Masayukiの独り言・・・

老いの手習い日記です。

高野槇

2012-06-20 22:43:28 | Weblog

 台風一過、良く晴れた日となった。この時期にはの木は葉を茂らせ互いの絡み合っている。その上樹木の中まで日が差し込まないので、その部分は枯れたり、また花が付きにくくなる。庭に出て植木の手入れをすることにした。まずその前に昨日の台風で枝が折れたり、茎が細い花は全て折れてしまっていた。再度添木をしてと思ったが、修正のしようがない状態であったので、根だけは残し集積場に捨てた。

 松の手入れは既に4本は済んでいるので、残りの3本の手入れをした。これらの松は樹高が2.0~3.0m程あり、手間の掛かるものばかりである。手入れと言っても古い松葉を取り、新しい葉の内何本かを残すようにするだけで、樹形を考えての剪定は出来ない。この作業は全て手作業で、軍手を2枚重ねて行った。しかし植木職人は素手でやるようだが、私どもにはとても出来ない。よく言われるが松の剪定が出来れば、植木屋になれると言われるくらい難しい作業である。私の手入れは、松が大きくならないようにすることと、風通しの良いようにすることだけを考えて行っている。これは専門家が見たら、松の剪定とは言えないかと思うが、終わるとホッとする。それが終わった後、山茶花や椿の剪定を行い樹木の中まで日が差し込むようにした。

 話題は変わるが、我家には鉢植えの中に高野槇があり、既に1.5m程の高さになっている。この高野槇を地植えにしなければならないと思いながらも今までそのままにして、日当たり等考え鉢を移動していた。この高野槇は、6年ほど前に妻と「熊野古道と高野山」を旅行したとき、高野山の宿坊に泊った。そこで50cmほどの高野槇を買ったものである。高野山ではこれを供花として使い、花持ちが良いと言われた。その時この苗を庭に植え、その枝を使って仏壇の供花として使おうと思った。それを持ち帰り鉢植えにした。最初は小さな鉢であったが、今は直径50cm、高さ50cmほどの鉢に植え替えた。

 高野槇は樹高30m、直径1m程の大木になると言われている。日本では関東から九州に野生しているが、少なくなり一部県では準絶滅危惧種になっている。かって地質学的見地から北半球全体に広く文保していたが、現在は日本と韓国済州島以外では分布していないと聞いた。私も買うまで見たことがなかった。そこで見た高野槇は円錐形の樹形をしていて、庭木として良いと思った。それを購入したものの、樹高が大きくなることから、鉢植えのままにしてあった。しかしこの鉢では窮屈となった。地植えにしようと思うが、先端を摘めていくなら大きさを抑えられそうである。6月中には植え替えようと思っている。


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