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ふぅん

闇閃閑閊 ≡ アノニモス ≒ 楓嵐-風

カイザーリンクの魔物

2010-03-26 23:59:59 | 日々随想
挑戦することを 諦めた時から
きっと 成長は 止まってしまうのだろう
でも 挑戦と無謀は 大きく異なる





松尾芭蕉に小説を書かせても
それは 退屈なものだったろう
何故なら 彼は少ない言葉の中に 宇宙を描く達人だったから


藤原伊織に俳句を詠ませても
それは 平凡なものだったろう
何故なら 彼はストーリーの中で 粋を表現できる達人だったから


文筆家というカテゴリーの中にも
様々なジャンルがあって
言葉の表現者であっても 向き 不向きがある


グールドのバッハは 素晴らしく絶品
でも 彼のベートベンは 
信じられないくらい 真平ら


才能がある人ほど
その才能を発揮できる領域は
自ずと 限られてくるもの


その領域を 逸脱した挑戦が
無謀にならないためには
せめて 芸術でなく 職人に徹しないと・・・


きっと 最後の才能とは
挑戦と無謀を
嗅ぎ分ける能力


ふうん


僕にとって 幸いなことは
今でも ダメ出しをしてくれる人がいること
自分で 見過ごしてしまいそうな怠慢も 辛辣に攻撃してくれる


僕も 玉砕ギリギリの挑戦を
表で笑って 内で蒼白になりながら
ぶつかっていくこともある


それが 自分のキャリアに
大きくマイナスになることを
分かっていながらも


最後に 挑戦か無謀か 見分けがつかなくなったら
もう一度 あの日のように
調律が面白いと思った 19の夏に帰ればいいんだ

雨の中で迷子

2010-03-24 23:58:13 | 日々随想
寝不足の早朝
6時には 楽器を積んで 出発
せめて 雨じゃなければ よかったのに





駅ビル内にあるホールで
少しだけ 時間ができたから
買い物に出かけた


エレベーターに乗って
別の棟の フロアを徘徊していたら
すっかり 迷子


僕は 建物の中と 夜は
すっかり 方向音痴になる
体の中に 磁石が無いから


晴れた日は いつだって
太陽の位置で 方角が分かる
だから 方向も分かる


確信した 方向へ向かっていても
少しでも 見上げる光が 翳ってくると
とたんに 僕は 自分の方向へ不安を感じる


方向のためには
いつだって
まず 方角を確信できなきゃいけないんだ


夢の方向には 
人によって いろんな方角がある
お金だったり 名誉だったり 愛だったり 信仰だったり


僕は 音楽という太陽と その影の位置で
歩んでいる方向を 確認できるのだけれど
時々 自信がなくなる


きっと 翳っているんだ
あるいは 鬱という建物の中に 
閉じこもってしまってるのだろう


せめて 雨じゃなければ 良かったのに


冬の楽章と 春の楽章の間は 三寒四温
音が無い時間だって テンポはある
ただ リズムが無いだけなんだ

冥土 2302

2010-03-23 23:19:01 | 旅々愁想
やっぱ 自宅が一番だわ
無事に帰宅できると
なんだか 感謝なんだよね 


なーんていうのも 束の間
明日も 6時出発だ!


起きられるのかな・・・