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大阪の劇団・新感線の舞台を映画化した。ハリウッドとは一味ちがうエンターテイメントを目指し、主役は舞台と同じ市川染五郎がいい男ぶりを存分に見せる。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_heart.gif)
監督 滝田洋二郎
原作 中島かずき
出演 市川染五郎、宮沢りえ、樋口可南子、小日向文世、渡部篤郎、内藤剛志
江戸の町には鬼が跋扈していため、鬼を切る「鬼御門」が活躍していた。
その副長だった病葉出門(市川)は、今では舞台役者になっていたが、ある日、「つばき」(宮沢)と出会って惹かれあう。
彼女は盗賊段の一味だが、恋をすると肩にあざやかなツバキの花の痣が浮き出るという不思議な女であった。謎の尼僧・美惨は、ツバキの痣を鬼の王である阿修羅の復活であると予見して、策を講じるが・・・![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ase.gif)
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宮沢りえとのラブシーン、ダイナミックでスピーディーな殺陣、歌舞伎役者の役でもあるので舞台で見栄を切ったりなど、市川染五郎の見せ場がタップリ。
染五郎のための映画と言っても良いと思った。見た目も演技も貫禄が付いて、ぐぐっと色気もアップ。
たいしたものだと感心した。
舞台的に演じている部分と、軽く現代風な部分が違和感を覚える。文化文政の江戸時代を舞台にしているが、実際は荒唐無稽なファンタジーである。逆にもっと時代性を無視して、さらに国籍不明な妖しさをかもし出すことも出来たのではないか?
阿修羅はもともとインドの土着神なのだし。
宮沢りえは妖しい美しさ。
肩にできるツバキの痣を見せると、細い肩が美しい。しかし、少し痩せすぎかな?熱演で動きがあると、首筋などがトリガラっぽいし。
舞台では初演が富田靖子、再演が天海有希とのこと。しかし、成熟した美しさはこの3人の中では一番かな?![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hearts_pink.gif)
美惨は、初演・江波杏子、再演・夏木マリ。う~ん、この役は樋口可南子では上品過ぎる気がする。もっと濃いキャラで、押し出しが強いほうが合っているのでは?![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_hekomu.gif)
衣装・美術・脚本なども相当に頑張っていたが、もうひと頑張りして欲しかった。
特に阿修羅像が安っぽくていただけない。そもそも阿修羅とは三面六臂と決まっている。
タイトルにもなっている阿修羅である。その辺を忠実に、しかも密教独特の魔術的な雰囲気を出して欲しかった。
大勢のお坊さんが出てきて延々と護摩をたいてお経を唱えるとか・・・・結構それだけで怖い感じがすると思うけど。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_shock2.gif)
また、赤い花びらが落ちてくる象徴的な場面が何回かあるが、監督は鬼からのラブレターと言っている。ツバキの花びらのつもりかもしれないが、ツバキは花びらが一枚、一枚になりにくい花である。散るときは花首ごとぽとりと落ちる。武士社会では首が落ちるので縁起の悪い花と言われていたはずである。そんなことも含めて、全体的にちょっと詰めが甘いな~。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_shock1.gif)
まあ、江戸の不夜城の場面は、鬼と人との野望が渦巻く危険で妖しい雰囲気がいっぱい。
部分的には大変成功していると思う。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hearts_pink.gif)
染五郎ファンと、耽美的なファンタジーを好む人にはお勧めできる日本製エンターテイメントである。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/fuki_osusume.gif)
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監督 滝田洋二郎
原作 中島かずき
出演 市川染五郎、宮沢りえ、樋口可南子、小日向文世、渡部篤郎、内藤剛志
江戸の町には鬼が跋扈していため、鬼を切る「鬼御門」が活躍していた。
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宮沢りえとのラブシーン、ダイナミックでスピーディーな殺陣、歌舞伎役者の役でもあるので舞台で見栄を切ったりなど、市川染五郎の見せ場がタップリ。
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宮沢りえは妖しい美しさ。
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美惨は、初演・江波杏子、再演・夏木マリ。う~ん、この役は樋口可南子では上品過ぎる気がする。もっと濃いキャラで、押し出しが強いほうが合っているのでは?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_hekomu.gif)
衣装・美術・脚本なども相当に頑張っていたが、もうひと頑張りして欲しかった。
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また、赤い花びらが落ちてくる象徴的な場面が何回かあるが、監督は鬼からのラブレターと言っている。ツバキの花びらのつもりかもしれないが、ツバキは花びらが一枚、一枚になりにくい花である。散るときは花首ごとぽとりと落ちる。武士社会では首が落ちるので縁起の悪い花と言われていたはずである。そんなことも含めて、全体的にちょっと詰めが甘いな~。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_shock1.gif)
まあ、江戸の不夜城の場面は、鬼と人との野望が渦巻く危険で妖しい雰囲気がいっぱい。
部分的には大変成功していると思う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hearts_pink.gif)
染五郎ファンと、耽美的なファンタジーを好む人にはお勧めできる日本製エンターテイメントである。
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2000年「阿修羅城の瞳」で
染五郎さんのFANになりました。(元ですが)
染五郎さんを見る分には良いかもしれませんが、
もう少しこだわりを持ってほしいと思いました。
染五郎さんは素敵でしたね! 宮沢りえちゃんはちょっと細すぎたような・・
ももママさんの感想を読ませていただいてはっとしました。そうですよ、阿修羅って元々密教のかな~り濃い存在ですよね。ろうそくの炎が揺れてるだけじゃぁ迫力不足。阿修羅像が出てくるたびに、阿修羅ってこんなにおとなしい雰囲気だったか?と違和感を感じていたのですが、理由がやっと分かりました(^^; 闘神なんだしもちょっと欲しかったです。
ツバキもそうですよね!はらはらと散るのではなく、ボトッと落ちるから縁起の悪い花。のはずが、あららららん?
な~んか、迫力不足と思った原因が分かってすっきりしました!ありがとうございます。
こちらからもTBさせて頂きましたm(__)m
TB&コメントありがとうございました。
こちらもTBさせていただきました!
舞台版は誰がやったのか知りたかったんですよね・・。
富田靖子に、夏木マリかぁ・・・。見てみたかったです。
映画の中では、染さんの歌舞伎シーンは面白かったですね。上演シーンでファンの女の子がハートマーク書いた
プラカード持っていたのには笑いましたが・・。
江戸だっちゅうの。
りえちゃんは若い娘という設定がちょっと辛いほうれい線あり。
考えれば考えるほど、染五郎のための映画。あんな色気のある俳優は他にいるでしょうか?
kanyukumariさん
歌舞伎シーン、ホントに良かったです。女の子たちがプラカードって言うか色紙に一文字ずつ書いたのを持って並んで座っていて、中にはハートマークもあるなど、お茶目な仕掛けがタップリ。ロケに中村座を使ったということで、出門の代役は「中村勘三郎」ってことになっていました。(看板あり)勘三郎の顔が出てきちゃいました。
染五郎は新感線の舞台「アテルイ」のDVDを観てから、とても好きで(でもどうしてもドラマとかテレビ出演とかでがときめきません)映画版阿修羅城はどんな感じかなと思い観ました。
全体的には日本的なエンターテイメントでよかったです。何より染五郎のための映画でしたよね。
テレビでは、単なる格好よい男性ですが、舞台ではカリスマがある!
あの花びらや痣、実は私、薔薇なんだと思ってました!だって椿ってあんな花弁じゃ無いし、ももママさんがおっしゃってるようにボトっと花全体が落ちますもんね。
でも子供の血で色が抜けたのは椿だったので、おや?って思ってたのでした。