日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

汽車旅in東北 2017 - 帰着

2017-01-09 23:48:22 | 東北
帰宅しました。帰りの列車に乗ってから、書きためた記事をまとめて投稿しようとしたところ、閲覧も編集もできなくなっており、何度試しても結果は同じでした。どうやらサーバの調子がよくないらしく、特に携帯端末からの要求は全く受けられなくなっているようです。自宅の端末からはどうにか入れたため、これでようやく投稿を再開できますが、一日目の途中から更新が途切れたまま、最後まで実際の活動に追いつくことはありませんでした。とはいえ、常々申している通り、blogはあくまで旅の記録手段に過ぎず、そのために旅をしているわけではありません。東北の汽車旅がますます貧弱になり、これからどうすればよいのかと途方に暮れていたはずが、blogに手をつけられないほど充実した活動となってくれたのは幸いです。
先ほど少し触れた通り、次回は北陸へ向かいます。昨年の同時期、北陸新幹線の開業後実質初めてとなる汽車旅に出て好結果を収めたことから、二匹目のどじょうを狙っての活動です。このような場合、初回を超える印象までは得ることができず、二番煎じに終わることが少なからずあります。しかし、今回の活動のように、回数を重ねるにつれて洗練されていく面があるのも事実です。去年の焼き直しを基本としつつも、所々に新しい試みを織り交ぜていきます。
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汽車旅in東北 2017 - はやぶさ38号

2017-01-09 19:45:27 | 東北
全行程終了です。最終の東北新幹線で帰路につきます。
新幹線の改札を通ってホームに上がると、列車がまだ入線していないのに意表を突かれました。ああそうか、始発駅ではなくなったのかと気付いたのはしばらく経ってからです。不便さと高額な料金を嫌い、乗ろうと思ったことさえない北海道新幹線の存在を、久々に認識した瞬間でした。青森駅からはバスでの移動を強いられ、新青森でも悠然と発車を待つつもりがこの始末。弊害ばかりの現状には苦笑するしかありません。

★新青森1944/はやぶさ38(3038B)/2304東京
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汽車旅in東北 2017 - 旅支度

2017-01-09 19:30:58 | 東北
青森から帰るとき毎度ながら煩わしいのが、新青森での帯に短し襷に長しの待ち時間です。今回も帰りの列車まで30分強が残りました。その待ち時間を活用して旅支度を済ませておきます。次回の活動で使う乗車券の手配です。
北陸を周回する、券売機では取り扱えない一筆書きの経路だけに、駅の窓口か代理店を利用せざるを得ませんが、以前代理店の係員の稚拙さに辟易したこともあり、この手の切符は駅に任せた方がよかろうと考えた次第です。中途半端な待ち時間が今回だけは役立ちました。
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汽車旅in東北 2017 - 市営バス

2017-01-09 18:52:56 | 東北
先ほどの弘南バスは「つがる」の減便に対応した自衛策でしたが、再び自衛策を発動します。青森駅から市営バスに乗り込みました。
「つがる」の減便と「スーパー白鳥」の廃止により、青森から新青森へ移動しようにも、四時過ぎに出る「つがる」の後は701系の普通列車しかないというあるまじき状況となりました。それを避ける手段を模索した結果、またも路線バスという選択肢が浮上してきた次第です。701系での移動を一駅だけ甘受すれば、青森での滞在時間が30分近く延びるとはいえ、旅の最後があの車両ではあまりに興ざめというものでしょう。背に腹は代えられないということです。結局今回は青森駅の改札をくぐることなく終わりました。
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汽車旅in東北 2017 - 大黒寿司

2017-01-09 17:36:59 | 居酒屋
三日間の旅も最終盤、最後はもちろん一献傾けて帰ります。大トリを飾るのは「大黒寿司」です。
過去の記録を遡ると、この店とは新幹線開業前からの付き合いになるようです。以来冬の汽車旅では毎度のように立ち寄り、最近では「まいどさま」と迎えられるようになってきました。ここまで来ると阿吽の呼吸が生まれてきます。カウンターの奥の方に着席して一呼吸置くと酒の注文を聞かれ、それが出てからほどよい間合いを置いたところで、今度は肴の注文を聞かれました。これでこそ心地よく酒が呑めるというものでしょう。
新幹線が青森、さらには北海道へと延長されるに従い、東北への汽車旅はますますつまらないものとなってしまいました。かつては一冬に二度、三度足を運んだこの店も、今季はこの一回限りとなるかもしれません。しかし、ここで呑むためだけでも青森に寄りたいと思わせる居心地がこの店にはあります。頻度は落ちても通い続けたいと思う一軒です。

今回印象的だった出来事が二つあります。いずれもカウンターの右手にあるTVに関することです。最初に流れていたのはもちろん相撲中継でした。結びの二番前で物言いがつきました。そして再生された映像を見るなり、板前からは同体だとの一言が。結果は行司差し違いでしたが、慧眼ぶりが只者ではありません。差し違いの理由とされたのは、西方力士の足が先に着いたことであり、中継でも当然の結果であるかのような口ぶりです。しかし、よく見れば相手力士の体が飛んでいます。これを死に体と評価すれば、たしかに同体となってもおかしくはないところです。解説者でさえ言及しない細かな点を、一般人が的確に見分けるという、相撲王国青森らしい一幕でした。
もう一つの出来事は、直後のニュースで報じられた青森山田の全国制覇です。相撲はともかくサッカーについては全くの無知で、同校が全国区の強豪だということ自体恥ずかしながら知りませんでしたが、地元では数日来この話題で持ちきりだったのでしょう。歴史的な一日を見届けてから席を立ちました。

大黒寿司
青森市新町1-2-6
017-722-6480
1100AM-2200PM
祝日除く火曜定休

亀吉・田酒
すずこ
みがきにしん
すしランチ
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汽車旅in東北 2017 - 地酒庵さとう

2017-01-09 16:14:05 | 酒屋
青森で酒を買うなら「地酒庵さとう」です。しかし、弘前で買い損なった「豊盃」のしぼりたてがここにもありません。例年ならば難なく買える品なのですが。どこへ行ってもないということは、TVか何かで話題にでもなったのでしょうか。第二の「飛露喜」にならないかが懸念されます。
目当ての品は逃したものの、「田酒」のNEY YEARボトルなるものがあったため、こちらを代わりに押さえました。今年の干支にちなんで酉の絵を瓶に直接描いた四合瓶で、空けた後も捨てるのが惜しくなりそうな一品です。

地酒庵さとう
青森市安方1-4-4
017-722-3087
日曜定休
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汽車旅in東北 2017 - 珍事

2017-01-09 15:43:19 | 東北
一時間の乗車を終えて青森に着きました。黒石から乗り通した物好きはもちろん自分だけですが、それ以外のお客も合わせて二人が短区間乗っただけです。つまり乗客は最大でも二人しかおらず、大半の区間が貸し切りだったことになります。バスを一台借り切ったも同然で、860円の運賃は破格といってよいでしょう。去年四国で乗った高速バスはとにかく退屈でしたが、7号線の旧道沿いを延々行く路線バスの旅は楽しいものがありました。乗客が最大二人という閑散ぶりでは、こちらまで減便されてもおかしくはないものの、この路線がある限り、青森への移動は毎回これでよさそうな気がしてきます。
ちなみに、バスを降りてまず驚いたのは、雪が全くないことです。青森といえば、県内主要都市の中でも飛び抜けて積雪の多い場所であり、弘前にほとんど雪がないときでも、青森だけは背丈ほど積もっているなどということがよくあります。それだけに、弘前よりも雪が少ないとは全く予想しておらず、昨晩「山水」の店主から青森の積雪が0だと聞いても、何かの間違いとしか思えませんでした。昨日の雪晴れと同様、空前絶後の珍事となるかもしれません。
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汽車旅in東北 2017 - 弘南バス

2017-01-09 14:34:37 | 東北
弘前に戻るかというとさにあらず。青森行の弘南バスに乗り込みました。
「つがる」の減便により、弘前と青森の行き来に支障が出ていることについては既に述べました。代替の交通手段を模索する中で気付いたのが、黒石と青森との間をバスが走っていることです。それも無味乾燥な高速バスなどではなく、県道と旧国道を経由する文字通りの路線バスでした。所要時間は約一時間、運賃も千円弱と大したことはありません。弘南線と路線バスで移動できるなら、無味乾燥な「つがる」よりも断然楽しめるというものでしょう。試しに一度乗ってみようと思い立った次第です。
駅前のバスターミナルにやってきたのは、車体の裾が腐食した、見るからに雪国らしい小型のバスでした。既に黒石市街を離れ、浪岡方面への「よされライン」こと県道13号線を走っています。雨模様が残念ではありますが、防風柵が立ち並ぶ田圃の中の直線路は、まさしく冬の津軽平野そのものです。この先の車窓も楽しみにしています。
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汽車旅in東北 2017 - コロの家

2017-01-09 13:55:08 | B級グルメ
当初から意図したわけではないものの、黒石に着いたところで頃よくお昼の時間になりました。黒石といえばもちろん焼きそばです。毎度おなじみ「コロの家」に立ち寄ります。
町を挙げて焼きそばを売りにしている黒石だけに、店の選択肢は他にもあるのです。しかしこの手のB級グルメの常として、町おこしに乗じて造られた雰囲気の漂う店が増えてしまいます。地元の文化に触れるのがこちらの目的にもかかわらず、いかにも取って付けたような店ばかりでは興ざめせざるを得ません。その点こちらの店は理想的です。民家の庭先に間借りするかのように小屋がぽつんと建ち、その店をおばちゃんが一人で仕切る雰囲気が、子供向けのおやつ代わりに始まった、焼きそば本来の在り方を体現しているとでも申しましょうか。
余所者が何度も来るのは珍しいのか、今回は入るなりおばちゃんから「まいどさま」の一言が。店内のベンチで焼きそばとから揚げをいただいた後、おばちゃんと二言三言会話してから店を後にしました。

コロの家
黒石市大町2-131
0172-52-8367
1100AM-1800PM
木曜定休
焼きそば300円より・から揚げ200円より
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汽車旅in東北 2017 - 異例尽くし

2017-01-09 12:51:02 | 東北
柏農高校前まで一駅だけ戻り、そこから黒石へ向かいます。山頂にかかっていた雲が裾野にまで広がり、岩木山は影も形も分かりません。ようやく冬の津軽らしい眺めになってきました。しかし一つだけ違うことがあります。雪ではなく雨が降ってきたのです。初めて津軽を訪ねた二昔と少し前、三月の上旬にもかかわらず吹雪いてきたのに驚かされました。その後何度津軽を訪ねても、冬場に雨が降ったことはありません。今回の道中、天候に関しては何から何まで異例尽くしです。

★弘前1130/23レ/1149津軽尾上1231/26レ/1233柏農高校前1246/25レ/1259黒石
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汽車旅in東北 2017 - 大和温泉

2017-01-09 12:21:56 | 温泉
沿線で一風呂浴びるといえば、いの一番に思いつくのはこの温泉です。津軽尾上の「大和温泉」に立ち寄ります。
駅のホームに下りてから玄関をくぐるまでで考えても、早足なら1分あれば着くのではないでしょうか。汽車旅にはお誂え向きの手軽さに加え、銭湯そのものの造りも好ましいものがあります。今や県単位で見ても銭湯がほとんどないところもある中、小さな町の駅前にも銭湯が残っているのが青森ならではです。

★大和温泉
平川市中佐渡南田1-2
0172-57-2852
600AM-2200PM
毎月1日及び15日定休(祝日の場合翌日休業)
入浴料 350円
泉質 単純温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
泉温 44.5度
pH 8.39
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汽車旅in東北 2017 - 撮影終了

2017-01-09 10:59:09 | 東北
山頂が晴れたのも束の間に終わり、再び雲をかぶった半端な眺めになってしまいました。撮影は10時台で打ち止めとし、あとは時間の許す限り電車に乗って締めくくります。ただし、沿線で一風呂浴びたり、黒石の町に寄ったりという使い道もあるため、時間を持て余すことはなさそうです。

★尾上高校前1058/22レ/1119弘前
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汽車旅in東北 2017 - 弘南電車

2017-01-09 09:02:30 | 東北
岩木山の山頂が晴れてきたため、今日も弘南電車を撮ることにしました。昨日この上ない条件で撮影したばかりとはいえ、青空と曇り空では当然ながら眺めが全く違います。寂寥としたモノトーンの世界も記録しておきたかった次第です。ただし終日撮影に注ぎ込むほどの好天でもないため、レンタカーを使わず、乗車を兼ねて電車と徒歩で移動します。今のところ昼過ぎまで撮影してから青森へ向かう予定です。

★弘前900/13レ/921尾上高校前
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汽車旅in東北 2017 - 三日目

2017-01-09 07:08:12 | 東北
おはようございます。昨日は岩木山の御来光から始まりましたが、今朝は冬の津軽らしい鉛色の曇り空になりました。ただし雲に覆われているのは山頂だけです。どこにあるかも分からない場合も少なからずあることを考えると、引き続き穏やかな天候ではあります。
この空から次第に小雨が降り出し、やがて霙に変わって、夜の九時頃には湿った雪に変わるというのが最新の予報です。北海道への汽車旅を見送る今季、今回が雪国を旅する貴重な機会の一つだったのですが。しんしんと粉雪が舞う光景を、今季は一度も眺められずに終わるかもしれませんorz
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