goo blog サービス終了のお知らせ 

ふぅん

闇閃閑閊 ≡ アノニモス ≒ 楓嵐-風

赤か青か それが問題だ

2010-04-30 23:59:45 | 日々随想
結局 今日も忙しくって
体は ぜんぜん 休めないけれど
昨日よりは かなり回復した気がする





明日から 甲府
仕事でなくて 行商
生まれて初めての 営業


ふうん


何冊 売れると思う?
後輩は13冊と言った
友人は12冊と言った


ふうん


電車で行くんだ
たくさんは 持っていけないから
とりあえず カバンに入るだけ詰め込んだ


帰り 軽くなってるといいな
この体調で 営業スマイル できるかな
発熱してたら赤い顔 疲弊しきってたら青い顔


紫の顔には ならないようだ ・・・残念


それより
コンクールで頑張る人に エールを贈らなきゃ
結果よりも 自分の力を十分発揮できる演奏が出来ますようにって


芸術の試験とかコンクールとか
ロナルド・カヴァイエ著の 「日本人の音楽教育」という本で
僕の思いを 綺麗に代弁してくれている


それでも
頑張る人は 頑張らない人より 美しい
だから そっと エールを贈ろう

調律を傍聴していた日

2010-04-29 23:16:06 | 日々随想
重い頭
止まらない喘息
かたつむりのような体


これは ダメだ


僕は 仕方なく
自分の体のハザードランプに
忠実になることにした


ふうん





とりあえず 会場に楽器を搬入して
後輩に 調律を頼んだ
昼 夜 二回公演


トイレの鏡に映っていた
僕の顔は 真っ赤
どうやら 発熱も始まったらしい


出張前から 譜面台作りをギリギリまでやって
11日連続の 異国でのハードスケジュール
帰国して 二日連続で 家の大掃除


バテないワケがない


僕が 本番の調律を代理してもらうのは 2回目
1回目は フットサルで右手首を
骨折した時だったっけ・・・


体はバテていても
頭と心は 冴えている
きっと 知恵熱なんだと思いこむことにした


五度圏図と鍵盤
これを関連させるアイデアが
僕を ワクワクさせてくれている

雨のアウフタクト

2010-04-28 07:30:15 | 日々随想
冷たい雨
五月雨は やわらかいと いいのだけれど
春と秋は やがて 無くなってしまいそう





友人と後輩と
古典調律の内容について
話し合っていて


僕らは 衝突しちゃったんだ


率直に意見してくれる
大切な人だから
その意見の重さも計りながら


理論を 素通りして実技のみのほうが
確かに近道なんだけれど
応用が効かないんだ


でも その理論の説明で
チンプンカンプンになってしまって
学ぶ意欲を削いでしまったら
もっと 意味がなくなるのでは?


行き着く先は
本当は 理論なんかなくても
調律は存在していて なされていたんだ


でも それは
そこに楽器があって
その先に音楽があったから


ピアノ調律師にとって
平均律以外のものは
確かに必要ない


でも 自国の楽器を維持してもらうためには
そういう調律法があって
少しでも そうした楽器に興味を持ってもらいたくて


平行線
あるいは
漸近線


ふうん


ま 激しく衝突するのも
みんな本気で考えてくれたからなんだけれど
厳しかったな・・・


とりあえず
一度 模擬セミナーをやって
聞いてもらって 意見を出してもらうことにした


アミノ酸の存在を 知らない時代から
人間は おいしいということを感じて
栄養学なんて知らない時代から
体に必要なものを 食べてきた


理屈なんて なくたって
おいしい響きが 作れれば
それでいいんだけれど


扱ったことのない食材
おいしさを知らない食材
それを 食材無しに 調理法を伝えなければいけなくて


うぬぼれるつもりは 無いのだけれど
僕にとって 不幸なのは
何が難しくて 何が理解できないかが
分からないことなんだ


学生時代から 興味を持って
先生なんかいないから 一人で展開させて
そして 実際に仕事でも扱うようになったから


でも 超えなきゃいけない壁
そして それを超える為には
とても 辛辣で心強い仲間がいる


もういちど ほどいてみよう

0の終わり

2010-04-27 16:49:06 | 日々随想
ドデカゴン製作で 散らかった部屋を
数ヶ月ぶりに 整理して 掃除して
さっぱりした部屋で 新しい日へ





友人から電話があり
韓国の報告と 我々のセミナーの話をして
じゃ 電話じゃ なんだからってことで


後輩からも電話があり
友人と二人で 晩餐に来ないかと誘われ
今夜から 早速 ミーティングに入る


様々な人からも お帰りなさいメールをいただいて
まだ 全部 返事を書いていないのだけれど
ありがとうございます


5月は 4組の来日韓国人
そのうち 二組が 僕と友人の工房見学
日程を しっかり決めなきゃ


0から1が 一番 力を必要とする
僕は 数年かかって ようやく
0から1へ 働きかけることが出来たみたい


1から2へ 2から10へ
どのようなエネルギーを必要として
どのような方向へ行くのか まだ分からないけれど


半クラッチで 始動する時期は過ぎたんだ
ゆっくりと ギアーを繋いでゆこう

新しい夕陽へ ガタンゴトン

2010-04-26 17:18:10 | 旅々愁想
たくさんの楽器に会って
たくさん まぐわった
仲良くなれたり なれなかったり


たくさんの人に会って
たくさん 喋った
笑いあえたり あえなかったり


変わりゆく 日々の中で
自分が思っていたより
しっかりと耐えることが 多かった気がする


特に 最後の三日間は
僕の 貧弱な記憶力でも
きっと いつまでも残る耐力だった


久しぶりに 韓国からの帰国が
とても さわやかに疲れているんだ
また行こうと 思ってるんだ


パソコンのキーを叩くと
いつもと違った違和感
うん ツメが伸びて カチカチ カチカチ


この12日の間も
僕の体は 成長していたんだ
ほんの僅かづつなんだけれど


次のコンサートは 10月
帰国前に オファーをもらった
それから 7月にはセミナー


流されていた この1年
新しい楽器も ドデカゴンも 完成させたんだけれど
自分の中では どこにも立っていられない不安があった


久しぶりに 限界と対峙して
なんとか 乗り越えて
僕は ようやく 自分の足で立つことを思い出したんだ


スカイライナーの車窓には
出国する時の どんよりとした景色でなく
鮮やかな景色が 反対方向に流れてゆく


耐えることによって 得られるモノは
耐えずに 失っていったモノよりも
少ないけれど 尊い


韓国出張が 僕の中で
初めて 日常のひとつになった
そんな旅だった