廃校を巡る

風雪に耐えた美しい木造校舎。小さな空き地にポツンと二宮尊徳。
錆びたブランコに、朽ちかけた百葉箱。廃校ノスタルジア…。

群馬県 中之条町 第四小学校 第三分校 

2014年11月07日 19時36分13秒 | 群馬の廃校
中之条町の廃校巡りは続きます。
ひとつの町にこれだけ廃校になった木造校舎が残っているのは本当に貴重ですね。
クルマでわずか10分ほどで次々に木造校舎が現れます。

第一分校から10分ほどでしょうか蟻川地区にお目当ての第三分校がありました。
前もって調べた情報によると、明治16年に岩本学校蟻川分校として開校しているようですが、
最初は小渕半六氏所有の民家を借りていたようです。

出てきましたよ小渕氏。
詳しくは判りませんが話題の小渕優子氏の一族と思われます。
門柱の裏に昭和32年10月改築落成記念 小渕光平の名前が見えますが、
これは明らかに小渕恵三の父か、兄である二代目光平の元中之条町町長でしょうね。

まさに政治家稼業が明治、大正、昭和。平成と続いているわけです。
まぁ、これだけ地元の名士ともなると一般の常識は通じないでしょうね。

そんな、下世話な発見は置いておいて、
分校はなかなかきれいに管理され美しさを保っています。
屋根のトタンはふき替えられたのかとてもきれいです。
そのくせ窓は一部を除いて木枠のガラス窓。
秋の日差しをうけて輝いています。

沿革
明治16年3月  岩本学校蟻川分校を設置、小渕半六氏所有の民家を借用
明治17年1月  第二分校となる。明治17年5月第二分校校舎落成する
明治19年1月  東尋常小学校となる。(本校は吾妻第18尋常小学校)
明治23年2月  蟻川分校となる。(本校は伊参尋常小学校)
明治24年3月  蟻川分校閉校。同年9月1日再開
明治26年4月  蟻川尋常小学校となる
明治43年12月 蟻川尋常小学校校舎増築落成する
昭和13年3月  伊参尋常高等小学校が設置され蟻川尋常小学校は第3分校となる
昭和16年4月  伊参国民学校となる。昭和22年4月伊参村立伊参小学校となる(本校)
昭和32年10月 第三分校校舎一部改築落成
昭和41年4月  中之条町立第四小学校と改称
昭和44年9月  第三分校閉校となる。

















改築落成記念に名を残す 小渕光平氏の名前 町長であった小渕恵三の兄 二代目光平氏のものと思われます。小渕優子のおじさんだね。
先日辞任した町長も小渕優子の秘書だったみたいだし、ここ中之条町はまさに小渕一族の町なんですね。恐るべし政治家家業? 稼業?




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