日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

汽車旅in北陸 2017 - 帰着

2017-01-17 00:27:55 | 北陸
回復運転により遅れを縮め、12分の遅れで東京に着きました。前回の遅れは首都圏の雪によるものでしたが、今回は関ヶ原の降雪というおなじみの理由による遅延です。愛知との県境を越えるまで、線路敷には雪が積もっていました。それが尽きる頃から車窓の右前方に月が現れ、その月が昇っていくのを追いかけながらの帰り道でした。
北陸を半時計回りに周回し、名古屋に寄って帰るつもりが、金沢に長居しすぎて取りこぼし、貴重な休みを一日余計に消費してしまいました。結果として金沢には午前中だけいられれば十分だったわけで、そこから先は蛇足といえなくもありません。しかし、雪景色の金沢を二日にわたって歩くという貴重な経験ができ、北陸の冬の味覚を存分に楽しみ、新たな名酒場との出会いもありました。二番煎じに終わるかとも思われたところが、それをも上回る収穫があったというのが実感です。冬の北陸への汽車旅は、年中行事の一つとして定着していくことになるでしょう。

東北、北陸をそれぞれ三日かけて旅しましたが、ここからは先日触れた「2017年問題」の影響が及んできます。暦通りに行けば、次に三日以上の休みが来るのは二月以上も先の春分であり、その間は一泊二日の小旅行を繰り返すことになりそうです。
この時期に一泊二日といえば、いの一番に浮かんでくるのは静岡ですが、行くならもちろん富士山が見渡せる快晴の週末を選びたくなるのが人情です。晴れれば静岡、そうでなければまたも冬の味覚を求めて山陰へといったところでしょうか。今年の暦の巡りを考えると、山陰でさえ一泊二日に集約するしかないのが実情です。週末の天気予報を注視しつつ、どちらへ行くかを見極めます。
コメント