「コノ カナグモ オナジイロノカバン モッテマスカ?」
『いや これだけだけど』
「ソウデスカ ソックリナヒト ヨクキマス」
ふうん
僕は 会計で 不思議な質問を受けた
最寄の駅の 中華料理屋
カメ出し紹興酒を デキャンタで乾して
その 女性店員は
僕の勘では 韓国人だったのだけれど
不思議な質問をしてきてくれたついでに 聞いてみた
『どちらから いらっしゃったんですか?』
「キタノホウデス」
『中国ですか?』
「ハイ キツリンショウデス」
ふうん
キツリンショウが どこにあるか
さっぱり 分からないんだけれど
言葉のナマリからして きっと 彼女は韓国人だと思ってた
でも ここは 中国料理屋だし
ま そうか
「ソノヒトモ ショウコウシュ デカンタデノンデマシタ」
『もしかして その人 坊主頭だったんじゃない?』
「ハイ カミノケ ミジカカッタデス」
アハハ
『僕も 半年前まで 坊主だったんです』
「ア ソウデスカ ソックリダッタカラ」
『これ かつらなんです』
かつら という単語が 難しかったのか
彼女は 14時くらいに 頭をかしげて
でも 笑顔で言ってくれた
「ソノカミノホウガ ニアイマス」
ふうん
いつも とっても 無愛想な人だったから
まさか 話しかけられると思わなかったし
遠くで聞こえる 同僚との会話は 韓国語に思えたのだけれど・・・
でも いつになく笑顔で
まるで 日本人のような 世辞を述べて
オツリを渡してくれた
はぁ?
きっと 彼女は 公文に行ったほうがいい
それくらい 多すぎるオツリ
というか 安過ぎる会計
同じ人だと 覚えておいてもらえる間に
もう一度 訪問しよう
また ショウコウシュのキャラフェを頼んで
そして そっと 質問してみよう
今度は 韓国語で・・・
彼女が うっかり反応してしまったら・・・
ニヤリと笑って
感謝と イタズラをしてみよう
『チョヌン プッカネ カンチョビヤ』
わたしは 北韓の間諜です・・・
『いや これだけだけど』
「ソウデスカ ソックリナヒト ヨクキマス」
ふうん
僕は 会計で 不思議な質問を受けた
最寄の駅の 中華料理屋
カメ出し紹興酒を デキャンタで乾して
その 女性店員は
僕の勘では 韓国人だったのだけれど
不思議な質問をしてきてくれたついでに 聞いてみた
『どちらから いらっしゃったんですか?』
「キタノホウデス」
『中国ですか?』
「ハイ キツリンショウデス」
ふうん
キツリンショウが どこにあるか
さっぱり 分からないんだけれど
言葉のナマリからして きっと 彼女は韓国人だと思ってた
でも ここは 中国料理屋だし
ま そうか
「ソノヒトモ ショウコウシュ デカンタデノンデマシタ」
『もしかして その人 坊主頭だったんじゃない?』
「ハイ カミノケ ミジカカッタデス」
アハハ
『僕も 半年前まで 坊主だったんです』
「ア ソウデスカ ソックリダッタカラ」
『これ かつらなんです』
かつら という単語が 難しかったのか
彼女は 14時くらいに 頭をかしげて
でも 笑顔で言ってくれた
「ソノカミノホウガ ニアイマス」
ふうん
いつも とっても 無愛想な人だったから
まさか 話しかけられると思わなかったし
遠くで聞こえる 同僚との会話は 韓国語に思えたのだけれど・・・
でも いつになく笑顔で
まるで 日本人のような 世辞を述べて
オツリを渡してくれた
はぁ?
きっと 彼女は 公文に行ったほうがいい
それくらい 多すぎるオツリ
というか 安過ぎる会計
同じ人だと 覚えておいてもらえる間に
もう一度 訪問しよう
また ショウコウシュのキャラフェを頼んで
そして そっと 質問してみよう
今度は 韓国語で・・・
彼女が うっかり反応してしまったら・・・
ニヤリと笑って
感謝と イタズラをしてみよう
『チョヌン プッカネ カンチョビヤ』
わたしは 北韓の間諜です・・・