08-12 18:01:09 | 東海
飛騨の最北端かつ東海管内最北端の杉原駅を訪ねます。沿道から一段下がった駅前は打保と同様ながら、こちらには木造駅舎が残ります。高低二段の切妻屋根と焦茶色の羽目板の組み合わせは、これまでにも何度となく目にしてきた高山本線の王道です。
今回飛驒萩原から久々野までと、飛驒細江からここまでの駅をさらったことにより、下呂以北の木造駅舎を最新の機材で記録できたことになります。東日本ほど極端ではないにしても、古い駅舎は極力維持費をかけずに建て替えるのを社是とするのがJR東海です。一昔前に訪ねた木造駅舎の相当数が建て替えられてしまい、残った駅舎も末永く安泰とは思われない情勢だっただけに、今一度記録しておきたいというのが宿願でした。一昨年以降度々飛騨に足を運び、その宿願を曲がりなりにも果たせたのを幸いに思います。
コメント

北陸信越縦断ツアー 2017 - 打保駅

2017-08-12 17:27:44 | 東海
10km近い駅間を走り抜け打保駅に着きました。平成15年改築の小さな待合室は、渚と同じ蒲鉾形ですが、こちらの弧は相当長く、壁面はコンクリート打ちっ放し、屋根は無塗装のアルミの樋か何かを何本も曲げて並べる凝りようで、同じく無塗装のステンレス製の銘板に駅名が書き入れられ、玄関の脇に掲げられます。一見すると無味乾燥でも、時代を経れば価値が出てきそうな駅舎です。
ちなみに、坂上を出た頃から空が曇ってしまいました。やはり、海側へ行けば行くほど天候の回復が遅れているようです。こうなると、日陰になるかどうかで気を揉む必要もなく、最低限の光量さえあれば御の字ということになります。猪谷までの二駅を撮り次第切り上げ、あとは富山へ向かって走ります。
コメント

北陸信越縦断ツアー 2017 - 坂上駅

2017-08-12 16:50:21 | 東海
東向きの角川駅は、日陰に入ってしまい撮影にならず。一つ飛ばして坂上駅を訪ねます。平成8年改築の駅舎は、とにかく大きいのが特徴で、大きな三角屋根の下には二階建てとさらに上の吹き抜けが収まり、上には風見鶏が突きだしています。コンクリートの壁面に遊ing Garellyと刻印があることからして、何かの展示施設と同居しているのでしょう。しかし二階の部分はもぬけの殻で、使われている気配がありません。大きく、しかしがらんとした三角屋根の駅舎は、昨秋訪ねた宗谷本線の佐久駅を彷彿とさせます。緩やかな弧を描くホームも偶然とはいえ同じです。
コメント

北陸信越縦断ツアー 2017 - 飛驒細江駅

2017-08-12 16:20:21 | 東海
観光客が闊歩する高山に対し、趣では断然勝るのが飛驒古川ですが、再訪を宿願としながらも、果たせないまま今日に至ってしまいました。その点今回は、日没まで二時間前後という頃合いの時間が残りました。ただ、飛騨古川も近年急激に俗化しつつあると聞いており、お盆の時期はなおさらだろうと予想されました。それ以前の問題として、この暑さでは長時間歩くのも憚られます。結局今回も見送りとし、バイパスで市街を迂回し北上してきました。ここで飛驒細江駅を再訪します。
高山からここまでの駅は一昨年も訪ねており、そのほとんどが晴天、順光の好条件でした。しかし、この駅だけは日没間際で日が弱まってしまったため、よりよい条件ならば再訪すると決めていた次第です。その狙いは見事に的中し、快晴かつ順光の完璧な条件で再度記録に成功しました。
ここからは猪谷までは41号線から離れ、高山本線と並行する360号線を経由します。日没まではまだまだ余裕があるものの、山深い地形を考えると、かなり早い段階で西日が山の向こうに沈むでしょう。日があるうちに猪谷まで行けるかどうかは微妙ながら、ともかく時間の許す限り走ります。
コメント

北陸信越縦断ツアー 2017 - 宮川中華そば

2017-08-12 15:20:00 | B級グルメ
引き続き41号線を北上し、高山市街をバイパスで迂回しますが、沿道の左側に頃合いのラーメン屋があったため、こちらで遅めのお昼を済ませていきます。立ち寄るのは宮川中華そばです。
中華そばの他につけ麺、チャーハン、焼そば、カレーライス、さらには餃子もあるものの、飾り気のない店内は質実剛健たる中華そば専門店そのものです。何人もの職人、おばちゃん、お姉さんらの小気味よい立ち居振る舞いも気持ちのよいものがあります。高山らしい細麺と、鰹節の風味を利かせた淡いスープとの相性も見事。この店が沿道にあってくれて助かりました。

宮川中華そば
高山市下岡本町1360-19
0577-33-8970
1000AM-2100PM
祝日除く月曜定休
中華そば600円
コメント

北陸信越縦断ツアー 2017 - 久々野駅

2017-08-12 14:40:19 | 東海
高山の二つ手前の久々野駅まで戻りました。六年前に建て替えられた三角屋根の駅舎、もとい待合室には何のひねりもなく、渚以上に無味乾燥ですが、ホームへの入口に掲げられた扁額だけは立派です。
コメント

北陸信越縦断ツアー 2017 - 渚駅

2017-08-12 14:20:38 | 東海
引き続き飛騨川の右岸を行きます。次に訪ねるのは渚駅です。高台を行く国道の、線路を挟んだ反対側に、平成に入ってから建て替えられた蒲鉾形の小さな待合室が鎮座し、それ自体は味わいも何もありません。しかしホームに立つと、駅の手前で線路がカーブを切っており、その向こうにはかなりの高さの山が壁のように立ちはだかります。先代駅舎在りし頃は、趣のある駅だったのかもしれません。
コメント

北陸信越縦断ツアー 2017 - 飛驒小坂駅

2017-08-12 13:56:56 | 東海
飛騨川の左岸にあったこれまでの三駅に対し、右岸にあるのが飛驒小坂駅です。広い間口と寺社風の車寄せを持つ木造駅舎は、飛驒一ノ宮とよく似た佇まいをしており、背後の山との重なり具合も心なしか似ています。一方こちらの壁面は羽目板ではなく丸太で山小屋風に仕立てられており、同じ丸太を使った車寄せの柱も立派です。
コメント

北陸信越縦断ツアー 2017 - 飛驒宮田駅

2017-08-12 13:34:10 | 東海
続いて訪ねるのは飛驒宮田駅です。ホーム一本しかない無人駅だけに、素通りして先を急ぐことも考えました。しかし往生際悪く立ち寄ると、これがなかなか悪くありません。国道から折れて駅前に突き当たると、正面には三角形の小高い山が鎮座しており、青い空、白い雲との取り合わせが絵になっています。屋根付きの自転車置場の脇には、駅の由来を記した立看板が。地元から県会議員、さらには代議士への陳情が実って開業に漕ぎ着けたこと、地元の人々自ら工事に携わったこと、その後も花壇を造るなどして大切にされていることなどが記されており、言われてみるとたしかにホームが鮮やかな花々で彩られています。中程には安普請ながらも待合室があり、ベンチには座布団が備えられていました。最近嵩上げされ、待合室もそれに合わせて新設されたものと見え、見事なまでの無味乾燥ではありますが、人々の駅に対する愛着だけは、しかと感じた次第です。
ちなみに、いつからそうなったのか、旧国名を冠した駅が軒並み旧字体になっています。この駅からはblogの記録もそれに合わせることにしました。
コメント

北陸信越縦断ツアー 2017 - 上呂駅

2017-08-12 13:00:43 | 東海
一つ戻って上呂駅を訪ねます。開業時に建てられた木造駅舎と、一段高いところにある対向式ホームの組み合わせは飛騨一ノ宮と同様ですが、広い間口と寺社風の車寄せを特徴とした飛騨一ノ宮に対し、こちらの駅舎は奥行、間口ともやや狭く、車寄せの造りも簡素です。玄関の脇には羽目板と同じ焦茶の板に切り抜き文字で駅名を入れた扁額が掲げられ、さらに駅舎の左上には、駅名を一文字ずつ書き入れた、絵馬のような形をした札が掲げられています。
ありがたいことに、飛騨萩原を出る頃から空がますます晴れてきました。青い空に白い雲がいくつも浮かんだ夏らしい空です。気温もそれに応じて上がったものの、今のところ27度にとどまっています。湿度が高い一方で、気温は松本よりも低いため、どうにか持ちこたえている状況です。これなら今日いっぱいはやり過ごせるかもしれません。
コメント

北陸信越縦断ツアー 2017 -飛騨萩原駅

2017-08-12 11:47:19 | 東海
まずは41号線を延々南下してきました。只今飛騨萩原駅を訪ねています。切妻屋根に小さな庇を回した正統派の木造駅舎が残り、その前に並んで立つ楓とソメイヨシノも見事です。
北上するつもりが逆方向へ走ってきたのは天候の関係です。富山は雨、飛騨は曇という予報からして、北へ行けば行くほど雨に降られる可能性が高まる一方、逆へ走れば天候の回復が早まるのではないかと考えました。
最初の方は雨が小降りになって路面も乾き、狙いが的中したようにも思われました。ところが、小坂を過ぎる頃から雨が再び降り出し、やがては本降りに変わりました。しまった、素人の浅知恵だったかと思いながらもそのまま走り、飛騨萩原に着いたところで天気待ちをしていると、小一時間して雨が上がるという経過です。
上空には青空も見えてきており、天候が回復傾向にあるのは間違いがないようです。この後は沿線の駅に寄りつつ高山へ戻ります。
コメント