日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

汽車旅in東北 2014初冬 Returns -北越9号-

2014-12-20 21:48:02 | 甲信越
情報通り、1500番台を先頭にした国鉄色の「北越」がやってきました。このところ毎週のように乗車しているため、さすがにありがたみも薄れてきましたが、あと何度もない貴重な機会の一つには違いありません。年内はおそらくこれが最後となります。来年も早いうちに再訪したいものです。

★長岡2144/北越9(1059M)/2233新潟
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汽車旅in東北 2014初冬 Returns -魚仙-

2014-12-20 19:25:33 | 居酒屋
教祖の名言を借りれば、「長岡へ行くことは魚仙へ行くことである」という命題は確立したといってよいでしょう。今回も満を持して暖簾をくぐりました。

数自慢は好みませんが、この店を訪ねるのも三ヶ月連続です。これだけ通うと注文も次第に固定化されてくるというもので、刺身に次いで油揚げを選ぶところまでは完全に確立しました。会津の「籠太」でいうなら、塩豆腐に続いて焼鳥を注文するようなものです。これに対し、二、三回に一回程度で十分に思われるのが、教祖が「キングオブなめろう」と絶賛する鰤のなめろうで、これは「籠太」でいうならにらまんじゅう、カレーといったところに相当します。
そのなめろうは前回いただいたため、今回は代わりに鰰の味噌焼きを注文。これで中盤終盤といった様相を呈してきます。ところが、ここで店主により絶妙な頃合いでイカの肝の醤油漬けが差し出されます。この上ない肴の登場で一気に酒も進み、余勢をかって真子の煮付けも追加して、結局五合も呑んでしまいました。やはり、この店へ行くならはしご酒という選択は現実的でなく、一本勝負と覚悟を決めて、万全の状態で乗り込む必要がありそうです。
これほど足繁く通うのも今のうちで、新潟地区の車両が根こそぎ置き換えられれば、当然ながら頻度は大きく落ちるでしょう。しかしそうなったとしても、年に一度は通い続けたいと思う名店です。

ちなみに、今回は奇遇がありました。自分と同様「週末パス」で活動していた仲間に鉢合わせしたのです。もっとも、同様の例は過去にもあり、先々週は直江津で一瞬すれ違いました。そのような意味では、奇遇というほどの奇遇ではないかもしれません。彼等は国鉄色の編成を追いかけ、明日も信越本線に乗車するそうです。幸運を祈ります…

魚仙
長岡市殿町1-3-4
0258-34-6126
1700PM-2300PM
日曜定休

笹祝・霧の塔・翁の夢・高千代・有りがたし
お通し(ざる豆腐)
お刺身おまかせ盛り合わせ
特選油揚げ
はたはたみそ焼き
たらこ煮
いか肝醤油漬け(おごり)
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汽車旅in東北 2014初冬 Returns -長岡到着-

2014-12-20 18:40:17 | 甲信越
長岡に着きました。向かいのホームに入ってくる「くびき野5号」が1000番台なら、新潟まで往復してくるにもやぶさかではないところ、幸か不幸か3000番台がやってきたため見送りました。あと20分ほどすれば「トワイライトエクスプレス」がやってくるため、それを見送ってから「魚仙」に入ろうかと思っています。
それはよいのですが、隣のホームにまたしても安物の新車が停まっています。信越本線を引き継ぐ「越後トキめき鉄道」に移籍する車両が出るため、その運用から先に置き換えるのかと思いきや、115系の運用にも容赦なく入り込んでいるようです。4両か6両の列車に、発車の10分以上前から乗り込めば、なけなしのボックス席もとれそうな雰囲気とはいえ、2両の列車に駆け込んだときなどはそれこそ悲惨でしょう。115系がこの車両に軒並み置き換えられれば、新潟地区でも東北と同様に、「いかにして普通列車を避けるか」が至上命題となってきそうです。
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汽車旅in東北 2014初冬 Returns -上越国境-

2014-12-20 16:36:54 | 関東
小一時間の滞在を経て移動再開です。この列車に長岡まで乗り、「魚仙」で一献傾ける予定です。情報が確かなら、10時前に国鉄特急色の「北越」が来るため、それに乗ろうかと考えています。これにより、本日は新潟泊となることがほぼ決まりました。

★水上1634/8747M→1747M/1827長岡
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汽車旅in東北 2014初冬 Retruns -水上駅-

2014-12-20 16:26:16 | 関東
水上に着きました。大汗をかく場面はあったものの、ここまで来るとさすがに寒く、高崎ではあれほど暑く感じられた車内の暖房がありがたく感じられます。
ここまでの流れからお分かりの通り、今回は上越線で国境を越えます。列車で日本海側へ出るというと、近年は終焉迫る信越本線を経由するのが常でしたが、実は上越線もそれほど長い命ではありません。「ムーンライトえちご」も「あけぼの」も姿を消し、一日数往復の普通列車までが、間もなく安普請の新車に置き換えられようとしているからです。そうなる前に、もう一度115系で上越国境を越えてみようと思い立ちました。
列車に乗るのもさることながら、この水上駅の雰囲気がまたよいのです。背後に山が迫った決して広くはない敷地に、長いホームが緩やかに弧を描き、レールと板で組んだ古い上屋に雪が積もった光景からは、峠越えの前進基地として栄えた古きよき時代が偲ばれます。待ち時間が長くなるのを承知で、一本早い列車で来た甲斐はありました。
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汽車旅in東北 2014初冬 Returns -登利平-

2014-12-20 15:03:59 | B級グルメ
そのようなわけで、一悶着の末に遅いお昼をいただきます。高崎といえばだるま弁当か鶏めしが定跡のところ、今回選んだのは「登利平」の鳥めしです。見所が全くないと日頃から酷評している前橋にも、数少ない名物があると最近知って、一度試してみようと思い立ちました。
群馬県人なら誰もが知るというこの鳥めし、重箱風の容器にご飯を詰めてタレをかけ、炭火で焼いた薄切り肉と一枚肉を半分ずつ乗せ、お新香を二種類添えるというのがその正体です。高崎大館折尾といった駅弁の有名どころが、出汁で炊いたご飯と彩りの美しさを身上とするのに対し、この鳥めしは肉とタレが命の直球勝負でした。

★登利平 高崎モントレー店
高崎市八島町222 5F
027-330-5454
1100AM-2100PM
鳥めし松820円
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汽車旅in東北 2014初冬 Returns -大汗-

2014-12-20 14:43:56 | 関東
一時間強の滞在を経て、再び上越線を下ります。運用につくのは湘南色の115系、それも堂々たる6両編成です。
実は、この列車に乗る際には一悶着がありました。駅前でお昼をいただくのは時間的に厳しいと見て、駅ビルで弁当を買ってホームに下り、列車の入線を待っていたところ、買ったはずの弁当がないことに気付いたのです。買ったものを持ち帰らずにそのまま置いてきたのは明白だったため、慌てて店まで取りに戻り事なきを得たものの、重い荷物を担ぎ早足で歩いたため、すっかり大汗をかいてしまいました。しかも、入線してきた列車が、異常とも思えるほどに暖房をかけており、窓を開けずにはいられないという始末です。ようやく汗が引いてはきたものの、一時は暑さで狂いそうでした。
まあ、列車が出てから気付いても後の祭りだったわけで、無事取り戻せたのが幸運ではありました。思わぬ時間を消費して出遅れたにもかかわらず、6両編成の恩恵により首尾よく着席もできたため、これにて一件落着といったところです。

★高崎1438/739M/1542水上
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汽車旅in東北 2014初冬 Returns -高崎駅-

2014-12-20 13:39:28 | 関東
高崎に着きました。近年は新幹線での素通りが続き、久々の下車となる高崎駅ですが、改めて眺めると大宮にも引けを取らない文字通りの要衝です。在来線だけで8番線まであるホームに新幹線と上信電鉄が加わり、ホームの先端には両手にも余るほどの信号機が建ち並び、上り方の留置線では旧型客車と12系とDD51が休息をとっています。幸い今日は時間に余裕があるため、心ゆくまで構内を観察できそうです。
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汽車旅in東北 2014初冬 Returns -前橋再訪-

2014-12-20 13:27:04 | 関東
新前橋で列車を降り、そこから後続列車に乗って高崎へ向かいます。
一見すると無駄にも思える行動をとったのは、両毛線に乗り換えて前橋へ行くつもりでいたからでした。今年は北陸キャンプの往路に短時間立ち寄ったに過ぎなかったため、せめてもの罪滅ぼしに再訪しようと考えたわけです。
ところが、ホームの案内表示器には、両毛線の先発は5両、次発は2両とあり、それぞれ211系と107系が来るのは明白でした。一駅だけならと割り切ってはいたものの、いざ案内表示を見ると途端に意欲が失せ、向かいのホームに入ってきた当駅始発の上り列車に乗り込んだ次第です。こちらも安普請の233系とはいえ、ボックス席がある分だけましではあります。結局、今回は新前橋のホームで記念撮影しただけに終わりましたorz

★新前橋/928M/1325高崎
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汽車旅in東北 2014初冬 Returns -小野上駅-

2014-12-20 12:26:07 | 関東
小野上で交換待ちのため五分停車。この駅の見所といえるのが砕石の積み出し線です。駅の裏手にある貨物専用のホームに砕石が積み上げられ、そこから奥へと側線が敷かれ、突き当たった場所には砕石工場からのベルトコンベアとホッパが鎮座して、構内では砂利を運ぶホッパ車が休息をとっています。セメントも石灰石も壊滅し、貨物といえば石油かコンテナとなって久しい今、ローカル線の小駅に、これほど見事な施設が現役で残っているのは奇跡というほかありません。
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汽車旅in東北 2014初冬 Returns -とんぼ返り-

2014-12-20 11:43:43 | 関東
終点まで乗り通すかというとさにあらず。一つ手前の長野原草津口で降り、すぐさまホームの向かいの普通列車に乗り込みました。今回の目的は新線区間の乗車にあり、そのためにはここで折り返せば十分だからです。わずか3分での折り返しはあまりに性急ながら、次の列車まで一時間半あり、だからといって駅前には待ち時間をやり過ごす場所もないため、今回は時間を優先します。

★長野原草津口1130/532M/1253新前橋
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汽車旅in東北 2014初冬 Returns -吾妻線-

2014-12-20 10:41:17 | 関東
結局特急列車の本領を発揮する場面もほとんどなく、緩慢な走りで高崎線を走破し、そのまま上越線を北上して、渋川から吾妻線に入りました。
都内から半端に遠い盲腸線という条件のため、何年ぶりか正確に思い出せないほど無沙汰しており、blog開設後は初めての乗車です。生涯を通じても乗った記憶は二度しかなく、当然ながらどんな車窓だったかもほぼ失念してしまいました。久方ぶりの乗車だけに、トンネルばかりの新線区間を含めて楽しみではあります。
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汽車旅in東北 2014初冬 Returns -浦和停車-

2014-12-20 09:19:49 | 関東
浦和に着きました。これが早くも三つ目の停車駅です。
東北特急華やかなりし頃、浦和は全ての優等列車が通過する県庁所在地として知る人ぞ知る存在でした。新幹線と同様、上野の次は大宮が基本であり、その大宮さえ通過する列車もあったのです。その後特急列車の大衆化が急速に進み、浦和にも特急が停まるようになったとき、花形だった特急列車は「新特急」なる急行同然の存在に成り下がっていました。
車両こそバブル仕様に格上げされたとはいえ、その「新特急」の流れを汲む列車だけに、とにかく頻繁に停まります。大宮はよいとして、赤羽と上尾などに停車するようでは、かつての急行列車と変わりません。停車駅と通過駅の比率でいえば、料金不要の「くびき野」と比べても大差がないような気がします。これぞ特急と思える走りを見せてくれる場面は果たしてあるのでしょうか。
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汽車旅in東北 2014初冬 Returns -出発-

2014-12-20 09:01:28 | 関東
今回の活動は、意表を突いて上野駅から始まります。「妙高」「くびき野」「北越」の乗車もあまり続くと芸がないため、今回は行きがけの駄賃も兼ねて、前回見送った吾妻線に乗ろうと思い立った次第です。
吾妻線に乗る場合、始発の新幹線に高崎まで乗るか、さらに一時間早く出る高崎線の普通列車で出発すれば、実質二時間以上早く動くことは可能でした。しかし、高崎まで100km強の移動では、新幹線の料金も割高にならざるを得ず、だからといって始発の普通列車に乗るには三時台に起きなければならないため、どちらも気が進みませんでした。その結果今回は遅い出発を選び、吾妻線に直通する「草津」に乗り込んだというのがここまでの顛末です。
もちろん、普通列車のグリーン車と五十歩百歩の185系では、いくら国鉄型の端くれとはいえ、わざわざ乗車したかどうかは微妙です。最終的な決め手となったのは、この列車に「スーパーひたち」から転用された651系が充当されることです。常磐線のお古といってしまえばそれまでとはいえ、三列のグリーン車を奢った、バブルの遺産とでもいうべき古きよき時代の特急電車に乗るのが、この列車をあえて選んだ理由の一つでもあります。
そのグリーン車は残念ながら満席、普通車指定席も満席という状況に一瞬身構えたものの、指定席だけ混むということがしばしばあるものです。今回もその例に漏れず、自由席はざっと三割程度の入りで、これなら大宮であらかた埋まるといったところでしょうか。おかげで狙い通りの位置に着席できました。鉄道唱歌のチャイムとともに、上野駅の地平ホームを後にします。

★上野900/草津31(3031M)/1127長野原草津口
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