廃校を巡る

風雪に耐えた美しい木造校舎。小さな空き地にポツンと二宮尊徳。
錆びたブランコに、朽ちかけた百葉箱。廃校ノスタルジア…。

旧馬頭町 小口小学校

2013年11月01日 10時14分30秒 | 栃木の廃校
ハンディキャップを持った方のアート作品を展示する、
「もうひとつの美術館」として廃校後の余生を送る小口小学校。

栃木県内の廃校再生の先がけとなった「もうひとつの美術館」。
知的ハンディキャップを持ってはいますが、作品は非常に面白い。
特に色使いや構図などハッとさせられる作品が多く、
何度足を運んでも発見がある場所です。

そんな、小口小学校ですが
創立は明治10年。
平成13年に小砂小学校との統合により馬頭西小学校になり閉校しています。
現在、美術館として使われている入口周辺の管理棟は明治期の建物のようです。
10数年前まで明治の建物で子どもたちは勉強していたんですね。
ただ、やはり傷みはかなり来ているようで、
修繕の寄付を募っていました。

ここの目玉は明治期の校舎もそうですが、
不思議な外国人二宮像にとどめを刺します。
なんと、お顔がギリシャ彫刻と言うか、テルマエロマエ的なローマ人というか、
まったく日本人ではないのです。
よくよく観察するとどうやら首のすげ替えが行われた形跡があります…。
本来の二宮像の頭に、小便小僧の頭を乗せた感じです。
残念なことに美術館の方に確認が取れていないのですが、
数多くの二宮像の中でもまれに見る珍二宮です。




















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