みどりの館 Blog-Edition

前向きな生き方を!熟年からの Hop,Step,Jump !!

ユリカモメ

2005-01-23 00:39:42 | 雑感
 昨夜のニュースによると、ドバトがやたら増え、糞の害に耐えられなくなって、カラスの二の舞いになってはと、ついに対策に乗り出したそうである。
 対策といっても、今すぐにできることは、せいぜいハトに餌をやり過ぎないようにしよう、と呼びかけを強めることしかないようである。
 お寺や公園で餌を売って生計の足しにしている人のことも念頭に置かなければならないし、これからが正念場というところか。
 さて、こちら芦屋・宮川にこれまで見られなかったユリカモメがかなりの数やってくるようになった。鴨などの水鳥に餌を与える人があって、鴨もだいぶ人馴れしてきたと思っていた矢先に、その餌に与ろうとして、ユリカモメが跋扈(ばっこ)するようになったと思われる。
 1㎞ほど東の西宮・夙川には、すでにユリカモメが多くやってきていたが、ここでも人間の餌播きの結果であろう。
 ユリカモメは「日本には冬鳥として多数渡来し、本州以南で越冬する。主に海岸、港、河口部で群で見られるが、他のカモメ類よりもよく内陸に入り、川の中流域や湖沼でも見られる。魚や水辺の小動物、屍肉などを食べる」と書物などに書かれている。また「1970年頃から河川への進出が見られるようになり、今では大変身近な鳥となった」「その食性はカラスと変わらず雑食で、残飯などもあさる」とも書かれている。
「野生の鳥たちに餌を与えないようにしましょう。警戒心が薄れてくると、厳しい自然界では生きていけなくなります。ユリカモメが渡りを止めてドバトやカラスのようになっても困ります」と識者は警告しています。
 写真を撮っている間にも、餌を強請(ねだ)るように、私の周りを至近距離で飛翔したり、川べりの手すりに止まって、じっくり私を観察?するほど人にすっかり馴れている。
 どうも、人は人の都合ばかりを考えて、自然界の秩序をやたら破壊しているのではないかと思う昨今である。

 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿