Masayukiの独り言・・・

老いの手習い日記です。

台風4号の接近

2012-06-19 23:40:20 | Weblog

 6月というのに台風4号が日本列島に接近し、日本列島を縦断するコースを進んできている。8年前にも6月に日本列島を縦断した例はあったが、私が知っていることは「梅雨の時期は大陸の高気圧が日本側に張りだし、南シナ海や太平洋赤道近くで発生した温帯低気圧が台風になっても、その高気圧に抑えられ日本には接近しない。しかし9月から11月上旬は大陸の高気圧の勢いが弱まることから、台風が日本列島に接近する」このように覚えていた。それ故6月の台風が日本に上陸することは異例なことと思っていた。しかし何が原因なのかは知らないが、大陸側の高気圧が弱まり台風の進路が日本に向かうようになった。これも異常気象と言うしかない。

 この時期は梅雨期であり、梅雨前線上に湿った空気が流れ込み、それを刺激して大雨を降らせる雨台風になると言われている。しかし、この4号台風の進路を妨げる高気圧が張りだしていないことから、速度は60kmから70kmと早い。それは進路の東側では強風も吹く状態になった。午前中は風もなく、小雨が降る程度であったが、テレビの進路予報図では、四国の海上を北東に進んでいて、紀伊半島先端から日本列島を縦断する予報になっていた。そこで庭にある鉢植えのものや、茎の弱い花に添木をしたり、植木用の梯子、脚立を地面に寝かせたり、固定する作業をした。

 午後6時頃には、台風は名古屋付近にあって、雨と風による被害が大きく報じられていた。この様子では静岡にまともに向かっている。そこで犬小屋に繋いだ犬を玄関のたたきに移し、いつもは開けている雨戸を閉めた。一番ひどくなったのは午後8時から10時ごろであった。台所のテーブルに腰掛けていると、強い風で家がかすかに動いた。テレビでは「レーダーによると御殿場、富士宮、島田地区では時雨量110mm程度」と言うニュースを流していた。この状態が続くなら、河川の氾濫、土砂崩壊が発生するし、低地の家屋への浸水も広がりそうである。そんな心配が脳裏をよぎった。

 時間は午後11時を回った。外はまだ風が吹いたり、雨も降っているが、弱くなった。速度が速いので長い時間荒れることはなかった。外に出て様子を見たが鉢植えのものが倒れているものがあったが、立木が倒れたり折れたものはなさそうである。しかし綺麗に咲いていた茎の細いものは倒れていた。玄関のたたきにいた犬のモモも犬小屋に戻りたいのか、そのまま外に出て、犬小屋に入ってしまった。テレビでは関東地方の台風情報を伝えていた。


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