調律学校の講師をしていた頃
いろいろな学生がいた
2年生になって 進路の相談の頃になって
それらの学生は 大きく ふたつに分かれた
それでも調律師になりたい者 そして 調律をしたい者
調律師というスタイルに憧れて 卒業していった学生は
だいたい 勤めた楽器店を 早々に辞めてしまった
7割以上が そういう学生だったと思う
でも 調律をやっていきたいと 卒業していった学生は
だいたい 今でも 調律師をやっている
僅かでも そういった人達に出会えたことは 幸せな日々だった
何かの本に 書いてあったっけ
最近の子供は 野球がやりたいのでなく
野球選手になりたくて 野球をやっていると
ふうん
スタイルに憧れて 何かの道を歩こうとしても
それは 長く続かないものだと思う
歩きたい者だけが 歩き続けることが出来るような気がする
先日 ある音大のレッスンで 様々な学生の演奏を聞きながら感じていた
この人は 本当に音楽をやりたいんだな とか
この人は 音楽家というスタイルに憧れてるだけなのかな とか
今日 調律したてのピアノの前に座って
嬉々として ピアノを弾き始めた 小さなお嬢さん
たどたどしいのだけれど それは 音楽だった
その演奏を聴きながら
僕も もっともっと 上手くなってやると思った
僕には あの頃も そして今も 憧れなど存在しない
いろいろな学生がいた
2年生になって 進路の相談の頃になって
それらの学生は 大きく ふたつに分かれた
それでも調律師になりたい者 そして 調律をしたい者
調律師というスタイルに憧れて 卒業していった学生は
だいたい 勤めた楽器店を 早々に辞めてしまった
7割以上が そういう学生だったと思う
でも 調律をやっていきたいと 卒業していった学生は
だいたい 今でも 調律師をやっている
僅かでも そういった人達に出会えたことは 幸せな日々だった
何かの本に 書いてあったっけ
最近の子供は 野球がやりたいのでなく
野球選手になりたくて 野球をやっていると
ふうん
スタイルに憧れて 何かの道を歩こうとしても
それは 長く続かないものだと思う
歩きたい者だけが 歩き続けることが出来るような気がする
先日 ある音大のレッスンで 様々な学生の演奏を聞きながら感じていた
この人は 本当に音楽をやりたいんだな とか
この人は 音楽家というスタイルに憧れてるだけなのかな とか
今日 調律したてのピアノの前に座って
嬉々として ピアノを弾き始めた 小さなお嬢さん
たどたどしいのだけれど それは 音楽だった
その演奏を聴きながら
僕も もっともっと 上手くなってやると思った
僕には あの頃も そして今も 憧れなど存在しない