ももママの心のblog

猫が大好き。有料老人ホームで生活相談員をしています。映画が好きだけど、なかなか見られません。

アリス・イン・ワンダーランド

2010-05-18 | 映画 あ行
ティム・ワールドが3Dに挑戦して更に進化するか?ヘレナとジョニーという彼の映画のレギュラー出演者が、どこまで不思議ワールドを楽しませてくれるのかしら?予告編でもしっかり楽しませてもらえましたが、本編はいかに?期待度満開で臨みました。

2009年(上映2010年) アメリカ 
2010年 月?日 ワーナーマイカル・シネマ・新百合ヶ丘
監督 ティム・バートン(スウィニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師、チャーリーとチョコレート工場他多数)
出演 ミア・ワシコウスカ、ジョニー・デップ(パイレーツ・オブ・カリビアン・サーガ、チャーリーとチョコレート工場、ネバーランド他多数)、ヘレナ・ボナム=カーター(スウィニートッド/フリート街の悪魔の理髪師、チャーリーとチョコレート工場他多数)、アン・ハサウェイ(ゲット・スマート、プラダを着た悪魔他多数)
(プレビューは覚え書きのため、出演作品などは私が観たものに限る)

アリスは19歳になっていた。ワンダーランドに行ったことをすっかり忘れ、好きでもない貴族からのプロポーズに悩む年頃になってたのだ。チョッキを着たうさぎを追いかけて穴に落ちてしまい、ワンダーランドにたどり着く。あの夢だと思っていたワンダーランドは本当だったのだ。そして、住民たちはアリスが戻ってくることを待っていた。赤の女王に支配されていて、アリスが救ってくれると信じていたのだった。

う~~ん。どうなのかしら?
面白いといえば確かに面白いのですが、ジョニーが出る必要はなかったのじゃ?帽子屋はちょっと芸のある俳優さんなら誰にだってできたような気がします。それより、見ものだったのはヘレナですね。CGで加工されていたとはいえ、他の誰にもあんなキャラは演じられません。対するアンも、今回は思いっきりおかしなしぐさをやってくれて、楽しんでいる感じでしたね。面白すぎて、まねしたくなりました。
だけど、全体的に言って、本来のルイス・キャロルの世界観がどこまで描けていたかと言うとちょっと疑問かな?所詮ディズニーなんだ・・・と、自明の事実に愕然としちゃいました。
原作が大好きな私には、アリスの世界はとっておきの大切なモノって感覚があります。背徳的な匂いさえさせる耽美的な世界観が広がっていると思っているのです。視覚的に表現不可能なはずのチェシャ猫が消える場面だって、なんとか面白く味付けしてましたが、単なる面白映画に出来上がっちゃったのじゃ、物足りません。
それに何より、アリスは19歳に育ったからと言って戦ったりなんかしませんよ。あんなアクションをしちゃうアリスなんて、似て非なるものです。正直、ショック!ルイス・キャロルのアリスじゃないと考えればかなり面白い映画でした。
ティムごめんなさい、期待しすぎました・・・という感想です。


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