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ふぅん

闇閃閑閊 ≡ アノニモス ≒ 楓嵐-風

東雲と晴闇の真円

2009-10-27 23:40:07 | 日々随想
ようやく 陽が上る頃 
僕は 高速の上
葛西の観覧車を眺めて 大きく東へ
どうやら 台風一過


演奏者と 録音技師は 恐らく 初対面
朝 それぞれが こっそり 「どんな人?」と
僕に尋ねてきた


僕は それぞれの人たちと 仕事をしたことがあるから
等身大のキャラクターを こっそり紹介
皆 個性的ではあるけれど
自分の世界と価値観を しっかり持った人たち


録音が すすむにつれて すっかりなじんだ空気
良い響きを録る部屋 良い演奏を奏でる空間
それぞれが 懸命に 自分の役割を努める
そして ひとつになっていった


それぞれの立位置は 違うのだけれど
同じ方向を向くとき 人は ひとつになれる
そして今日 僕等は皆
音楽へのベクトルを持って ひとつになっていった


楽器を 観覧車の麓の 学生さんの家へ搬入して
すっかり晴れた夜空には 半月がポッカリ
どうやら 日付を超えずに 帰宅した


あの月は 満月へ向かってるのだろうか
それとも 新月へ向かってるのだろうか
反射という錯覚に 囚われなければ
月は いつだって まん丸なんだけどね