野外保育 とよた 森のたまご

愛知県豊田市2010年度森のようちえん開園
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12/18(火) 今年最後の畑

2012年12月18日 | 

今日は冬休み前、最後の畑です。
朝の会、一番に座ったのは年少Mん。
いつもは朝の会が始まっても何度声をかけても一人もくもくと遊んでいて、当番母ちゃんたちはあの手この手を使って呼び戻すのに大変なのですが、今日は違いました。
「Mん、すご~い!一番じゃん。かっこいいなぁ。」
と大人がヨイショすると、Mんはニコニコ笑顔。

さて今日は、お借りしているハウスの中の大掃除をしつつ、焚き火で焼き芋を作ります。
焼き芋用のサツマイモ、今日は掘らせてくれるかな?
それから人参も大きくなってきたので、一本ずつ抜いて味見をします。

朝の会が終わると、そのまま人参を抜きにいきました。
今日抜くのは一人一本だけなので、みんなどれが一番大きいのかしっかり吟味しながら抜いていきます。
水で洗って土を落としたらそのまま丸かじり。
今年度、肥料不足だったためか葉の色に元気のない人参さんでしたが、ちゃんと人参の味がしました。
Lとは、要らないといった子の分まで食べて、「三本食べた!」と言ってましたよ。



畑でとったものをその場ですぐいただく。
どれだけ贅沢なことなのか、いつかわかる時が来るかな。


そして、サツマイモの掘り起こし。
今日は一人一本ずつくらい焼きたいなぁ、と思っていますが、果たして管理人(年長)さんとの交渉成立なるか!

母「今日は一人一本ずつ焼き芋にしたいと思ってるんだけど、いくつ出したらいい?」
管理人「だめ。せっかくつくった新幹線が壊れちゃうから出さない!」
(そう来たか~。確かにこないだ創ったアートを壊すのは申し訳ないなぁ。)
母「でも今日はみんなお母さんに、お弁当少なめにして下さい。ってお願いしちゃったよ。」
管理人「・・・・・・。あっでもここの辺からなら掘っても大丈夫かも。」
管理人「じゃあ大きいの2個だけならいいよ。」
母「えー、それでみんな足りるかなぁ。」
そんなこんなしていると、年中さんや年少さんがスコップをもってやってきました。
しかし、掘っていいのはやっぱり年長さんだけなのだそうです。



当番母ちゃんやーちが
「掘りたい子がいるよ、どうしたらいい?」「じゃあ順番にやるのは?」「ジャンケンは?」
色々と提案しますが全て却下。
「ここは僕たちでやった所だから。」「石のところを壊すといけないから。」「掘って良いのはおれたち年長組だけだよね。」
色んな理由から決してやらせてはくれません。
何を言っても今は無理そうです。
大事に大事に管理してくれてるんだもんね、他の子が掘らせてもらえるようになるにはまだまだ時間がかかりそうです。
でも、先週はLとAきCたしかダメだったのが、今日は年長はOKになったのは、ちょっとうれしい気持ちになりました。

何だかんだとやり取りしているうちに、全員が食べられそうな分のお芋を掘り出してくれました。

そして火おこし。一番に来たのは、やっぱり年長Kい。
いい感じに火がついた頃、
「もう入れれるよ~!」
と呼びにきてくれました。

お芋を洗って包む作業は、年少のSやとSこがやってくれました。
お水が冷たくて、大人ならすぐに嫌になっちゃう作業なのに、二人とも丁寧にタワシで洗って、ひとつずつくるんで、ちゃんと火のところまで運んでくれました。


さぁ、お芋が焼けるまで母はハウスの大掃除です。
家の中の片づけは苦手ですが、ハウスの中は別。
これを機に、いるものいらないものを分けてかなりスッキリとしました。
この状態を保つのが難しいのですが…。

焼けたお芋は、お弁当の時に一緒に食べました。
同じお芋のはずなのに、大きさによって味って違うんですね。
やのちゃんが食べたものは
「まるでブランデーみたいな芳醇な味がする~!」
と言っていました。
Rきくんはお芋が大好きだそうで、みんなが食べ終わって遊びに行っても、残っていたお芋を最後までずっと食べてました。


寒くなるにつれて、小さい子も大きい子も、お互いを受け入れながら遊ぶ姿がよく見られるようになってきました。
今年最後の畑、たまごたちは思い思いに遊べたでしょうか?

今日は一番最後に1人一本ずつ大根を抜いて、お母さんにお土産です。
みんなどうやって食べたのかな?



帰りの会でのMん。
朝とは打って変わって、フラフラと遊び歩いていつものMんでした。
来年はどうなるのでしょう?楽しみです。

(ふーみん)


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